静穏の日々

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人生史に残る私の大好きな歌 ~思い出の場所と共に~【20曲レビュー】

記事更新。2,3年ほど前からTwitterで定期的に投稿していた「#自分史上ベストソング20曲」のブログ・レビュー版です。もう今年は本当に、音楽然り映像然り 自分の趣味の全てを曝け出す勢いでこういうテーマの記事を連発してしまっていて、来年以降ネタに困ったら一体 何を書くんだって感じですが。2020年はそういう年ってことで。やっていきましょう。

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※基本的に、本ブログ開設当初から語っているレビューのまとめになっています。その曲が最初にグッときた瞬間の時期と場所に触れつつ簡潔にレビューしていき、"音楽により熱くなった体験"を振り返って日々のモチベを上げるという趣旨の記事です。

 

ケツメイシ「トレイン」 (2007)

トレイン

トレイン

2014年・春、自宅にて初聴き。僕が音楽マニアになるきっかけとなった、本当に最初の第1歩!!と言える1曲だ。紛れもなく人生No.1。アガる曲 お洒落な曲 優しい曲…どんなジャンルにも該当する圧倒的な音楽性の広さがケツメイシにはあるけど、中でも「トレイン」はその全ての絶妙なラインを突いた最高の応援歌というか、歌われてるフレーズでも一生 気分上げられるし、どうしてここまで自分の心にフィットする曲が存在していたんだろう?ってレベル。電車好きとしては、タイアップが「JR東日本・民営化20周年記念ソング」であるのにも大満足。


竹原ピストル「RAIN」 (2014)

RAIN

RAIN

2017年・秋、主に通学の時間にてフルリピート。ライブでは拝見できない打ち込みデジロック全開のサウンドで、感じたことのないくらいの切なさと寂しさと悲しさと男前な感じ(?)を全身に浴びせてくれる、何とも言えない衝撃に包まれる名曲。ピストルさんの音楽を愛し続けたいと思った理由は、いつまでもこの曲の衝撃が消えないからかな。エコーのかかった最後の小さな音までじっくり体感。


YUKI「COSMIC BOX」 (2009)

COSMIC BOX

COSMIC BOX

2017年・夏の終わり、古いビルの踊り場で空を見上げながら。YUKIさんの曲は本当にどれも好みにドツボすぎて今までNo.1とか選べない感じだったけど、色々と聴き返すうちに深い愛に変わった1曲がこの「COSMIC BOX」。もうイントロからエモくて、曲始まった瞬間に、本当にどうでもいいと思っていた その曲を聴いていた当時の瞬間が思い出されて、懐かしくて泣きそうで、これこそ音楽の醍醐味だと思う。ごちゃごちゃにYUKI節全開のフレーズを奔放に詰め込んだ、玩具箱みたいな一石百鳥な名曲。


平井堅「Miss サマータイム」 (2011)

Miss サマータイム

Miss サマータイム

  • 平井 堅
  • J-Pop
  • ¥255

2016年・夏、塾との行き帰りのバスにて。その当時 受験生活をしており、楽しいお出かけも皆無な中、そこそこの時間を要する移動時間になるべく広いジャンルの音楽を聴くようにと毎日を送っていたあの時間は今思うと、とても有意義だったな~、なんて事を思い出しながらの1曲。この「Miss サマータイム」はこの曲 単体で好きというよりも正確には「JAPANESE SINGER」というアルバムの数々の名曲を超えた後の終盤に来るドラマチックさ!という背景があっての"好き"であり、アルバム単位でそのアーティストを深く知る体験の好例だと言える。


⑤TUBE「裸足のラッキーガール」 (2015)

裸足のラッキーガール

裸足のラッキーガール

  • TUBE
  • J-Pop
  • ¥255

2017年・夏、自宅にて。この年は本当に好きな歌手がどんどん増えてきてて、転機だったな。仲良くさせて頂いてるフォロワーさんとのレコード屋巡りの際に手に入れた「Your TUBE + My TUBE」のCDを帰宅後 嬉々とテレビのプレーヤーにセットし、ダイナミックで熱い「裸足のラッキーガール」のイントロがリビングに放たれたあの瞬間。(すぐ近くで聴いていた家族も思わず「何この良い曲?」と言っていた)。生活の中で、忘れられない大切な瞬間を作ってくれるアーティストは自分の中でだんだんTUBEになってきてるなぁ。今年のアルバム早く聴きたい。


椎名林檎「長く短い祭」 (2015)

長く短い祭

長く短い祭

2015年・夏、逗子の旅先にて。何かと鬱々とした日々を送っていたこの当時の気持ちからして、本楽曲が流れるコカ・コーラのCMを視聴してからの衝撃に始まり、ひと夏を過ごした人生史に残る夏うたとして、旅先でもバッチリ思い出を残して…とか、その全てがいずれもなかなかに刺激的な体験だったんじゃないかと。CMではあんなに爽やかな演出だったのに、音源として聴くとやはり夜の世界観で、ムーディーで、大人な感じ。甘酸っぱくて溶けていくような感覚。このギャップが奥が深くて、何度 聴いても良い意味で"消化しきれない"名曲だ。


ポルノグラフィティワンモアタイム」 (2011)

2018年・梅雨、雨降りの国営ひたち海浜公園にて。このエピソードは昨年の「音楽自己紹介」で述べた。ある朝 唐突に"そうだ、ひたちなか行こう。"と思った僕は、片道だけでもかなりの時間をかけて梅雨盛りのひたちなかに降り立ち、日本屈指の音楽の聖地である, 人っ子一人いない膨大な原っぱの中を一人、ポルノを聴きながら闊歩した。寒いし、この公園の目玉であるネモフィラはシーズンじゃなくて全然 咲いてないし、ダメダメな小旅行だったけど何か楽しくて、思い出に残った。というかそういう思い出補正はなしにしてもこの「ワンモアタイム」は本当に名曲すぎて。最高のロックソング。

 

Mr.Children「エソラ」 (2008)

エソラ

エソラ

2016年・冬、学校帰りのバスの中にて。この曲は本当に何回 聴いても"凄まじい" "素晴らしい"の一言だなぁ。音楽を愛し、音楽と共に生きていく多幸感をフレーズで、音で全面に表現していて、MVの完成度然り、とにかく楽しそうな感じが伝わってきて。この曲に出会った頃の衝撃は一生涯 消えないだろうな。"フルボリュームのL-Rに 萎んでた夢が膨らんでく" "明日へ羽ばたく為に 過去から這い出す為に Oh Rock me baby tonight"……鳥肌。これぞ人生。


⑨嵐「Everything」 (2009)

Everything

Everything

  • J-Pop
  • ¥255

2009年・夏、自宅にて。嵐を本格的に好きになったきっかけの1曲で、もはや"夏の権化"と言えるほどの爽やかさと、独特の雰囲気を醸し、エモーショナルな感覚をいつまでも残してくれるサウンドがたまらない。フレーズの端々から、時間が経てば経つほどこの曲を愛おしく感じるメッセージ性のスパイスが薫る。とにかくイントロが良いよなぁ…。


tofubeats「DANCE & DANCE」 (2015)

DANCE&DANCE

DANCE&DANCE

2017年・春、学校の行き帰りの電車にて。この間のベストソングでも述べたけど、トーフさんの音楽との出会いは本当に自分の中で転機だと思っていて、「POSITIVE」というアルバムがなかったら大学生活 開始当初のあの不安定な時期は乗り越えられなかったんじゃないかという…そういう大切な存在だ。"音楽の力で 今日はDANCE & DANCE  誰かにそっと 手を差し伸べて"…シンプルだけど深くてグッとくる、温かな音楽愛の全てがこの1曲に詰まっている。


ケツメイシ「お二人Summer」 (2010)

お二人Summer

お二人Summer

2014年・夏、学校や土手周辺の道、旅先などでのフルリピート。この当時 ケツメイシ沼にどっぷりハマっていた僕は、ニューアルバムのリリースも相まって まさにケツメと共に過ごす夏の中にいて、ずっと記憶に残る"一生モノの夏の感覚"を毎日 更新していた。まぁ、というのは今 振り返ればの話で、実際 楽しいことは皆無の日々だったけど、やっぱり辛い時期ほど音楽との思い出は映えるし、良い感じに心も動くんだな~という発見がある。


槇原敬之「pool」 (1999)

pool

pool

  • 槇原 敬之
  • J-Pop
  • ¥255

2017年・夏、自宅にて。「裸足のラッキーガール」の項で述べたのと同じ時期。とにかくこの年の夏、CD収集 及び 新たな音楽開拓が熱かった。「Cicada」が人生で最も好きなアルバムかもしれないということはもう再三 話しているけれど、好きになるに至った元々のきっかけといえば、Twitterで仲良くさせて頂いてる方がブログで"エアコンの効かない部屋で再生したい1枚"といった紹介をされてたのに惹かれたことからだった (「青春」のフレーズを文字ってたんですね)。そんな感じでアルバム全体が"大切な音楽の思い出"ではあるのだけど、衝撃度で言ったら「pool」がダントツ。「introduction」からの繋ぎが上手すぎて 只々震える。


コブクロ「Sunday kitchen」 (2009)

Sunday kitchen

Sunday kitchen

2017年・夏、祖父母の家へと向かう静かな住宅街を歩きながら。「CALLING」というアルバムには、思い出すだけで心がふわっと幸せに包まれるような好きな1曲がたくさん収録されていて、どれが1番とかは決めてなかったのだけど、去年あたりから「Sunday kitchen」の好き度がじわじわ上昇してきてて今は絶妙にトップレベルに熱い。静かめな曲調で、アルバムの中でもあまり目立たない方だと思うんだけど、細かな音作りとか歌声が琴線に触れる部分が多くて ついついグッときてしまう。日曜日とは、人類の平和の瞬間だ。浸るように、幸福を噛み締めるように、日曜はこの曲を大切に聴きたい。


サザンオールスターズ「湘南SEPTEMBER」 (1998)

2017年・秋、念願の茅ヶ崎旅行にて。高校時代に桑田さん及びサザンのファンになり、様々な歌の景色が息づく湘南の街を旅するのが夢で、この年の9月にようやくちゃんと茅ヶ崎を訪れた。行こうと思えば行けない距離でもないんだけど、そこに泊まりで行くというのが何か特別な感じがして、それが肝だったんだよね。湘南の9月、大切にリピートしたBGMはもちろん「湘南SEPTEMBER」で。サザンは本当 好きな曲がありすぎて訳が分からないくらいだけど、今でもふと思い出したりして、急に無性に再生したくなる曲といえばやはりこれだなぁ。


宇多田ヒカルパクチーの唄」 (2018)

パクチーの唄

パクチーの唄

2018年・夏、福井の一人旅にて。人生初の一人旅、海辺の絶景に見蕩れつつ旅先で聴いたアルバム「初恋」のフレッシュな感覚が、とても記憶に残っている。"こ~~りゃなんだ!? コリアンダー!!"の掛け声を合図に始まる「パクチーの唄」は、何となく小さい子供に歌って聞かせるような童謡的なポジションの曲だと思ってたのだけど、途中のフレーズの捉え方によってはこれ、大人達が小さかった頃の記憶を思い出してグッときてるってメッセージなんじゃないか??とか想像できて それでこの頃 結構この曲が気になってる。"夏の庭で リサイタル始まるよ"の世界観が「STAND BY ME ドラえもん」っぽい。


サカナクション「ボイル」 (2013)

ボイル

ボイル

2014年・夏、学校の部活の合宿先にて。サカナクションとの出会いは、「お二人Summer」の項で述べたのとほぼ一緒の時期だ。毎日が暗く息苦しかった頃。そんな中でのサカナクションはもう、精神安定剤みたいな感覚で聴いてた。旅先, 不安で仕方ない中 「sakanaction」をひたすらリピートしていた記憶がある。本来こういう記事では振り返らない筈の思い出なんだけど、人生ベストソングを決めてる時に本当に記憶に残ってる音楽との思い出ってなんだろう?って考えてたら、やはり楽しいだけじゃなく、苦さとか、痛みも含めて大切なんだろうなと。


土岐麻子「傘」 (2019)

傘

2019年・秋、夕方のラッシュで混み合う上野駅のホームにて。比較的 最近の記憶。結局のところ'19年のうちに最も惹かれた音楽は何だったのか、今年の年明けてからは深く色々と考えてたけど、日々の疲れを癒してくれる感覚とか、何気ない1日の終わりだけど 音楽のおかげで妙に特別に感じてしまうのとか、そういう事を改めて思い出させてくれたのが土岐さんの音楽であり、「PASSION BLUE」というアルバムだったなぁと思う。どの曲も本当に好きだけど、「傘」は特に聴けば聴くほど味わい深くて好き。歌詞から伝わるメッセージが切ない。good。


原由子「ハートせつなく」 (1991)

ハートせつなく

ハートせつなく

  • 原 由子
  • J-Pop
  • ¥255

2016年・夏、塾との行き帰りのバスにて。「Miss サマータイム」の項で述べたのと同じ時期。これまでで全く出会ったことのない音楽を開拓する楽しさに目覚めていた僕がこの当時さらにハマっていたアルバムが、原由子さんの「MOTHER」だった。2枚組20曲の大ボリュームで、とにかく聴き所が多い!!温かくてグッときてエモーショナルで泣ける!! 特に最初の1曲「ハートせつなく」は、桑田さん関係の音楽の中でも最も素晴らしい ベストワークスな名曲だと思ってて。曲の雰囲気然り 夕方の時間帯に再生することが多かったので、個人的にこの曲を"夕方賛歌"なんて呼んでいたりする。


クレイジーケンバンド「退屈な日曜日」 (2016)

2020年・冬、昼下がりの電車の中にて。まだコロナ禍じゃなくて学校に通ってた1月・2月あたりの直近の記憶。もうすぐ後期も終わりだな~とか思いつつボンヤリと電車に乗ってて、シャッフルで回ってきた「退屈な日曜日」が妙にグッときて、なんとなく泣きそうになっていた。曲は、横山剣さんがSMAPに提供した楽曲をセルフカバーしたもの。互いの休みが合わせられず なかなかゆっくり出来ないカップルの悲哀を描いた歌詞。昼下がりの青空に映えるサウンド。これが全く予期しないタイミングで刺さった。普通に音楽 聴いてるだけでも、こういう思いがけない発見があったりするから楽しい。 


⑳□□□「はじまり」 (2011)

はじまり

はじまり

2019年・秋、土砂降りの東京大仏にて。とある休みの日になんとなく出かけようと思い立って、東京大仏を訪れた割と最近の思い出。予想以上に雨足が強くて、来ている人は誰もいなかった。目に見えるほどの大きな雨粒に映える大仏様を拝んでから、近未来的サウンドが薫る□□□を再生。人っ子一人いない風流な日本庭園と□□□の相性が妙に良くて、なんだかポルノ×ひたちなかのあの日を彷彿とさせたりした。思い出はいつの日も雨♪ですね。