静穏の日々

好きな音楽、テレビなどの趣味を気ままに。

#ベストソング2020 〜 元気を貰える音楽に乗せて夏が始まる 編

過ぎる6月、夏の気配。約8ヶ月ぶりのベストソング記事。現代社会的にも自分の人生的にも、たぶん一生 忘れないであろう、色んな意味で濃かった今年の半年間のうちに聴いていた好きな音楽を、ここらでまとめてみようと思います。前回のベストソング記事に同じく、上位4曲ほど以外はランキング関係なく、起承転結のついたプレイリスト方式の曲順で。因みに、例年通りいわゆる"前期までの暫定まとめ"ではあるのだけど、"年末まとめ"と同じくらい気持ちの入った記事にしたいということで、今年はタイトルの"上半期編"を消してみました。

そして今回のおまけレビューは、個人的に最近 聴き始めた、フワッと夏の匂いが香る 懐かしの2000年代ポップス数曲をピックアップ。2020年はまだまだこれから。楽しい1年にしましょう!!


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«opening»

東京事変「選ばれざる国民」

release : 1月 1日

彼等の復活作となった最新EP「ニュース」収録の1曲。元旦、この曲のローンチから事変の再出発が始まったものの、あまりに複雑な構造の雰囲気の曲に、嬉しさよりも「なんだこの曲…?」という戸惑いの方が勝った。この想いが「やっぱり好き!」の方面へ変わったのが、バイト中、有線からこの曲が流れた時の衝撃と異質なムード、そして実際に自分で歌ってみようと 歌詞を見ながら1つ1つのフレーズに着目していった時のことで。もう何と言うか、本当よく分からない(笑)。何度聴いても、この曲の全てを咀嚼し切れない。これは完全なる"人類の音楽の新たな1歩"であり、"教科書"だ。混ざり合う現代風刺の数々と、女声と男声のパートが複雑すぎるのと、フュージョン風に展開される演奏の疾走感と。たった数分の中で魅せてくれる"よく分からない感"の全てが、心を未来世界へと誘う。事変はまだまだ進化する。

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元は無関係 人混み篩い分け
共犯関係 突止めるシナジー
羞らいの距離 目線で招いて
新触感の スイートスポット


Official髭男dism「I LOVE…」

release : 2月 12日

ドラマ主題歌として大ヒット、2020年を象徴する1曲である「I LOVE…」。もはやここ数年でヒゲダンの音楽に感動する人生が常となってきている中で、まだこんな振り幅が!?と更に驚かざるを得ない 彼等の集大成的な楽曲である。水色の背景にピンクのインクが印象的なジャケ写は、歌詞の通り"まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいな イレギュラー"な恋心が表現されており、視覚的にも確認できる魅惑の藤原イズムにワクワク。忘れかけていた人との繋がりだとか、温かい感覚を取り戻させてくれるメッセージ性がとても素敵だし、2番Bメロで演奏がアカペラっぽくなって、アンセム的一体感を醸す演出もとっても良い。この曲も、先ほど挙げた「選ばれざる国民」同様、1曲の中で咀嚼し切れないほどの複雑な曲展開が効いてて、何度も聴きたくなる系の名曲の1つ。こういう曲、増えてほしいなぁ。

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喜びも悲しみも 句読点のない想いも
完全に分かち合うより
曖昧に 悩みながらも認め合えたなら

 

Mrs. GREEN APPLE「アボイドノート」

release : 5月 27日

まだ初聴きしてから数日なんだけど、見事にハマってしまった…。去年から自分の中で本当キテるミセス。「アボイド・ノート(回避音)」とは、"コード内の他の構成音とうまく融合しない、避けた方がいい音"という意味の音楽用語らしい。この曲を最初に聴いた時、何だか音がゴチャゴチャしていてぶつかり合うような印象を抱いてしまったのはその所為だろうか。タイトル、サウンド、様々な角度から緻密に曲像を描き出す大森元貴イズム。歌詞は、幾ら考えても理解出来なかった人々への問い掛けや、窮屈だった日々を回想しているような姿が思い浮かぶ。暗さを内包しつつも爽やかさに満たされた青春ソングという意味で、2020年版「GREEN DAYS」と呼びたい。更に、このような複雑なメッセージ性を発信しつつも 底抜けに明るいメモリアル感を醸すMVがエモすぎる。嵐の「Happiness」を思い出すようなキュートな演出…。結果:運命の1曲かもしれない。

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果てない道が続く旅路の様に
僕らは生きてる

張り詰めた呼吸を経て万歳
1、2の3でまたバイバイ
ところでさ 君という存在
誰も敵いはしない美の潜在

 

«pump up»

tofubeats陰謀論

release : 3月 27日

僕がトーフさんの音楽にハマったのはちょうど3年前の春。個人的に様々な環境の変化があって、頑張らなきゃいけない事が色々ある中で背中を押してくれたのがトーフさんのカッコいいサウンドであり、「POSITIVE」というアルバムだった。今年3月にリリースされた最新EP「TBEP」は、そんな愛おしき音楽との思い出を鮮明に蘇らせてくれる、とてもグッとくる1枚である。最初にイイなと思った曲は、およそ7分にも及ぶエモーショナルなサウンドが特徴的な デュエットの歌モノ曲「クラブ」でこちらも凄くハマったのだけど、さらにEPが出てアッパーな曲が公開されていく中で、MVのシュールさとサウンド 共にドハマり出来た1曲が「陰謀論」だ。トーフさん自身が挑んだダンスをCGのキャラクターに当てはめた映像に、過去のMVにも登場した有料フリー素材たちがカオスに動く…。これはインパクトが強すぎる。いつも以上に好みに刺さる1曲だったので、外に用事がある時は再生することが多かったです。(追記: 結婚おめでとうございます。どうかお幸せに!!)

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今夜は仕組まれていた!誰かに!
さまよう人々を怪しい電波で集めた
全く気がつかないような手口で
永遠に踊らされていた!  踊らされていた!


⑤DAOKO「御伽の街」

release : 1月 15日

今年に入ってから最初に衝撃を受けた曲だったかな。(1月時点での話だけど) 東京オリンピックが間近に迫る中で、'20年のDAOKOさんは必ず「TOKYO」と「ポップカルチャー」をまとめ上げた集大成のような新曲をリリースするに違いない、という個人的な期待を、この「御伽の街」で見事に超えてきましたね。小袋成彬さんが音のプロデュースを担当し制作された本楽曲は、歌とラップをこれまで以上に絶妙に融合させた 最高にクールなポップチューン。MVは"都内某所で働くOLに扮したDAOKOが、疲れた身体を引きずって足を向けたクラブで、音楽によって非日常的な世界に魅了される姿を描いた"らしいのだけど、これがまた映像美が凄くて。弾ける雰囲気とアンダーグラウンドな雰囲気が掛け合わさったような、これぞ東京!!という感じがする素敵な映像になっていて。ヘビロテ必至の1曲です!!

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星見えないトキオじゃ飛べない
どうしよう? じゃあこうしよう
祈祷しようよ  本能のままに踊りましょう

stepping back    to step it up
close your eyes     raise your cup


⑥ニガミ17才「幽霊であるし」

release : 2月 7日

2020年、恐らく現在の邦楽シーンは、"音楽バブル"に遭遇している。YOASOBIとか、須田景凪とか、瑛人とか…このご時世、やはりYouTubeSNSでの話題性からアーティストが飛躍するというのはとても重要な手段らしく、ニガミ17才もこれらの気鋭アーティスト群の一例なのではないかと思う。何これ!?と思うような面白い音楽を奏でていたり、MVでの独自のビジュアルからもスター性を感じたりだとか、大衆の心に刺さった音楽がすぐに数字や話題性に表れてくる今日、これはもはや90年代の"CDバブル"に類似した"音楽バブル"なんじゃないかと。そんな事をしみじみと感じさせてくれる2020年屈指の刺激的名曲「幽霊であるし」は、歌声も奇抜、メロディーも奇抜、全く予想の付かない言葉選びで好奇心を掻き立ててくれる最高の1曲だ。因みに、この"音楽バブル"の中で さらに最近 興味を惹かれているのが、次の項⑦で挙げるこの方でして。

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鼻先に迫ってくる夜を もがいて
もがいて もがいて 絡みついてく
もう有明産海苔みたいに 深く貼り付いて


⑦藤井風「キリがないから」

release : 5月 15日

今ヒットチャートを席巻している気鋭アーティストの1人・藤井風(ふじいかぜ)さん。YouTubeで関連動画に出ることが多かったり、Spotifyでプッシュされてたりして その存在は知ってたのだけど、なかなか聴く機会もなく。で、先日なんとなくこの曲「キリがないから」を再生してみて、驚いた。超カッコイイじゃないですか。たぶんこの曲を再生してなかったら、「HELP EVER HURT NEVER」というアルバムを聴くこともなかったんじゃないか。新しく興味を持てる音楽にグッと背中を押されたような瞬間だった。いやはやこの人は、正真正銘 天才でしょうな~~。独特の言葉選び、予測の出来ない不思議なメロディー、真夜中に溶けていくような優しく深いオーラ……過去との対峙。これは刺さるわ~ってリスナーも多いでしょう。この曲、MVもめちゃくちゃカッコイイので 総合的にポイントが高すぎる。

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何も知らない十四の秋
いつまで引きずる中二の時
ここらでそろぼち舵を切れ
いま行け、未開の地

 

«relax»

⑧HOWES3「Too Many Kicks」

Too Many Kicks

Too Many Kicks

release : 2月 13日

Spotifyのプレイリストを色々と弄ってく中で「X-Over ジャズ!」というのを見つけて。このプレイリストは日本だけでなく、世界各国の最新のジャズ事情を様々な角度から追うことが出来る優れモノで、そこで見つけたブライトン(※イングランド南東部の都市)出身のジャズフュージョントリオ・HOWES3の音楽にとてもハマったので、絶対ベストソングに入れようと決めてた。とにかく"あぁ, 好きだな"とホッとするようなサウンドで、そこにあっと驚かされるような魅惑的・曲展開が混ざり合って、絶妙な調和を織り成す感じ。素敵。部屋で流してるとお洒落だし、ニュースのテーマソングとかになってほしい。彼等の情報は 検索してもなかなか日本語のページが出てこないのだけど、紹介されてる文を翻訳かけたりして読んでると何かと勉強にもなるし、楽しい。

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⑨Kitri「Akari」

release : 1月 15日

今年1月にメジャーデビューを果たした、注目の姉妹ピアノ連弾ボーカル・ユニット・Kitri (キトリ)。両親の影響もあって、子供の頃から大橋トリオのファンであったという彼女達は、CDデビュー以降 様々な場面で大橋さんと仕事を共にするなどして活躍。高く透き通るような歌声に、絵本の中のような独特の世界観を醸す音楽性が特徴で、Spotifyでなんとなく再生して以降は妙にハマってしまい、特に「Akari」という曲は今年 何度もリピートしていた。イメージは、日本っぽい趣ある燻し銀な貫禄と クラシック音楽のような異国情緒な感じを織り交ぜた、和洋折衷なオーラを放つ曲調という感じだ。このお2人が今後 更にどう活躍していくのか、気になる。

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枝のように伸びている  遠い先で待つ未来
君はここにまだいてくれるのでしょうか
巡り会う悲しみは  止めどなく流れゆく
無常な街でふと想うの


大橋トリオ「夕暮のセレナーデ」

夕暮のセレナーデ

夕暮のセレナーデ

release : 2月 19日

僕のベストソング記事の中ではだんだん定番となってきた大橋トリオさん。大橋さんの歌声は本当に、様々な曲を聴いていった後に辿り着きたいような 心求める優しさがあって、リアルタイムでの好きな曲をリストアップする時は必ず挙げたくなる。とはいえ、今年のアルバム「This is music too」に関してはしっかり聴き込めている訳ではないのだけど(汗)、この曲「夕暮のセレナーデ」はパッと再生した時の惹き付けられ度が凄くて印象に残って。ある夕方の帰り道に聴いていた 原由子さん×風味堂の「夢を誓った木の下で」とか、平井堅さんの「桔梗が丘」とか 夕方と共にある音楽の思い出が蘇ってきて、"あ~~外で音楽 聴きたいな~~"と思ったりして。この懐かしいような切ないような感覚こそ、新たな音楽を追い求める中で最大の宝だと思っている。

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今日の君と僕とさ
それだけで良いんだ
結末なんていらないラブストーリー

 

«finale»

緑黄色社会「Mela!」

release : 4月 13日

タイアップが続々と増え、音楽シーンを席巻しつつある緑黄色社会。アーティスト名は以前から聞いてたのだけど ちゃんと再生するのは今回が初めてで、きっかけはYouTubeの動画広告からだった。いきなり「Mela!」のMVが流れ始めて、曲の疾走感、映像の美彩感、共に"何だこれ!?"と衝撃を受けて、それからリピート三昧。曲最高なんだけど、やっぱりMVの破壊力が凄すぎですよ。個人的"VIDEO OF THE YEAR 2020"を断言させて頂きたい。9人のアニメーターが集い、それぞれ全く異なる個性を放った絵柄がバチバチに化学反応を起こし、曲の追い風を受けてメチャクチャになっていくロック映像。この映像と共に"リョクシャカ"ワールド驀(マッシグラ)。

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今なんじゃない?
メラメラとたぎれ
眠っているだけの正義
こんな僕も君のヒーローになりたいのさ


あいみょん「さよならの今日に」

release : 2月 14日

NEWS ZERO」のエンディング曲として今年の1月からオンエアされている1曲。向かい風の中を歩いているように重たく"試練めいた空気"が伝わってくるこの曲、「ZERO」は今のところリアルタイムで付けてはいないのだけど、今年の決して明るくない社会の情勢を伝えた後に〆で流れる音楽としてピッタリすぎて、奇跡のタイアップと呼びたい気分。個人的なあいみょん年表としては「今夜このまま」以来のヒットだ。刺さる。人生、本当にきついことに遭遇しても、過去の体験に決意を阻まれても、立ち上がって前に進まねばならない。ひたすら胸に迫るメッセージ性の中で、終盤に出てくる"甘いカクテル色の空を仰げ "のフレーズが美しすぎて辛い。MVで風に吹かれ 力強く歌唱するあいみょんの姿は、"時代を象徴する輝き"であると言い表したい。

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伝説のプロボクサー
謎に満ちたあいつは
明日をどう乗り越えたかな


Mr.Children「Birthday」

Birthday

Birthday

release : 3月 4日

公開が延期され、8月7日に公開予定となった映画「ドラえもん のび太の新恐竜」の主題歌。"ドラえもん連載50周年・映画化40周年・第2作2期15周年記念作品"という超・メモリアルタイアップをミスチルで祭るというワクワク感、結果的に夏の曲になりそうだということも相まって気分が上がりますね。そんな本楽曲「Birthday」は、個人的には 本腰入れてミスチルを聴くようになった'17年以降では、初めてここまで好きになれる曲キタかも!と思えているお気に入りの1曲だ。これでもかと盛り上がる曲展開の高揚感は勿論のこと、今回の桜井さんの詩には特にグッときてしまう。ネガティブな部分を内包しつつも、"心の火をそっと震わせて "とか、"やがて素敵な思い出に変わるよ "とか、枯渇してる日々を再生させるような桜井節、この感じをリアルタイムで味わえるの最高。あと、両A面・2曲目に入ってる「君と重ねたモノローグ」も聴き応えがあって好き。

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It’s my birthday
消えない小さな炎を
ひとつひとつ増やしながら
心の火をそっと震わせて
何度だって  僕を繰り返すよ


⑭Lucky Kilimanjaro「光はわたしのなか」

release : 5月 6日

前の記事でも選曲した Lucky Kilimanjaro。キュートでクールな楽曲が特徴である彼等が5月にリリースしたこの曲は、個人的にこの自粛生活の期間中で 最も元気を貰えた1曲となった。世界中が未曾有の事態となり、明日どうなるかも分からない中で楽しいことは後回し、ただ家で不安を感じて じっとしている日々が続いた上半期だったけど、きっと皆 思いは同じであろう。コロナは終息する。そして、素敵な夏はやって来る。7月,8月,と まだ良くない状況が続いていたとしても、その時なりに、気分を上げられる方法がきっとあるはず。こうした思いを代弁してくれているような、この時期だからこそ沁みるメッセージが、「光はわたしのなか」には詰まっている。

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変わる日々に目隠しされても
このダンスは止めないわ
ここでできることをやるよ
来たる夏を想うよ


サニーデイ・サービス「春の風」

release : 3月 19日

プレイリスト〆。最高。今回の記事は この曲を〆に持っていきたくて書いてるようなもので。急遽リリースされた最新アルバム「いいね!」に収録されている本楽曲は、まさかリアルタイムでこんな曲に出逢えるとは思ってなかった!と驚愕するほど甘酸っぱくて疾走感に溢れたロックソング。ラブソングっぽいのに、出だしの歌詞が "今夜でっかい車にぶつかって死んじゃおうかな" とか言うパンクな時点で凄まじい名曲感を察した。ひたすら惹き込まれるサウンドが続き、最後の最後に ォォォォォォ~~~ン……キュウウウン………ってギターの音で終わるラストにカタルシス感じすぎてニヤニヤしちゃってなんか恥ずかしくなってくるレベル。カッコイイ。日本のロック史に残るとんでもない名曲です。聴くべし。

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行きずりのだらしないkissで
ぼくを目覚めさせて
きみの匂いをかがせて
春の風が吹いている

 

«reboot / 00's pops»

YouTubeで見つけた 年代別のヒット曲のまとめ動画から、個人的に好きだったものを幾つかチョイス。いずれも爽やかな夏の空気にピッタリの名曲です。

 

槇原敬之「GREEN DAYS」 (2007)

GREEN DAYS

GREEN DAYS

これは元々大好きな曲で 感想を投稿したりしたこともあるんだけど、ここ最近 観始めてハマってる、この曲が主題歌だったドラマ「牛に願いを」が本当に良くてグッときてるので、その小報告を兼ねての再ピックアップ。牧場を舞台に繰り広げられる8人の男女の深い人間ドラマどっぷりの45分のラストに流れる「GREEN DAYS」……めちゃくちゃ泣けます。これまで以上の感情移入度。Amazonプライムにあるので、是非とも より多くの人に観て欲しい。


NONA REEVES「Festival」 (2007)

Festival

Festival

この曲はヒット曲動画とか関係なく、Spotifyでたまたま再生してみたらとても好きだった曲。かなり久しぶりに、こんなに瑞々しく爽やかな夏うたを聴いてしまった…。何か最早マイナスイオンを感じる。いやはや、西寺郷太さんの無限・神メロメーカー感、改めて天才すぎ。因みに2007年当時、この曲を嵐に楽曲提供しようとして却下になったという情報をネットで見かけたのですけどマジですか…!?


CHEMISTRY「キミがいる」 (2005)

キミがいる

キミがいる

ここからが、ヒット曲動画きっかけで初めてちゃんと聴いた曲群。この曲 好きだなぁ…。清々しいような神々しいような、詳しく言い表すことは出来ないのだけど、これぞまさに2000年代中期!!という雰囲気の素晴らしいサウンド。日差しを浴びながら"昨日までの憂鬱は捨てて 変わらない明日を祈ろう"と聴いた瞬間、今日が一気に最高の1日になります。


BENNIE K「Dreamland」 (2005)

Dreamland

Dreamland

数々の名曲が世に広まるきっかけとなった黄金タイアップ・コカ・コーラのキャンペーンソングで、"当初はコカ・コーラの公式サイトで着メロが配信されていたが、問い合わせが殺到したためCD化が決定した"ほどの人気ぶりだったらしい。2005年というと自分は世代じゃないけど、この頃に青春を過ごした方々には本当に思い出の1曲なんだろうな~とか想像しながら聴くと楽しい。ハスキーボイスで巻き舌加減なラップパートのカッコよさが異常。


柴咲コウ「invitation」 (2006)

Invitation

Invitation

夏の風の中で駆け抜けるように爽やかな1曲。このストリングスの感じ、雰囲気、アウトロの余韻…めっちゃ2006年感。=自分の最大の好みサウンド。てかあまり意識したことなかったけど、柴咲さん自ら歌詞を綴って歌手活動をしてるって凄いな~。

 

MINMIサマータイム!!」 (2005)

サマータイム!!

サマータイム!!

この曲も"2000年代"然とした曲調でいいですね~。サンバのリズムが特徴的であるこの曲は、正確には「ソカ」と呼ばれる、ヒップホップやR&Bダンスホール・レゲエ系の音楽をベースにしているらしい。「ソカ」発祥の地であるカリブ海に想いを馳せて。


HOME MADE 家族「少年ハート」 (2005)

少年ハート

少年ハート

この方々、アーティスト名は聞いたことあったけど実際に曲を聴くのは初めてだった。やはりこの当時、こういうヒップホップ調の楽曲はトレンドだったのだろうか。ケツメイシ好きの自分にはたまらないグルーヴ感。そして間奏のサックスのエモさ。


SEAMOルパン・ザ・ファイヤー」 (2006)

ルパン・ザ・ファイヤー

ルパン・ザ・ファイヤー

この曲、特に好きだなぁ。全力でルパンの全てをリスペクトし、楽曲全体に遊び心満載に要素を散りばめてる感じがとても素晴らしい。作詞は「ルパン三世のテーマ」を手がけた大野雄二さん。因みに2006年の紅白で歌唱された曲でもあるそうで、是非そのパフォーマンス動画を観てみたい。

 

«最後に»

まだまだ予断を許さない、大変な状況が続いてますよね。そんな中、何かと暗いこのご時世に、曲や映像を届けてくれるアーティスト、ミュージシャンの存在には本当に救われてます。改めて、本当に感謝。全てが完全に落ち着いたら、またいつか音楽を連れて、外での思い出をたくさん作ろう。