静穏の日々

好きな音楽、テレビなどの趣味を気ままに。

今更ながらドラマ「電車男」にハマったという話。【Reboot・'00年代】

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ドラマ「電車男」にハマってしまった。

放送当時は画期的であったであろう、全編アニメーションで制作された素敵なオープニング映像 (…に、エレクトリック・ライト・オーケストラ「トワイライト」が乗る疾走感!!)を何度かネットで見かけるたびに"めちゃくちゃ良いじゃん…ドラマの熱さが詰まってるな…"と思ってて いつかちゃんと観たいな~とは感じてたのだけど、ようやく。調べたら配信がなかったので、TSUTAYA DISCASで2枚ずつレンタルして いそいそとパソコンで再生してます。取り敢えず現在 2話目まで来た。

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内容,ドラマの完成度…色々と好きなところが挙げられるのだけど、まず惚れたのは 画面全体から伝わってくる"楽しさ"が1時間たっぷり溢れているところ。監督・武内英樹(「大奥~第一章~」「デート~恋とはどんなものかしら~」「ルパンの娘」) × 脚本・武藤将吾(「家族ゲーム」「花ざかりの君たちへ ~イケメン♂パラダイス~」「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」)というコメディー作品にもシリアス作品にも定評のある大ヒットメイカが制作陣として並んでいるだけに一々グッとくる部分が多く、2chの世界観をポップに魅せた斬新な映像演出とか、全然 違う場所で行われてる別々の会話が何故かリンクする演出とか、まるでコントのように毎回 主人公が巻き込まれるカオスな災難とかww、何もかもが観てて楽しい。これほんと、各パートで個人的に好きなドラマの史上最高値を獲得してるかも。

そして何より内容として素晴らしいと思うのが、ネット住民たちの熱くて心強い団結力。リアルが心許ない日々に思えても、仮想世界だとなんだかホッとして、泣けてくるくらい優しさに溢れた仲間たちがエールをくれ,集ってくる…この独特の満たされるような感覚を見事に描ききってるのがこのドラマの魅力なんだろうな。なんというか 随所随所にリアリティーが感じられる部分も凄い良くて、主人公が「営業イヤだ…他の部署に回して欲しい…」とか嘆いてるの、就活中の身としては共感しすぎて刺さりまくりなんだが…(泣)。色んなリアリティーが重なって、毎話 必ず最後には涙腺をやられちゃうなぁ。

あといいな~と思うのが、アスキーアートの達人として登場する小栗旬とか、主人公の妹を演じる堀北真希とか、さり気なく登場している豪華なキャスト陣。'05年だから、2人とも花沢類とか野ブタとか 人気キャラを演じるほんの数ヶ月前ってことでしょ……、アッツいな~~この時期のドラマ。フジもTBSも日テレも、'00年代のドラマの雰囲気は熱さが詰まりすぎてて大好き。今 見るとエモい。

そして!1番 涙腺にくるのが音楽!!

なんですかこの素敵なエンディングは。サンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」に合わせて、夜の秋葉原駅のホームを貸し切って フェスばりに盛り上がる様は圧巻。これ毎週 流れるのいいな~~~。なんで今のドラマにはこういうエンディングとかオープニングとか流れるのがないんだろう……。ドラマと主題歌と同時に熱く盛り上がれるのって最高じゃないですか。画面の中に閉じ込められた、今は感じることのできない熱気に凄く勇気を貰えます。良い時代。  &、途中途中でかかってるBGMも一々 乙なんですよね。C-C-Bの「Romanticが止まらない」とか、スティクスの「ミスター・ロボット」とか。…そんなこんなで、色々な要素に興奮を掻き立てられながら、見進めていきたいと思ってます。電車男エルメスの恋は如何に…。