魅惑の邦楽ジャケ展覧会
ゆる~く更新。先日、ずっと欲しかったiPodtouchを購入し、改めて好きな歌手の様々なジャケットをまじまじと眺める機会が増えたので、これ特に好きだな~~とか感じたものをまとめていこうと思います。
▪TUBE『LANI KAI』(2000)
これめちゃくちゃ綺麗じゃないですか。どんなジャケ写よりも目を引く圧倒的絶景。他作品と比べても、良い意味でTUBEらしからぬ特別な感じがとても素晴らしい。あと個人的に、 ジャケにタイトルが入ってないデザインの方が好みにぶっ刺さるので💯。
▪松任谷由実『DAWN PURPLE』(1991)
ジャケ写撮影に全力を尽くすユーミンの作品群は、ハイレベルデザインの宝庫。ユーミン自身が水の中に潜り、「シンクロエナジャイザー」という"点滅するライトの付いたゴーグルと、その点滅にシンクロして電子音の出るゴーグルを装着し、人間の意識状態のコントロールを目指した装置"を付けて撮影した…らしいんですけど何それカッコイイ。ちょっとスピリチュアルな感じが"らしさ"全開。
▪松任谷由実『LOVE WARS』(1989)
バブル期のクールで厳つい世界観を見事に切り取った、もはや"文化遺産"と言えるショット。
▪松任谷由実『宇宙図書館』(2016)
CG抜きで、グニャリと空間が歪んだ本棚と 床に"墨汁のプール"(!?)を用意して構築された「宇宙図書館」ワールド…、これぞユーミン!!という雰囲気。ほんと撮影全力すぎますって…。
▪松任谷由実『KATHMANDU』(1995)
白黒に赤字の筆記体ってカッコイイわぁ。ハードボイルドな世界観漂うジャケ写ながらも、表題曲は意外と明るくてキラキラしてるのが印象的。ちなみに、本作や「DAWN PURPLE」「LOVE WARS」含め ユーミンの多くのジャケットは、映像ディレクターの信藤三雄さんが手がけているそうです。巨匠…。
▪松任谷由実『昨晩お会いしましょう』(1981)
「過去、現在、未来、時の流れは 今 ユーミンに止められた。あなたの青春の一場面が息づく。」がキャッチコピーの国民的名盤。時空を操っているかのような情景が印象的なこのジャケ写…絶妙に良いレイアウトですよね。
▪スピッツ『とげまる』(2010)
アートブックも発売されるほど人気の高いスピッツ×名デザイナー・木村豊さんのジャケ写は、どれも目を引く魅力的な作品ばかり。中でもこの「とげまる」のジャケは本当に美しいな~と思う。心がスーッと落ち着くような優しい光。
▪スピッツ『小さな生き物』(2013)
力強く進んでいくような応援歌が目白押しの1枚に、広い空へ羽ばたこうとする青年の姿…。アルバムの世界観に本当にピッタリとハマってて素敵。
▪クレイジーケンバンド『香港的士』(2016)
深い理屈とか抜きでシンプルに本当にカッコイイ1枚。このデザイン性といいタイトルの配置といい横山さんのポーズといい、まるで映画の1シーンみたいだ。ちょっと「ドクターストレンジ」を連想した。
▪DAOKO『私的旅行』(2018)
宇宙飛行士を連想させるSFチックな風貌のDAOKOだけど、どこか素朴で純潔な都会的オーラも感じられるという…DAOKOというアーティスト全体の世界観を表現したような最高の1枚だと思う。
建設中の建物と立ち並ぶクレーンの姿が印象的であった"2018年の東京"が表現された本作において、収録曲「Cry For The Moon」や「Black Savanna」の歌詞ともリンクしたジャケ写が本当にオシャレ。曲を聴きながら、一致ポイントに気づいてニヤッとする。
このジャケ写、The・aikoって感じがして好きだな~~。「時のシルエット」というタイトルでこの1枚、雰囲気が似合いすぎててめちゃくちゃエモい。切り取られた奇跡の瞬間。
▪クリープハイプ『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(2018)
意味ありげな不思議な模様。何かの文字になってるのか形を表現しているのか、調べてもよく分からなかったんだけど、何となく直感で好きと思うデザインだ。これぞ美しき現代アート。
▪フジファブリック『F』(2019)
「狂気」と「滑稽」を表現するイラストレーター・我喜屋 位瑳務さんによるコラージュ作品。フジファブリックのデビュー15周年記念作だったということで、熱い"衝動"が詰まった本アルバムと ジャケの色彩豊かで現代的なデザインが上手く調和してる。
▪くるり『ソングライン』(2018)
オーガニックでナチュラルなサウンドが輝く本作にこの上なく似合ってるジャケ写。くるりの公式HPもこのデザインになってて👍。
▪ケツメイシ『カルフォル二ー』(2014)
ケツメファンになった当初から大好きで、多分 人生でトップレベルに目にしてるジャケ写①。
タイ出身のイラストレーター・Yuneさんによる書き下ろしだそうで、温かく心地いいこのくらいの季節の陽気にピッタリな色。
ケツメファンになった当初から大好きで、多分 人生でトップレベルに目にしてるジャケ写②。
楽曲のテーマである陰と陽を表すため、左右の目の色が違う希少な"オッドアイ"を持つ猫を起用したのだそう。カッコイイ。
▪ポルノグラフィティ『RHINOCEROS』(2015)
タイトルのデザインが好き!!シリーズ①。部屋に飾るととても映えるオシャレなジャケ。
▪Awesome City Club『Catch The One』(2018)
タイトルのデザインが好き!!シリーズ②。プレーヤーをスクロールしてて 目に入るたびに心ときめくオシャレなジャケ。カラフル。
▪NICO Touches the Walls『勇気も愛もないなんて』(2016)
収録曲「フィロローグ」の"楽しいから歌ってるのかな 歌ってるから楽しいのかな"という歌詞など、アルバム内に存在する"鶏が先か、卵が先か"という答えのないテーマを具現化させた1枚。先程の土岐さん同様、曲を知ってるとニヤッとできる系。
▪□□□『CD』(2011)
近未来的斬新サウンドとクールな言葉遊びが好奇心を刺激する本作の世界観を表すのに、この上なく適しているジャケ写。収録曲の「はじまり」は、Spotifyで歌詞付きで再生すると まるで音ゲーのように文字たちが奇妙な配列で流れ出し、ブックレット同様の表現が楽しめるという仕掛け付き。こんな複雑な歌詞を入力した人の労力……メチャ尊敬。
▪YUKI『FLY』(2014)
アーティストがキュートなスタイリッシュジャケ①。「誰でもロンリー」のMVに登場するような背景に、ディスコサウンドの音圧に舞う?YUKIサマ。このアルバムほんと好き。
▪宇多田ヒカル『HEART STATION』(2008)
アーティストがキュートなスタイリッシュジャケ②。個人的に、この宇多田さんが1番カワイイと思っている。2000年代の名ジャケ。
ミュージック・ジャケット大賞で何度も入賞している現代デザインの殿堂・吉田ユニさんによる作品。一目見ただけで惹かれる独特の魅力はもちろんのこと、この方の作品には"時代を象徴する輝き"という要素が備わっている。
▪Perfume『COSMIC EXPLORER』(2016)
こちらも吉田ユニさん作。さぁ再生しろ!!と言わんばかりの再生マークにキュートな御三方。このデザイン良いよなぁ。
▪平井堅『FAKIN' POP』(2008)
これも好き。この表情というかポーズがスタイリッシュ。セルフサングラス的な。
ピアノを弾く坂本龍一さんの影が蟻になっていて、まるで絵本みたいな雰囲気を醸し出してる1枚。これは本当に名盤ですな…。
▪東京事変『スポーツ』(2010)
前述の木村豊さん作。惚れ惚れする。
▪東京事変『深夜枠』(2012)
イラストレーターのあきさんという方が描いたという1枚。何故こういうジャケになったのか、経緯がよく分からないんだけどとても好き。このジャケに描かれたキャラクターは、林檎さんによって「むてきちゃん」と命名された、らしい。
▪槇原敬之『Design & Reason』(2019)
マッキーの作品もかなり名ジャケの宝庫。現時点での最新アルバムである本作のイラストを担当したのは、「ずかん・じどうしゃ」の絵本で知られる山本忠敬さん。大人も子供もワクワクできる1枚です。
▪槇原敬之『超えろ。』(2015)
これカワイイ。タイトルの字体も良き。
▪槇原敬之『Fall』(2014)
これも良いな~。デジタルサウンドがカッコいいラブソングに、趣深いジャケ写というギャップ。
▪矢野顕子『ごはんができたよ』(1980)
日本の顔ジャケの元祖という感じだ。この爽やかなスマイルといいタイトルの入り方といい、全てがオシャレで素敵。思わず手に取りたくなる1枚。
▪RIP SLYME『GOOD TIMES』(2010)
赤塚不二夫のスタジオであるフジオプロダクションがデザインし、RIP SLYME 各メンバーの顔がキュートに彩られた楽しい1枚。これは個人的にジャケ買いしたことあるやつで…。とても良いベストです。
▪サザンオールスターズ『Young Love』(1996)
久しぶりにじっとこのジャケ見てたら、思わず「最高かよ」って声に出てた。桑田さんがボブ・ディラン、関口さんがビートルズなど、各メンバーがロックの殿堂に成りきってるリスペクト感、愛嬌、スタイリッシュさ…サザンの魅力の全てが詰まってる。
▪吉田拓郎『今日までそして明日からも、吉田拓郎』(2017)
水色のタイトルと温かなタッチで描かれた拓郎さんが印象的。ポルノグラフィティ、Mrs. GREEN APPLE、竹原ピストルさんなど個人的に大好きな歌手の名演が集結した楽しいトリビュート・アルバムで、このジャケを見る度に、 初めてレンタルCD屋で本作を手に取った時の高揚感が蘇る。