静穏の日々

好きな音楽、テレビなどの趣味を気ままに。

嵐 祝・20周年!! 今こそ聴き返したい、語りたい、大好きな名曲たち。【Pickup 80曲!! 10年分の嵐愛、総まとめ。】


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今年1月27日。嵐が 2020年12月31日を以て活動を休止すると発表した。

それはそれは衝撃を受けた。ちょうど10年前、小学生の頃に嵐の音楽に出会った僕。振り返れば、音楽を聴く喜びも、ドラマを観たり 芸能に関して話題を追う喜びも、全部 最初のきっかけは嵐だった。そしてついに訪れた、記念すべき20周年イヤー。そんな中で、こんなことが発表されるとは、思ってもみなかった。

今回こういう記事を書こうと思ったのは、休止のニュースを聞いて まずこの想いを文字で残さねばと思っていたというのももちろんあるけれど、その前に 長い間お世話になってきた嵐への愛をいつかちゃんとどこかのタイミングで語りたい、というのがずっと頭にあって。こういうことになったのは悲しいけれど、その分、こうして嵐についての文を綴る、愛を語る意義というのは、より一層あるんじゃないかなぁ…と思ったり。

ということで、これまでに好きになった嵐の名曲を、思い出語りを交えながら 出会った時系列順に語っていこうと思います。よろしくお願いします。

 

①出会い:忘れがたき2009年。

遡ること10年前、2009年の春。当時10周年イヤーを迎えていた嵐は来る日も来る日も世間の話題の的。いつの間にか自分の学校では、クラス→学年全体といった感じで嵐ブームがじわじわと広まり始め、それまで そもそも芸能の情報とか気にするとかいう概念がなかった自分も、そのブームの中で一気に嵐が好きになって、自ら色々な番組やCDを追うようになった。小学生なのでおおよその人々はネットも携帯も駆使してなかった(と思う)時代だけど、新しい情報はとにかく口コミで、新しいCDは時に手渡しの貸し借りで行われたり、そこかしこに広がっていた"嵐沼"に自分はハマって…。本当に、良い時代を過ごしたな…と思いますね…。

 

明日の記憶
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全ての始まりはこの曲だった。ドラマ「ザ・クイズショウ」主題歌。ほんと、初めて聴いた時は衝撃的だったな〜…。あの頃の日テレ土9ドラマといえば「銭ゲバ」とか「左目探偵EYE」とか 今だったら物議を醸しそうな、かなりダークで刺激的な内容の作品もバンバン放送されてた時期で、「クイズショウ」もまさにその辺りドンピシャのドラマだったけど、まぁ〜恐ろしくて、シリアスなストーリーと主題歌の悲哀感 漂う不思議な旋律との相性が抜群ですっごく惹き込まれて。今をときめく嵐はこんな凄い歌を唄ってるんだな〜と思って。この頃あたりの嵐の第一印象は、得体の知れないカリスマ集団って感じだったかも。とにかく名曲。また「クイズショウ」再放送やってほしいな~。

 

「Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜」

で。「明日の記憶」があまりにも気になるのでCD借りてきて聴いたら入ってたのが、当時 KOSE 「ESPRIQUE PRECIOUS」のCMソングとして放映されていたこちらのナンバー。初聴き時、瞬間的に"何だこの曲!カッコよすぎだろ!!"となり、なかなかに感動し。"両A面"という言葉もこの時 初めて知ったし、何よりCDに触ること自体 多分これが初めてだった。本当に、何度も何度も聴いて。後にも先にも、こんなにリピートした曲はないだろう、ってくらいには聴いた。

その頃の学校のお楽しみ会では "「Crazy Moon」を聴く"という内容の会が開催されて、歌詞を大きく印刷したものを黒板に貼って何度も聴いたりなんかして、いかにこの曲が皆から愛されてたかがよく分かる思い出だけど、いま思うと 嵐に興味なかった人はそういう時どうしてたんだろう…って(笑)。

 

「Everything」
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auのCMソングとして夏の間 繰り返し流れてた、これこそ今の言葉で言う"エモさの極み!!"みたいな曲。 凄く"10周年記念シングル"感があったんよね。発売当時からずっと大好きな曲なんだけど 年々 好き度がさらに増してて、今では自分の人生史に残る名曲として認識してます。というのも、歌詞が "戻ることの出来ない旅の途中で 明日を信じて進みたい" とか "この夕立の中で一人 振り返り立ち止まることもあるけど 何も恐れはしない" とか 時間が経って2009年を思い出せば思い出すほど心にグッときて泣けてきちゃうメッセージだらけで、要は曲の中に不思議な魔力がかかってるようなそんな感じがして、その度にそんな歌を唄ってる嵐に、ありがとう…!という気持ちでいっぱいになるのです。

 

「season」

「Everything」のカップリング。同じくauのCMソングとして、「Everything」よりも先の春頃に流れてた1曲で、この曲がシングルになるんだと思ってたし、未だにこの曲がシングルなんじゃないかと思う。それくらいレベルが高い名曲なんですよね。春らしい"和"の要素を感じさせる上品で風流なサウンドがたまらない。"あの頃 憧れてた 未来を歩き出した  分からなかったこと少しわかりはじめた気がする"…とか、「Everything」に同じく 今聴くとやっぱりグッときてしまう名フレーズが目白押し😭。

 

「Believe」
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この頃あたりでようやく遡って聴こうという気持ちになって、「Believe」を借りたんだっけかな。言わずもがな、最っ強の名曲ですよね。間違いなく20年の嵐史の中で最もカッコイイ、ハイライト的瞬間が詰まった1曲だと思うし、トップアイドルとしての意地を堂々と見せつけられてる感じ。何よりラップの部分の破壊力よ。テレビで全然 披露しなくなったけど、今この曲を歌番組で唄ってくれたら本当に泣ける自信ある。ラストの "This is the movement"…で 地響きするレベルの熱狂が沸々と。両A面 2曲目として収録の「曇りのち、快晴」、カップリングの「トビラ」も名曲ですよね~~👍

 

「5×10」
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そうして色々な歌を聴いてるうちに、この年の夏に出たベストアルバム「All the BEST! 1999-2009」は、嵐の名シングルを網羅できる超貴重な1つの作品として未だに重宝される代物となり。全体として嵐というグループの曲に本当に深くハマったのもここからですね。当時ほんとにこれ、ビックリするくらい皆持ってた。例えるなら、90年代の宇多田ヒカルさんの「First Love」ブームのような、自分の周囲では本当にそんな感じの熱狂ぶりで。

で、このベストの最後に入ってる10周年記念ソング「5×10」は確かライブで歌ってるのをニュース番組が初公開したので初めて聴いたんだったかな。5人でそれぞれパートを分け合ってラップしてるのか…仲良いんだな…さすがラッパーがいるグループ…なんてことをその時に思ったり。

 

「Attack it!」

で。ですね、「5×10」のトラック、実はこっちが本命で。これは本っ当に衝撃的だった。「5×10」をそのまま掛けっぱなしにしてると始まる、超アップテンポなヒップホップチューン。(タイトルは後日 雑誌かなんかで知りました)。まず"シークレットトラック"という概念も無論それまで知らなかったし、パソコンで読み込んで聴くこともなかったので、このトラックの存在に気づくまでに3ヶ月くらいはかかった気がする。停止 押さないで放置してたらいきなり機械的な女性の声が流れてホラーだった。めちゃくちゃビクッ!!!としたけど、その後すぐに"カッケーーー!!!!! なんだこの曲!!!!??" となり。

で、それから色々な過去CDをチェックするようになると、嵐は定期的にこういうシークレットなトラック,シークレットトークを入れるアーティストなんだってことを知る訳ですね。シングルCDに入ってる最後のオリジナルカラオケの再生時間が48分とかなってた時の高揚感がまた良くて(笑)。なにこれ…? どんだけ喋るんだ…?wwみたいな。 全員 酔っ払ってるのかな?っていうテンションの高さで若かりし5人が騒ぐ「WISH」/「イチオクノホシ」のカラオケとか、「WISH」に続き花男の話題が目白押しな「Love so sweet」/「いつまでも」のカラオケ、初の国立ライブに挑んだ5人の熱が伝わる「Beautiful days」/「忘れられない」のカラオケ、そして最新シングルにて、20周年を迎えた5人の率直な想いが聞ける「君のうた」/「Count on me」のカラオケ など……1つ1つのトークとの出会いが本当に思い出に残ってるなぁ。…という感じで「Attack it!」は、そんな素晴らしい出会いの始まりの1曲だったという訳であります。

 

マイガール
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相葉くんの連続ドラマ初主演作となった「マイガール」の主題歌、タイトルそのまま。相葉くんといえば「僕とシッポと神楽坂」での演技も記憶に新しく、やっぱり原点はいつもテレ朝「金曜ナイトドラマ枠」だな〜ってことをしみじみと振り返ってしまう、そんな思い出の1曲ですね。

で、この曲、何よりPVが本当に素晴らしくて。あの「Love so sweet」の"嵐マネキン"の物語を撮った名監督・山口保幸 監督との再タッグ作がこの「マイガール」のPVで、メンバー5人の家族の物語が繰り広げられる訳ですけど、そのストーリーがとても重厚でハートフルで、最初 見た時めちゃくちゃ感動してしまって。曲も好きだけど、同時にその映像も思い出してしまって思い入れがあるという、全体的に素晴らしい作品となってます。

 

時計じかけのアンブレラ

マイガール」のカップリング。ラップがめちゃくちゃカッコイイのよこれ。当時は個人的に、サクラップ2009部門は「Believe」よりもこっち派だった。今振り返ると無論どっちも凄くカッコイイんですけど、でもこの曲の衝撃はなんだか大きく、「マイガール」CD手に入れた当時はこればかり聴いてました。

いつか(2011年頃?)雑誌で読んだ「嵐のカッコイイカップリング曲ランキング」で1位になってたのを見たことがあって、さっすが嵐ファン お目が高い!!とか思った記憶。(←誰だよ)。 まず、そんなピンポイントな特集が組まれること自体に嵐の怒涛の勢いを感じますよね。

 

スーパーフレッシュ

同じく「マイガールカップリング。「ウラ嵐マニア」のシークレットトーク松潤が好きな曲として挙げてた1曲ですね。

(これについても後に述べますが) 嵐のカップリングというのは結構 実験的な音楽の開放区になってて、シングル曲にもアルバムにもないような、聴いたことのないサウンドや構成の珍しい曲が出てきたりするのだけど、この曲もその類いの名曲って言うんですかね。5人で歌うラップと歌の中間のようなリリックに、パーティーチューンっぽい弾け方をしているようで大人びたサウンドが重なる,展開していく心地良さ、これぞ"the・隠れ名曲"ってやつですよ。こういう曲がシングルになってほしいんだけどな〜〜!!と何度 思ったことか。もっとたくさんの人に聴かれないと勿体ないような気がする。

 

 

②沼:アルバム曲の名曲の多さ。

嵐にハマり始めからしばらくすると僕は、土日が来る度にレンタルCD屋を出入りするのが定番になった。最初に好きになったのは「Time」からだっただろうか、とにかく櫻井くんのラップ="サクラップ"が入ってる曲に凄くハマってしまって、クレジット欄に「Rap詞:櫻井翔」の文字があるのを見つけるたびにガッツポーズというか、何とも言えぬ特別な感じがあって嬉しかった。

そういう喜びを始め、嵐のアルバムの曲は本当に、聴けば聴くほど好きになっていってしまう魅力に溢れてるし、聴かなくていいかな…とか思う曲が一切ない。推すんなら出来れば全曲 推したい…!!!というくらいなのだけど、中でもほんと好きだなってやつだけ厳選しました。

 

『Time』

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ファンから最も支持される1枚として名高いアルバム「Time」。2007年リリースの作品。「Love so sweet」「We can make it!」「アオゾラペダル」という とっても濃厚な時期の名シングルをガツンと収め、圧倒的なポップサウンドとクールなサクラップを全体に散りばめた、"これ聴いとけば良いんじゃない!?"的な、大充実名盤。

 

「Oh Yeah!」

「Time」の最初を飾る1曲。これが本っ当に名曲で。個人的に嵐 史上 一、二を争うくらいに好きな曲ですね。終始 賑やかでエモーショナルなロックサウンドに魅了される中、

朝焼けの校庭に 埋めた君への手紙

いつからか少年は 涙の訳を知り  心で泣いて 顔は笑うんだ  咲いて 歩いてゆくんだ

午前九時  街が動く  二人乗せて

など、溢れ出して止まらない名フレーズの数々。この曲が1曲目な時点で「Time」は名盤確定と言うか、ここでグググっと一気に嵐ワールドに引き込まれます。で、からの「Love so…」の流れが最高に最強にたまらなく好き。全人類 聴いて欲しい。

 

「太陽の世界」

神々しき(?)サクラップを拝聴するための1曲と言っても過言ではないくらい大大充実のラップofラップなヒップホップ感、それでいてアイドル感満載のポップ全開なサビ…ごっちゃごちゃにカオスな曲展開の数々に最初は度肝を抜かれるけど、この曲の魅力に気づいたら最後、嵐のアルバム全体を追いたくなる魔法にかかります。サビに行く前のイヤホン左右を行き来するやつも、"順風満帆スタイル" "上昇気流ハート"ってフレーズも、何度 聴いても本当に大好き。10年以上聴いてても全く飽きやしないし、むしろ愛が深まってる気がする。てか、改めて聴いてたら 間奏部分のベース音がカッコよすぎ。なにこれ。

 

「Love Situation」

ファン投票によって行われた「アラフェス'13」のアルバム曲ランキングにて堂々の第1位を獲得した名曲。この曲を1位に持ってくる嵐ファン、またしてもお目が高い!というか、凄くファンと嵐との親密な距離みたいなものが伝わってくるのがこの曲で、しみじみと"嵐って良いなぁ"というのを改めて思わされるというか。この曲の注目ポイントはもちろん、終盤の決め台詞"チカヅキタイ "❤ (最初 聴いた時ちょっとビックリしたw)

 

「風」

嵐のエモーショナルな名曲を多く手がける多田慎也さんによる作曲。ピアノ,ストリングスの音が美しく響き、夏の終わりを感じさせるような切ない世界観に溶け込んでいく…いやあの、上手く言えないんですけどほんと聴いた人にしか分からない素晴らしい雰囲気が数分間の中に閉じ込められているので これは是非 聴いて頂きたい。個人的には、放送委員に所属していた小学生時代  校内放送で卒業前にかけた最後の1曲だったので、そういう意味でも思い入れがあったりします。

 

「LIFE」

2009年頃 櫻井くんの「エイブル」のCMソングに起用されていて、"何この良い曲!!新曲じゃないんだ!? 何に入ってるの!??"となって調べて…という感じで、確か「Time」を借りようと思った最初のきっかけはこの曲だったんじゃないかな。当時 学校でも同じように思った人達がいて話題になってて、プチ「LIFE」ブームみたいになったような記憶。こういう思い出が心の奥に染み付いてるから、「Time」ってほんと思い出に残ってる1枚なんですよねぇ…。

 

僕の見ている風景

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2010年リリースの2枚組。櫻井くん主演ドラマ「特上カバチ!!」の主題歌「Troublemaker」(+バンクーバー五輪テーマソング担当)から始まり、「Monster」のリリースと共に土曜の夜を盛り上げた「怪物くん」→「嵐にしやがれ」スタート→夏に「To be free」「Løve Rainbow」リリース→秋に「Dear Snow」「果てない空」リリース…という、年の終わりまで もれなく忙しかった超大活躍の1年の中 人気シングル4曲を収め発売されたこのアルバムは、まさに"宝箱"とも表現すべき嵐の魅力の全てが詰まった、特大スケールの1作となりました。

 

「movin' on」

JALのCMソングに起用されたゴリゴリにクールなこの曲からスタートする訳ですが、最初聴いた時の衝撃が凄かったよね。あの「Believe」の先を行く 嵐ならではの"トップアイドル的カッコよさ"が改めてこの1曲で確立されたというか、怒涛の2010年代の幕開けを激しい音で,声で知らせるような、そんな力強さがあった。で、次の曲の「マダ上ヲ」と2曲続けてめちゃくちゃカッコイイ サクラップが入ってるけどこれがまた…ほんと良い。

 

「T.A.B.O.O」 (vocal:櫻井翔)

このアルバムから2010年代、それぞれのソロ曲が全てのアルバムにて魅力的に展開されていくプロジェクトが開始する訳ですが、その始まりに相応しい、忘れられない衝撃を放ったのがこの「T.A.B.O.O」。恐らく櫻井くんソロ史上 最もカッコよくて、色々な意味で他が上回ることのない1曲。サウンドが全体的に海外のスターっぽい雰囲気というかレディーガガっぽい。一言で言えば、エロい。思い切り世界観に浸るべく、イヤホン再生 推奨。

 

「Come back to me」 (vocal:松本潤)

サウンド面が尽く神ってるんですよねこのアルバム。うわ…カッケぇ……って思わず唸ってしまうような重低音,ディスコサウンド,ラップ…この曲も松潤ソロ史上1番良いな~と個人的に思う1曲で、全てのソロ曲部門の中でもトップレベルに再生してると思う。とにかく鳴ってる音が立体的でイイので、「T.A.B.O.O」とは違う意味でイヤホン再生 推奨。

 

Magical Song (vocal:相葉雅紀)

これはヤバイ。間違いなく相葉くんソロ史上最高傑作ソングであり、きっと他がこれを上回ることはない。相葉くんにしか出せない 思い切りコミカルに弾けたパーティー感ある雰囲気と、+アイドル的キラキラ感を絶妙に融合したこの曲、最強に良い。この曲を歌うために相葉くんはアイドルになったと言っても過言ではない。なんか、当時の「嵐にしやがれ」で ものまねタレントの青木隆治さんがこの曲で相葉くんの真似をしてて、"チョイス流石すぎかよ…"とか思った記憶。有名な人に真似されるくらい突き抜けた何かがこの曲にはあるというか。

 

「let me down」

こっれはエロい!!演奏がすこぶる良いし、良い意味で嵐らしからぬ雰囲気だし、こんな新境地感ある名曲、シングルにしないで本当に良いのか???って100回くらいは思った。"妄想 先走ってフェードアウト" とか "it's妄想なのまた"…とか未だにフレーズを頭の中で繰り返しちゃうくらい、とにかく濃ゆい4分間。低い声で囁くサクラップとか反則級のカッコよさだと思うんですが。こういう曲 増えて!!

 

「空高く」

この年のお正月、5人とも出演のスペシャルドラマとして放送された「最後の約束」の主題歌となった曲。内容はあまり思い出せないんですが、とにかくワクワクしながらドラマ観て、ワクワクしながらこの曲を聴いて、凄く幸先がいいような、不思議な高揚感に満たされていた、そんな2010年の始まりだな~とか感じていた気がする。

そして。やはりこのアルバム、またしてもサウンド面が神がかりすぎ問題。エモーショナルな雰囲気漂うデジタルサウンド泣きのギターが重なり、そこに櫻井くんのラップが重なる このプレミアム感は唯一無二の絶品。

 

Summer Splash!

こちらもJALのCMソングに起用された曲で…これはもうめちゃくちゃ名曲。5人の仲の良さが伝わってくるラップリレーが泣ける、永遠に忘れがたき2010・夏の煌めきが詰まった、嵐 史上最高のサマーチューン。ここまで思い入れが深まった夏うたもなかなかないし、何度 聴いても絶対に飽きない。個人的にほんと思い出深い1曲ですね。

夏の名曲って聴いてていつも思うけど、終盤 間奏が来て、切ないラスサビがきて、花火が消えるように儚く曲の幕が下りて…って"夏"を表現するの上手すぎないか??と。こんな季節があるからこそ、音楽の魅力が最高に輝くんだ、ってつくづく思ってしまいますねぇ。

 

ARASHIC

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2006年リリースの作品。これもファンになってすぐの頃に借りたアルバムで…色々と思い出深いなぁ。当時レンタルを返すまでに歌詞を全部メモリたくて、でもやっぱり難しくて、ぐちゃぐちゃに書き殴ってある古いメモがどこかに残ってるはず(笑)。

曲は、2005年末、大ヒットドラマ「花より男子」の主題歌となった「WISH」をリリースし、じわじわとグループ全体の勢いを得始めた嵐の 若々しくどこか熱い感じと、様々なジャンルの曲に染まっていく、飛び込んで行く多彩さがパッケージされた、90年代のSMAPのアルバムに似た雰囲気を感じさせる良作アルバムとなってる気がします。

 

「Raise Your Hands」

この曲ほんとにカッコよすぎなんですけど。スタイリッシュでミステリアスで、他のアルバムでもなかなか聴けないような、唯一無二のレアな雰囲気の嵐。ストリングスとバンドサウンドの融合というのかな、終始 不思議で心地いい演奏にハートを撃ち抜かれて。で、ラップの "右の方 左の方 後ろの方 前の方 手を両方 上の方向 " のところはまさかの立体音響仕様。リリックの通り 360度から櫻井くんの囁きが聴こえるという粋な演出…いやこの曲マジで良くないですか??   ……あと、"仮に 生まれた姿  君に 見られそうな夏 " って歌詞、今 聴いたらエッチだ…w

 

「COOL & SOUL」

All the BEST! 1999-2009」の初回限定の方に入ったし知ってる人は少なくないんじゃないですかね。恐らく嵐 史上最高難度ラップだと思われる、台風みたいな勢いのリリックに5人が真っ向からぶつかり合っていて。よく口回るなぁ…と感心させられる超名曲。「Attack it!」といい勝負だけどね。難しさで言ったらこっちの方が上なんじゃないかなぁ。"アイドル タイトル奪い取る 快速 マイク持つアイドル大国 奪い取る  HIP POP da hip bi da hi bi to da HIPなPOP star " のところとかほんと凄いな〜と思いますもん。もはや早口言葉の域ですよね。というか、櫻井くんはよくこれだけ挑戦的で長尺なリリックを書けたな~っていう。もう全エネルギーをここに費やしたような、そんな勢いですよね。

あと、2分25秒あたりに さりげなくイヤホン左から 「4つ前のアルバムに話が遡るんだけどさぁ…」 と聞こえる、 歌詞には表記されてない謎めいた隠し演出があったりとか、1回減速してからの→イヤホン左右から1人1人が囁き、だんだんとまた勢いが増し、パーティーチューン的な盛り上がりの重低音の渦に入っていくラスト……。とにかく良いです。ほんと良い。この時期の嵐サウンドが本当に大好き。この良さを是非とも後世に語り継いでいこう。

 

「CARNIVAL NIGHT part2」

ここまで様々なアルバムの名曲を語って参りましたが、この曲はそんな中でもNo.1なくらいメジャーな人気曲ですので知らない方はこれだけでも覚えて帰って下さい。'12年、'13年開催の「アラフェス」ほか、嵐のライブのド定番曲となっているこの曲、聴いてて最っ強に盛り上がります。「ARASHIC」の中でも核となる重要なアルバム曲であり、嵐を聴くなら一度は触れておきたい名曲ですね。コールは全力で、C・A・RNI・VAL・NIGHT!!

 

「LOVE PARADE」

アルバムの最後に入っている曲。本格的なジャズサウンドを取り入れた珍しいナンバーで、このアルバムが多彩でキラキラしてる印象を受ける所以がこの曲にあるのだと思う。次第にムードが盛り上がりを増していくこの曲の心地良さ……聴き終わる頃にはまさに"夢見心地"と表現するに相応しい気分となっていることでしょう。

 

『Beautiful World』

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2011年リリースの作品。いま振り返ると 個人的に人生で初めてリアルタイムで手にした新品CDだったとかで、全作の中でも最も思い入れの深いアルバムですね。

このアルバムの1番の魅力とは、アートワークがとても素晴らしいこと。(多分 初回限定の仕様だと思うんですが) ボリューム感のあるブックレットに、"白の世界"の中に光の三原色が混ざり合う前半部分と、暗闇の中に星々のようなライトが光って天の川みたいになってる後半部分で構成された写真たちが本当に美しくて ページを捲るたびにうっとりとしてしまい、、そういう点でも、自分にとって大切な宝物となったCDだと思ってます。

 

「まだ見ぬ世界へ」

当時 かなり衝撃を受けた曲。2011年は、震災があったこともあり どこか憂鬱な気分のまま夏が来るな~⋯という認識がなんとなく当時 心の中にあったのだけど、この曲の鮮やかなMVが (ニュース番組か何かで)テレビから流れるのを見た瞬間、パッと霧が晴れる感じがしたんですよね。曲のサウンドも凄く新しい感じがして、悲しみとか不安とか吹っ飛ぶような 見たことの無い美しい世界へと誘われる…そんな感覚があって。以降は、再生するたびにその時の不思議な感覚を思い出すようになって。(似た例だと、実は「Lotus」にも同様の思い出が残ってたりします)。とにかく、この年の嵐の曲には何かいつもと違う魅力を感じていた訳です。それこそ、トップアイドルだからこそ出せる説得力であったり、美しさであったりするのかな…。

 

「このままもっと」 (vocal:櫻井翔)

名曲。このアルバムの中で1番聴いたのはこれかな。中1の夏休み、よく晴れた日に窓辺で微睡みながらこの曲を聴いてて本当にThe・天国ソングだった。やっぱり、音と演奏が最高に良いんですよね。懐かしさと愛おしさと静かな高揚感が混ざり合ってゆっくり溶けていって…も~~この感じが絶妙なんですよ。ラップの良さもピカイチなんじゃないですかね。とにかく初めて聴いた時の衝撃が凄かった。あの頃に戻りたい。あ~~~~~。

 

「遠くまで」

夏のJALのCMソングとなった曲で、個人的に嵐のJAL曲って言ったらこれが第一に浮かびます。とにかくこの曲、壮大で、心地よくて、心の奥底まで余すことなく爽やかな夏模様で満たされて、風がすーっと吹き抜けていて。これを聴くためにこのアルバム聴くようなもの!!というか、最後の曲にして最高のハイライトと言っても過言ではないです。というか結局「Beautiful World」、色々と好きな曲はあるのに  いま改めてちゃんと感想 書けるオリジナル曲が3曲しかなかったけど、この曲に満たされていればあとはもう全て良し!!って感じ。それ程の満足感。

 

『One』

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2005年リリースの作品。これも「Time」と同時くらいに聴いた、ファンになるきっかけとなった魅力的な部分が随所に散りばめられている、自分にとって思い出のアルバム。

嵐のアルバムといえば大体が夏の時期にリリースされてるので 夏の思い出と共に記憶に残る作品が色々あったりするけど、中でも最も夏を感じられる作品といえば「One」だな!って思うんですよね。

ちなみにこのアルバム、嵐の歴史的にもターニングポイントとなるような、"それまで"を凌駕するようなレベルの高い楽曲が並んだ作品となっており、公式のキャッチコピーに「ARASHI  Brand-new Album」なんて言葉が付けられていたりします。

 

夏の名前

個人的に、このアルバムから「All the BEST! 1999-2009」の名曲集に収録された3曲を"One御三家"なんて呼んでるんですけど、その中の1つですね。いや~~この曲は本っ当に良いですよ。ここまで推したい曲を色々書いてきましたけど、中でもトップレベルのやつがこれ。この曲はなんかもう、エモい。ストリングスとピアノの音色がとにかく美しくて、5人が全力で歌ってる感じが凄く熱くて、爽やかな低音ラップの疾走感が最高に良くて、まるで映画を観てるかのような奥行きを全体から感じるというか。聴き終わる頃にはもうこのアルバムの虜です。

 

「ROMANCE」

この曲、昔はあまり聴いてなかったんだけど ここ数年で一気に好きになったな。というのも、ランダムでシャッフル再生をした時に何故かダントツで流れるのがこの曲で、始まった瞬間 この曲の爽やか〜な雰囲気に癒されるのが定番となっていて。なんというか、曲調から90年代っぽさを感じる。こういうキラキラな曲は王道ジャニーズソングって感じですこぶるイイよね。同じフレーズを何度も繰り返すのも、だんだん癖になってくる。にしてもお洒落な曲だなぁ〜〜これ。

 

Lai-Lai-Lai

調べたところによると、なんと 「嵐のMステベストパーフォーマンスランキング」なる企画で2位に選ばれていたそうで。只今 久しぶりに聴き返してますが、いや〜やっぱりこの曲カッケーですわ。どこか滝翼っぽさ漂うワイルド×ラテンポップ×ダンスミュージック感…すっごい良い。どんなこと歌ってるのかな〜って思って歌詞を読むと、

生まれ変わってもこのライトの下へ

ささやかな 夢歌う 寂しさをしまい込んで

とか 本人たちの心の声のような、決意表明のような、リアリティーを感じるフレーズたちが踊っていたり、間奏部分では歓声が聴こえたり、なんか、どういう気持ちで当時 5人はこういう歌を歌ってたんだろう…と考えると、とっても胸アツですな…。2005年の嵐。

 

「素晴らしき世界」

"One御三家"の2つ目。シングルとして出る予定だった曲でPVまで撮ったにも関わらず 諸事情によりその映像がお蔵入りしてしまう、なんてエピソードが残ってるけど、ほんと実際にシングル曲として出てたら「Love so sweet」と並ぶくらいの知名度 及び名曲ポジションを獲得するレベルのポテンシャルを秘めてる曲だって100回くらいは思ったんですけども、まぁその辺の事情は難しいところですね…。でも もしまた名曲を集めた企画盤を作るならガツンと1曲目にしてほしいな~と思う、そんな不朽の名曲感がバンバン出てて、とにかく、この曲はずっとアツいです。聴いてるとほんと元気が出てくる。明日も君が君でいられるための涙に祝福を!

 

「秘密」 (vocal:二宮和也)

ニノのソロ曲といえば、ニノ自身が作詞(時に作曲)に携わっている曲が印象的でありそれらも勿論 良いんだけど、この「秘密」みたいに ニノが作ってるのじゃない曲もマジで良いというか、こういう曲にこそさりげない良さがガンガンに出まくってるんだよ!ってことを私はここで語っておきたい。というか「One」の曲ってどれもこれもエモくて全体的に素晴らしいんですよね。ほんと間違いない。この曲、メロが神。間奏部分→ラスサビのところがエモすぎて泣きそうになる。ダメだ語彙力…w

 

「Yes? No?」

"One御三家"の3つ目。開始早々 "僕たちのリフレクション 未来とすれ違う今日 "とかグッとくるフレーズをかまされる、この始まりからしてもう名曲感!最高!!というか、脳内に走り出すジェット機の映像が映し出されるかのごとく疾走感of疾走感というか、ほんとシングルで出して下さいよ こういう良い曲は!!  めちゃくちゃ好き。あと恐らくこの曲のラップ、全サクラップの中でも史上最高レベルのベストパフォーマンスです。ここまでのポップで刹那的な迫力はなかなか出せるものではない。このリズム感といい、重低音といい、絶妙。ギターの音にも痺れまくりだし、のめり込んで 5分半があっという間。

 

「風見鶏」

「Special Summer Track」という名がついているボーナストラックで、通常盤のみの収録。この曲がまた、ノスタルジーな夏を感じさせるような、絶妙な名曲で。このアルバムが"夏アルバム"であると感じる所以は 実は「夏の名前」以上にこの「風見鶏」にあったりする。

まずイントロ、シンセの音かな…? 凄くエモーショナルな音が静かに響いて、そこに打ち込みの音が混じって始まって、"あれ、本当にこれ嵐の曲…?"って思ってしまうくらい、どこか圧倒的に他の曲とは違う雰囲気,魅力を感じてしまって。本当に、昔 聴いた時から思ってたけど、"古いアルバムの写真を眺めてる"みたいな、そんな感覚に陥る1曲なんですよね。

茜さす空を見上げて  僕の知らない君になって

土手に咲く花を見下ろし  微笑み返す僕になった

切なくてただ愛しくて  暮れゆく夏 風になって

瞳閉じて耳を澄ませば  僕と君の未来になった

この世界観たまらんんん…。ジブリの映画かな?って感じ。名曲だ〜。

なんか、こうしてレビュー書いてると ほんと自分「One」大好きだわ。前から好きだったけど、さらに好きになった。

 

『LOVE』

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2013年リリースの作品。この年、「Calling」「Breathless」「Endless Game」 という挑戦的でレベルの高いシングル曲を立て続けに放っていたタイミングでそれらをまとめ上げ、思い切りコンセプチュアルな毛色に仕上げた今作は当時、かなり衝撃を受けました。なんかもう、全曲シングルみたいだし。これ聴いてた時 ちょうど自分は高校受験の佳境の時期だったんですけど、ひたすらこの1枚に元気を貰って、頑張れましたね~~。

リリース時期のプロモには、「嵐史上、もっともキケンなアルバム。」なんてキャッチコピーが付いていたのも印象に残ってます。

 

「愛を歌おう」

この時あたりのアルバムでは「movin' on」とか「Rock this」とか「Welcome to our party」とか 毎回 意表をつくような長めのラップが入る曲から始まるのが定番となってたけど、そんなラップ曲シリーズのさらに斜め上を行ったのがこの「愛を歌おう」であるというか、壮大なバラードのように見えて そこに+アンセム的なロック感も合わさってくるとか今回 特に最高じゃん!!と初聴き時 非常にゾクゾクしまして。ここまで演奏がゴージャスなアルバム曲が聴けるのも、後にも先にも「LOVE」しかないんじゃないか?と思う。大野くんの終盤の熱唱部分、何度 聴いても圧巻ですよね。

 

「Hit the floor」 (vocal:大野智)

大野くんのソロ曲で個人的NO.1といえばこれ!!いや〜この曲はほんと良い。ミステリアスでエロティックな雰囲気がさりげなく漏れてる感じといい、ソウルフルな歌声の心地良さといい、これぞTHE・大野智ソングと表現したいくらい曲の世界観に溶け込んでる。低音から高音まで自在に美しく奏でられる彼の喉は一体どうなってるんだろう(?)。

 

「P・A・R・A・D・O・X」

今作のリード曲である訳ですが、99回目のMステ出演で 最高に賑やか,艶やかなパフォーマンスで披露されていたこともあり、実質 シングルって言っちゃってもいいかな!ってくらい嵐の歴史的にもかなり注目を浴びた1曲だと思います。ニューヨークで振りを付けたって言うのも当時ニュースかなんかで聴いててほんとカッコイイよな〜って。大野くんとニノのサビ前のBaby~↑♪も非常に良い。あとこれのサクラップは あの「let me down」を上回るレベルのエロさだと感じる。

 

「FUNKY」

エロ×エモ×ドラマティックな曲調。2013年といえば個人的に凄くニノのラジオ「BAY STORM」を熱心に聴いてた時期で、この年の嵐の曲の初解禁は大体「BAY STORM」で立ち会ったんですけど、この「FUNKY」をラジオで初めて聴いた時もほんとワクワクしたなぁ〜。このアルバムのオリジナル曲の中では多分1番 解禁が早かった曲で、その後に「P・A・R・A・D・O・X」が現れて、熱きリード曲争いみたいな感じになってた…という認識だった。どんな歌手にもいえることだけど、確かな盛り上がりを誇るリード曲が2曲以上あるなってアルバムは=全体として本当に好き度がグッと深まりますよね。

 

『Dream "A" live』

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2008年リリースの作品。リリース時期的には春のアルバムだけど、個人的には入手したのがいつかの冬休みだったりして、冬の思い出と共にある1作として記憶に残ってる。ジャケ写などのアートワーク通り ピンク色の夢の中を彷徨っているような、どこかファンタジーで幻想的なダンスミュージックが楽しめるのが特徴。

シングル曲は「Happiness」「Step and Go」を収録しており、メキメキとポップ感を伸ばしていたこの時点での嵐が、同年の「One Love」「Truth」「風の向こうへ」「Beautiful days」といった名曲群へと繋がる、極めて重要なステップになっている作品ですね。

 

「Move your body」

幻想的なインスト「theme of Dream "A" live」から幕を開けた後に始まる、スローでグルーヴィーなダンスミュージック。これまた他のアルバムとは全然違うような珍しい雰囲気を放った変わり種的1曲で、このようにいつも違う世界を魅せてくれる嵐ってほんと良いアーティストだな〜って、制作陣の方々への敬意も含めて本当に思うんですよね。短めの曲なんだけど、途中に管楽器のソロが入ったり、その後の大野くんの「Da da da da dance!」のところの美声が良かったり、色々盛りだくさんな面白い曲で。この曲 テレビでは24時間テレビで披露したことがあるって聞いたことあるけど、今度ちゃんと探して観てみたいな。

 

「虹の彼方へ」

この曲はほんと好き!! ここ1年、シャッフル再生してても偶然 流れてくることがかなり多くて、途切れることなく日常的に聴いてるので、極めて自分の生活の中に馴染んでる1曲と言っていいかも。というか、メロディがとにかくエモいんだ、これ。あまりそれ以外にこの曲を表現する方法が思いつかないというか、小学生の時 初めて聴いた時から、なんか切なくなるようなキラキラしてるような、心の中がキュンとするようなこのメロディに強く親しみを覚えていて、そんな風にここ10年をずっと「虹の彼方へ」と共に歩んできた。だからなんだかもう、歴史を感じるし、やっぱり好きですねぇ。

 

「Do my best」

で、「虹の彼方へ」からの流れで来るこの曲もほんと好き。恐らく、嵐 史上最速・ダイナミック応援歌。とにかく激しく心地よくロックサウンドしてるんだけど、爽やかで清涼感が凄い、真っ直ぐな感じ。この曲も他のアルバムの名曲と同じように昔から"シングルにすればいいのにな〜。タイアップつけばいいのにな〜。"言ってた曲だったんですが、なんと'16年、念願叶って 相葉くん司会の番組・NHK「グッと!スポーツ」のテーマソングとして使用されているというニュースが舞い込んできて。いや〜素晴らしいですね。この番組 観てて"「Do my best」良い曲じゃん"ってなってアルバム聴きにくる人がどれくらいいるのか分からないけど、「Dream "A" Live」ほんと良いアルバムなので聴いてみて下さいね。

 

Popcorn

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2012年リリースの作品。「迷宮ラブソング」「ワイルド アット ハート」「Face Down」「Your Eyes」…と、脂の乗った多彩ポップを遊び心満載に演出するような音楽がこの辺の時期は特徴的で、曲数も物凄くボリューミーなので、聴くアルバムに困ったらまずはこれですね。'12年といえば、(次の項で語りますが)「ウラ嵐マニア」がリリースされている年ということもあってそっちに気圧されてしまい、同年の「Popcorn」のリアルタイムでの聴き込み度や思い入れはかなり少ない感じがするんだけど、しかし今こうして改めて考えるに、こんな良い曲がたくさん詰まったアルバムは他にない。聴き返すたびに惚れ惚れするし、じわじわくる。そんな1枚。

ちなみに、初回限定盤では ジャケ写に写ってるような5人のポップコーン嵐がキャラクター化し絵本になっている、あの秀逸かつ型破りな特典が凄く印象的でしたね。あんなにベストを尽くしてるCD特典なら、そりゃ買いたくなるよな〜って。

 

「Welcome to our party」

嵐 史上最も楽しそうな曲。MV化するなら、遊園地とキャンディーがキラキラ輝いてるイメージ。5人が代わる代わる担当するラップのわちゃわちゃ感とか、全体的に弾けるような雰囲気とか、とにかくナチュラルに楽しそう。〜ならput your hands up!(櫻井) → yeah! yeah! yeah! yeah!/(4人) のくだりが当時 5人とも気に入っていたらしく、「嵐にしやがれ」でもそんな事やってたのを妙に覚えてるな~。

 

「駆け抜けろ!」

NISSAN「セレナ」のCMソングとして流れていた曲で、聴くたびに👹の格好した相葉くんと大野くんを思い出す。メロがとにかく良くてシングルっぽいですよね。ちょっとマイナーコードな雰囲気で始まったと思いきや、サビでイッキに突き抜けるような爽快感がたまらない。それで歌詞が"バックシート通り抜けて"とか"テールランプを眺めてるだけ"とか"アクセル踏むから"とか"ハンドル切った先に"とか、車のCMソングとしてもうパーフェクトすぎる。なんというか、セレナ=「駆け抜けろ!」のイメージがつくくらいにずっとこの曲を起用し続けて欲しかったなぁ。じゃなきゃなんか、勿体ない。

 

「Waiting for you」

元から好きだったけど、最近シャッフル再生で来ることが多いので また自分の中で急上昇してる曲。これもシングルっぽい良い曲なんだよな〜。「THE  DIGITALIAN」に繋がるような現代→未来サウンドをベースにした純白ポップソングみたいな、そんな感じ。1つ1つの音がはっきりしてて、イヤホンで聴いてると高揚感が凄いし 元気が出てくる。「Popcorn」はこういう隠し球が多いんですよね。

 

「楽園」 (vocal:相葉雅紀)

ダイナミックにストリングスが流れるアップテンポめな、壮大で幻想的な1曲。嵐のアルバムのソロ曲というと基本 作り込まれてる曲が多いよね〜っていうのは勿論だけど、中でもこの曲は特に完成度が高いというか、聴いてる時の心地良さ具合が群を抜いてる。こういう大人っぽい曲を相葉くんも歌うようになったんだなぁ…って初聴き時はなんとなくしみじみしてしまったし、相葉雅紀相葉雅紀の壁を超える瞬間を目撃してしまった気がする。ハイレベル、それでいてキャッチー。

 

「証」

ロンドンオリンピックのテーマソングなんですよね!! 当時 初夏あたりかにラジオで流れたやつを録音して音楽プレーヤーに入れて持ち歩いてて、旅行の旅先でもじっくり聴いていたので 個人的には2012年夏の思い出の曲として記憶に刻まれることとなったのですけど、なかなか音源化されないな〜っていうのを数ヶ月ほどずっと感じてて、で10月末にアルバムが出てやっと収録されて、"こんな良い曲なのに扱いこんな感じでいいのか?? せめてMV化とかリード曲扱いとかないのか??"って凄い思ってた。ポジションとしては「素晴らしき世界」と同じくらいにハイレベルな。まぁ、そんな事を未だに感じてしまうほどに、めちゃくちゃ良い曲じゃないですか。"ああ"〜♪で始まるサビがとっても好きで鳥肌。

 

「Up to you」

楽しい曲。最後に思いっきし爽やかで華やかで突き抜けるような こんなムードに包み込まれるこのアルバムの構成は最高。ラップもカッコイイし、中毒性がとっても高いなぁ。疲れてる帰り道もこの曲 聴いてると疲れが吹っ飛ぶ。あとまぁ、ここ数年で思ったことだけど、この曲 米米CLUBの「Special Love」っぽいというか、詰まるところ、日本の素敵な王道ポップだと表現できるのかな。とにかく、この曲の楽しさに身を任せたい気分。

 

『THE  DIGITALIAN』

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2014年リリースの作品。こちらは(当時 様々な音楽の魅力に目覚め 追っていたこともあり) 後追いとなってしまった作品なんですけど、このアルバムも良いですね〜。ただデジタルっぽいコンセプチュアルな作品なのかなと思いきや、全体としてとてもレベルが高い華やかな現代ポップ・ミュージックの集大成 的な1作となっていて、"イメージと違った〜!! 早く聴いとかなくてすみませんでした〜!!!!"ってひたすら思いました(笑)。

'14年といえば嵐はデビュー15周年を迎えていたこともあり、過去のベストアルバムや企画盤の豪華さに匹敵するような、(土台として「5×15」をテーマに置いた) 記念碑的名曲がずらっと並ぶよう制作された、というのもあるのかもしれませんね。

 

「Zero-G」

初っ端からカッコEEE!!! リード曲だし歌番組で何回か歌ってるのは知ってたけど、CDで聴くとこんなに違うんだ!!って初聴き時 音の良さにとにかく感動しましたね。なんというか ベースで鳴ってる音がとにかくカッコよくて、サウンドメイキングが細部まで最高にオシャレで、盛り上がり方が海外のパーティーチューンっぽい。(洋楽 詳しくないので あくまでもイメージですが)。

歌詞を見ると、Let’s get, get, get, get away とか  Turn, Turn, Turn, Turn it up とか Knock it, knock it, knock it  Knock you out とか 英語の語呂の良さがピカイチで、やっぱり海外を意識してるんだろうなぁというクール感に心を持ってかれる。こういうのも嵐らしからぬ良さですよね〜。で、聴いてるとラスサビの "もう止まらないぜ We like it" 浮遊感がヤバイ。「Zero-G」をスマホのCMソングに起用してほしいと願う人生だった…。

 

「キミの夢を見ていた」

これはめっっちゃ好き!! 最初 Twitterのフォロワーさんのオススメで知ったんですけど、何この最高にゴージャスな曲。曲の盛り上がり的に何か映画主題歌かオリンピックのテーマソングか??っていうドラマチックさなのに、リード曲でもないしタイアップもないし、これぞファン向けの、記念年のサプライズというやつなのか…!?と。もしシングルで出ていたとして、時代が時代なら "10年に1度"レベルの知名度を誇る愛され名曲として知れ渡っていたような、そんな気がするんですけど。兎にも角にもメロが神、演奏が神。これ、テレビで歌って欲しいなぁ。色々な意味合いが合わさって、今この曲パフォーマンスしてくれたらちょっとかなり泣けてくる自信あるな~~。今回のライブで披露してるのか気になる。新時代の名曲ですよ。

 

「Take Off!!!!!」

これぞ正真正銘  記念年のメモリアルソングであり、これぞ裏テーマとして「5×15」が掲げられてる1曲と言ってもいいでしょう。でもやっぱりそういうタイトルではなく自分らのことだけに徹することなく、上手くメジャーポップな雰囲気とメモリアル感を融合させた曲であることを、最高の勢いで、最高の楽しさで、音から声から 聴き手にドーン!!と届ける心意気が伝わってくる感じがさすが。ファンと嵐の一体感 重視というナイスな心意気。というか、クレジット表記が完全に「作詞:櫻井翔」になってるのは初の試みなのでは。まずそこにグッときてしまい。

ハイライトは、"My fellow, ARASHIANS!" と 新たに嵐からファンに対する呼びかけが誕生している点と、"光る6の輪の向こう" と メンバーとファンの存在も合わせた「6」という数字のスペシャル感。こりゃ~本当にエモいですよな〜。この曲を産んだことで嵐は、また1つ新たなステップへと駆け出した感じ。そんな5人(+1!!)の歴史もついに20年になる訳ですね~。感慨深い。心から祝福したい!!!!!!

 

 

③2012年:「ウラ嵐マニア」でカップリング全回収。

嵐のカップリング曲たち。それは、シングル曲にもアルバム・オリジナル曲にもない特別な種類の華やかさと、(翔くんやメンバー制作の曲含む)作り手たちの巧みな遊び心がぐっと詰まった、様々な側面を併せ持つ名曲の宝庫である。そして、2012年までにリリースされたそれらの楽曲たちを網羅することができる4枚組の作品として、たったの2日限定で売り出された激レアなベストアルバム「ウラ嵐マニア」(ウラアラマニア)は、嵐史の伝説に残る重要アイテムとして一部の音楽ファン等から知られており、今でもインターネットで高値で取引されているブツなのである。

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で、僕はというと大体の曲はレンタル屋のマキシシングルで収集していた訳ですが、「ウラ嵐マニア」に関しては何とも有難いことに妹の友人経由で貸して貰うことができ!! そうして入手することが出来た曲たちを未だに大切に大切に聴き続けております。なんか歴史を感じるなぁ…。もう、これらのデータを抱きしめて生きていく…👍(?)。ということで、僕が選ぶ 名カップリング曲・ベスト17です!↓

 

「Still...」  (2007)
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まずはこれ。シングル、アルバム、カップリングなど、全ての部門を総合しても ほぼNO.1なくらいファンからの人気が高い1曲だと思われる、「Happiness」のカップリングとなった「Still...」。"別れ"や"再会"をテーマとしており、櫻井くんが 海外へ旅立つ親友に向けて制作したと言われるこの長尺のラップにはもう、、何回 心を動かされたか分からない。今でも暗唱できるくらい何度も何度も聴いたし、色んなサクラップが好きだなーって言ってても、いつも結局ここに戻ってくる。

'13年には「ひみつの嵐ちゃん!」最終回にてこの曲が歌詞表示と共にオンエアされる など、幾度となく大切な思い出を作っていってる名曲だと思います。あと、今からこんなん考えたくないけど、活動休止に入る時にこれ聴いたら 本当に切なさで泣けてきそうだな…😩

 

「花火」  (2012)
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シングル「Your Eyes」のカップリングな訳ですが…断言してしまおう。この曲が、嵐でダントツ1番に好き。僕の音楽遍歴には、例えば椎名林檎さんの「長く短い祭」とか  何度 聴いてもドツボの中毒性とエモさの沼にハマっていって 全く飽きることがないくらい大切な1曲となる夏うたに出会うことがありますが、この「花火」がそれだったんですよね。

なんかもう、この曲のメロディーが本当にビックリするくらい好きで、曲の展開の感じとか思ってもないような方向に進む一筋縄でない雰囲気で一見 特殊で冷たい感じの曲のように思えるんだけど、それが=今までにない夏うたって感じでとにかくハマり度がアツくて、聴く度にどんどん思い入れが増していって、いつの間にやら 毎年  夏の花火大会の日にこの曲を聴くことが習慣となり、それが自分の人生になった。こういう曲があるから嵐のカップリングって本当 沼なんですよね~。

 

僕が僕のすべて」  (2008)
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シングル「Beautiful days」のカップリング。5人が出演していた au by KDDI のCMソングとしてオンエアされていた曲で、実は「Beautiful days」よりもこの曲の方がメジャー感あるのでは??と思えてくるような、頭に残るメロディアスでメッセージ性の濃い雰囲気。歌詞は、"もし僕らが、嵐でなかったら。" というCMのテーマに合わせて、現在とは違った人生を歩む自分を想像しつつも、"自分は自分だ"、と 少しずつ現実世界を受け入れていく様が描かれており、聴くたびにほんと、グッとくるものがあるんですよね…。

ちなみに同CMは '11年の震災直後に再編集されたバージョンがテレビにてオンエアされ、その時に改めて聴いた "ありのままで もう一回歩き出そう 悲しみ越えて "というフレーズの重さ、胸に沁みる感覚は、未だ忘れることなく 深く心に残っています。

 

「ever」  (2011)
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シングル「Lotus」のカップリング。この曲、本当に良い曲なんです……。つい先日 聴き返してたら、大袈裟な表現抜きで 本当に涙が出てきてしまって。本レビューにて、震災後に聴いた曲で大切と思えた曲は 前述の「僕が僕のすべて」や「まだ見ぬ世界へ」など挙げてきましたが、個人的に最もリアルタイムで元気を貰っていた 思い入れのある曲がこの曲で、2011年 当時 感じた、うまく言い表せないような刹那的な感覚がふっと蘇ってきたんです。

泣きたいくらいの夜  誰だってあるだろう

等身大の僕は  どんなだっただろう

固く結んだはずの  靴ひもがほどけても

大丈夫さ  もう一度  やり直せばいいから

終わりのないこの旅路を 共に歩いて行こう

まだ胸の奥 燃え続けてる  灯で明日を照らして 

つい引用が長くなっちゃうけれど、本当にこのストレートに想いの伝わるフレーズたちにとっても励まされて。いつかテレビでちゃんと歌ってほしい曲だな〜というのを未だに強く思っております。

 

「タイムカプセル」  (2010)
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シングル「Dear Snow」のカップリング。やっぱり嵐といったら こういうエモーショナルな名曲が絶品なんですよね。これぞ"シングル曲じゃないの!?"っていう、奥行きのある歌詞のストーリー性とメロディ,演奏に思わずホロリとさせられる、最高のポップソング。サックスとピアノの音が曲の展開を最後まで盛り上げ、終わる頃には 何とも言えない切なさと愛しさがフワッと残ります。「夏の名前」系統の感動って言うのかな。陳腐な感想でアレだけど、なんかもう あまりにも名曲すぎて本当「ウラ嵐」っていったらもうこの曲ばっかり聴いちゃうんですよ。実にリリースから9年。魅力、色褪せないなぁ。

 

「モノクロ」  (2013)
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シングル「Endless Game」のカップリング。これは「ウラ嵐」入ってないやつなんですけど、特筆すべき名曲なので追加。

上の「LOVE」の感想でも述べましたが、'13年あたりの嵐の曲って 凄く実験的、挑戦的な要素が散りばめられてる感じがあって、それはシングルであってもカップリングであってもアルバム曲であっても同じことが言えるくらい この年の曲はなんだか 抜かりのない雰囲気を感じてたんですが、この「モノクロ」はそんな中でも 最も秀逸さが爆発してる1曲であり、これこそ推したい曲だな~!!と思います。

この曲を一言で言い表すなら、ダークファンタジーな上質ポップ。ちょっと謎めいた暗めの雰囲気が漂う中で 美しくグルーヴィーなサウンドが展開される心地良さが素晴らしい。片方のスピーカーから音が鳴り 曲が始まるイントロが初聴き時から好きで、イヤホンのL-Rをまだ意識してなかった頃は"どっちの耳から始まるかな~"と 占い気分でワクワクするのがマイブームだったりしました(笑)。

 

「together, forever」  (2011)
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シングル「迷宮ラブソング」のカップリング。「迷宮ラブソング」といえば表題曲もいいし、どこかBOØWY感 漂う?ロック「wanna be...」とか サクラップが切なカッコイイ「うたかた」とか、どこを取っても大充実のシングルすぎて捨てがたい曲が色々あるけど、サウンド面が嵐史上トップレベルに好きという意味で挙げたいのが「together, forever」。

「Believe」「揺らせ、今を」「愛を叫べ」など数多くの嵐の名曲を手がける100+さんが作詞・作曲、同じく「明日の記憶」「Monster」「Lotus」など数多く嵐の編曲に携わる佐々木博史さんが参加していることによって、ド直球に嵐的カッコよさが確立されている好例として挙げられる1曲だと思いますね。とにかく間奏のシンセの音が好きすぎて…(o_ _)o パタッ

 

「ファイトソング」  (2007)
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シングル「Love so sweet」のカップリング (※初回限定盤にのみ収録)。これは恐らく、熱心なファンじゃない人でも聴いたことがあるのではなかろうか。作詞を嵐5人が、作曲をニノが担当した、番組Gの嵐!」のテーマソングとなったハイテンションな応援歌。番組で 好奇心を掻き立てられる"おバカ実験"に5人が数多く挑戦し、観ている者の心を動かし続けていた頃の若き嵐たちが 明るく爽やかな気持ちで作り上げたこの曲の素晴らしさには、本当に何度も感動させられたし、励まされたし、"凄い才能だなぁ…"と思った。

今は悩む事もあるでしょう
ヘコむ事だってあるでしょう
でも未来のどこかで君と
笑い合えれば道は作られる

この5人からこんなこと言われたら、明日も頑張ろう…!って思えますよね。これぞアイドルのパワー。

 

「二人の記念日」  (2005)
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シングル「WISH」のカップリング (※初回限定盤にのみ収録)。嵐のクリスマスソングといったらコレですね。初めて聴いたのが学校の校内放送だったんですけど、お昼 食べながら噎せそうなくらい "え!? なにこの良い曲,知らない!!" なんて感動して。その時、今すぐこれ入ってるCDが欲しい!!と思ったけど、やっぱり初回限定のみとなると入手もなかなか困難で、それから3年が経過し、「ウラ嵐」で久々の再会だったという。

この曲のサクラップは本当 何度 聴いても良いんですよね。"一秒先は 現在も昔 " とか "いつか未来に赤い絨毯 " とか こんなロマンチックな歌詞が書けちゃう櫻井くんの感性って やっぱ素敵すぎますって。ほんと再三言ってるけど、こういう名曲はシングルにするなり、オリアルに入れるなり、ちゃんと熱心なファン以外の音楽リスナーにも聴ける状態にしてくれないと勿体なすぎるんだから…!! とにかく聴いて下さい皆さん……!!

 

Kissからはじめよう」  (2006)
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シングル「アオゾラペダル」のカップリング。この曲は「ウラ嵐」で完全に聴くの初めてだったんですけど、結構 ビックリしましたね。なんというか全体的に未知のサウンドというか、まだこんなに知らないポップな嵐の世界が存在したんだ…!!  みたいな。後追いで知ってこそより一層 魅力が輝くような、そんな1曲。具体的に言えば、サウンドがダイナミックで90年代っぽく、良い意味で嵐っぽくない雰囲気。それでサビの歌詞がいきなり "21世紀はKissからはじめようよ" とか とにかくインパクト大。疾走感が凄くて、"kiss"というより"run"って感じ。

ちなみに、同じく「アオゾラペダル」に入ってる 嵐屈指の名バラード「夏の終わりに想うことも超オススメの1曲ですね。やっぱり「ARASHIC」然り、2006年の嵐の曲はかなり面白いので ついつい聴き返しちゃうな〜。

 

「もう一歩」  (2010)
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シングル「Troublemaker」のカップリング。「ウラ嵐」シークレットトークでも5人の話題に挙がってたし、こりゃ名曲ですよ。タイトル的に爽やかな応援歌なのかな?と思いきや、ちょいダークでドラマチックな雰囲気。曲が展開するごとに臨場感が増していって、独特の世界観に引き込まれるのがこれまた乙。音の印象としては、「ザ・クイズショウ」クライマックスの劇伴に似たものを感じるというか。

シングルの構成的に 「Troublemaker」「揺らせ、今を」と来て 〆にこういう曲っていうのはもうほんとレベルが高いというか、ミニアルバムなんじゃないか?って満足感を感じてしまって、やっぱり嵐のシングルって良いなぁ…ってなるんですよね。

 

「ふたりのカタチ」  (2012)

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シングル「ワイルド アット ハート」のカップリング。これも名曲だな……こういう曲こそ嵐カップリング枠の真骨頂。一時期この曲ばっかり聴いてて、カラオケでもよく歌ってたし 「ふたりのカタチ」ワールド満載の生活を送ってた(?)。メロディの組み合わされ方って言うのかな、曲の構成が全体的に特殊で 音符が思ってもみない方向に跳ねて輝いてるというか、とにかくスタイリッシュでカッコイイ ラブソングなんですよ。2番ラストのシンセ?からの→サクラップ→Cメロ→ラスサビの一連の流れがほんと心地よすぎて聴く度に惚れ惚れ。。良すぎる、この曲。世界観が濃くて、この曲の内容だけで映画化できそう。実現したら是非 松本さん主演でお願いします。🙏

 

五里霧中」  (2004)
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シングル「PIKA★★NCHI DOUBLE」のカップリング。ライブでとても盛り上がる1曲であり、パフォーマンス中 まるで子供のように無邪気にはしゃぎまくる5人がとても印象的だったな。シングルCDにサクラップが導入されるというのもまだ初期の頃で、音楽で思いっきりフリーダムに、楽しく弾けるみたいなパッションが曲全体から伝わってきて良き。早口・低音で刻むラップはとっても男前。この曲でしか感じられない、2004年・嵐の特別な雰囲気がパッケージされてる。そんな名曲。

 

コイゴコロ」  (2003)
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シングル「とまどいながら」のカップリング。これも「ウラ嵐」聴くまで全く知らない曲だったのだけど、"こんな曲あったの!?!?"って衝撃が最も強かった。全体的にスタイリッシュなんだけど、曲中 5人がたびたびキメる、"コイゴコロ…!! "インパクトが強くて。基本ほとんどそこばかりが頭に入ってくる曲なのだけど、そもそもラブソングなのに雰囲気がゴリゴリにクール一直線なんだな〜という、"嵐らしさ"がまだ定まってない感じの頃ならではのパフォーマンススタイルを感じて、これぞ"ウラ嵐"だわ…と。ファンなら絶対 聴き逃せない1曲なんですよなぁ。

ちなみに「ウラ嵐」シークレットトークでは、大野くんがこの曲について"収録の時、コイゴコロ…!! の"ロ"を巻きめで言って、と言われた"というエピソードを披露しており、凄くイイ発音で "コイゴコロォ〜ゥ"と再現してるのが可愛くてこれまたジワジワ感が倍増。あと個人的に思い出せる好きな点だと、"寝ても覚めてもやっぱ ah~ やっぱ ah~ "のところとか、なんだろう、こういう 嵐のスタイリッシュ×シュールな感じ、路線、めっちゃ好きなんですよね。似た例だと「アレルギー」とか。なんか、5人の温和な雰囲気が絶妙な方向へと化学反応を起こすイメージというか。

この他にも「とまどいながら」カップリング、ひんやりと心地よい名バラード「冬のニオイ」や、ゆったりしたサクラップが楽しめる「君がいいんだ」など名曲をドドッと収録。このシングルはいいぞ。

 

「NA! NA! NA!!」  (2006)
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シングル「きっと大丈夫」のカップリングとなった、ちょっとぶっ飛んだ 春のハイテンション応援歌。早口めに "はっはーい。待て待って "というフレーズから始まる少し変わり種なサクラップや、印象的なフレーズ "午前0時に 君のメールを読んで 窓を抜け出し コンビニにLet's Go!" など、これまたカップリング曲ならではの自由で濃密な世界観が繰り広げられてて味わい深い。曲の終盤では、雰囲気が変わり 力強いメッセージ性が感じられるパートがあったり、大野さんの美声が聴けたりと 最後まで魅力満載。さすが「きっと大丈夫」のカップリングなだけあって、悩みはあれど思わず"まぁ、大丈夫か! w"と思えてくるようなカラッとした質感が乙。あと個人的な意見ですが、この頃あたりの相葉くんの髪型(短めhair)が1番良いと思います。うん。

 

「目指した未来へ」  (2012)
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シングル「Face Down」のカップリング。ゴリゴリのデジタルサウンドサクラップが乗る完全・次世代ポップな表題曲と共に収録されたこの「目指した未来へ」は、何とも味わい深い骨太なロック・応援ソングということで、まずそのシングルとしてのギャップ面にグッときた。

歌詞では  まるで"路上を転がる空き缶"のように行き場のない、なかなか未来へと踏み出すことのできない主人公が描かれており、爽やかな曲調ながら 現実的な雰囲気に"新しさ"を感じる。

そして、この曲について最も特筆すべきなのが、初回限定盤の方に収録されている楽曲「ひとりじゃないさ」に"目指した未来へ"というフレーズが、反対に この「目指した未来へ」に"ひとりじゃないさ"というフレーズが登場している点であり、2曲を合わせて聴くことで世界観がリンクするという高度な構成になっている。これ、「ウラ嵐」聴いてる時に気づいて、本当 めちゃくちゃ衝撃 受けて かなり長いこと"凄くない?"と思ってたんだけど、後にwikiを見たら "「ひとりじゃないさ」アンサーソング"とか当たり前のように書いてあって "マジかー!"と思った(笑)。

 

「Future」  (2007)
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カップリング曲 部門、最後はこの曲で締めたい。花男ブームで国民的アイドルへのスターダムを駆け上がった5人が 絶妙なタイミングで出したシングル「We can make it!」より収録の名曲、「Future」。同じく収録の「Di-Li-Li」も含めて恐らく、全ての曲にサクラップが入っている唯一のシングルですね。とにかく迫力のあるラップが目白押しで 1曲の中に楽しい色んな要素が満載で、このシングルをレンタル屋で借りてこれた時はもうときめきが止まらず、漫画風に描写するなら ずっと目がキラキラしてた。キャッチコピーを付けるなら、"超・コンセプチュアル" "トップオブザ応援歌・トップ3" みたいな。

で、そんな中でも「Future」の良さが特に格別なんだ…!!っていう。まず、嵐の曲を長年 作り続け、嵐ポップスの何たるやを熟知してる大ベテランの100+さん、ha-jさんのプロデュース曲な時点で間違いないというか。王道ロック、ドラマチック応援歌・驀(マッシグラ)。嵐の曲には、真心のこもった"音楽の喜び"がたくさん詰まっていることを、こういう曲 聴いてると思い出させてくれますね。"進めば道はつくられる"…この一言の重みを胸に、いざッ、未来へ。

 

 

④2016年~現在:音楽ファンとして改めて気付かされた、嵐の歌の魅力。

様々な嵐の曲に出会い、ドラマを観て、あらゆる情報を追い続けて。そんな風に "音楽=嵐 一色"のまま趣味を追求してきた僕でしたが、'14年以降はもっと広い音楽の世界を知るようになり、年々 大好きと思う歌手が増えていって、いつしか段々と リアルタイムでの嵐の曲を追うことはなくなっていきまして。

そんなこんなで2年が経過し、'16年の春のこと。ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」にどハマりし その主題歌である「Daylight」も好きになったのを皮切りに、第2の嵐ファン・ライフが始まったのでした。同時にTwitterでは 同じ年代の男子とも嵐トークが出来るようになったり、テレビでは 日テレの青木源太アナがジャニーズ愛を語るようになったりと、男性にも嵐は愛されてるんだなそれをはっきりと言える時代が来たんだな、ってことに感動してしまって。そんな現代に改めて、嵐(及び 嵐の音楽の存在)は偉大であると、本当に出会えて良かったと、強く思うんですよね。

…ということで前置きが長くなりましたが、最後の項では 近年の曲のレビューに加えて その他の好きな曲を一挙に振り返っていきます。

 

「Daylight」  (2016)
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'16年春リリース。「I seek」との両A面であり、前述の通り ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」の主題歌となった楽曲「Daylight」。なんと、松潤が櫻井くんに"ラップを書いてほしい"と以来したことでFace Down」以来 4年ぶりの" シングル曲×サクラップ "が実現したという超レアな案件が話題として上がっており、これには元々 嵐ファンであった僕も居ても立ってもいられない事件だった。

まぁ まずそこでテンションが上がった訳ですが、1番この曲にハマった要因はやっぱり、「99.9」があまりにも面白すぎたこと。それもそのはず 制作陣があの大人気ドラマ「TRICK」に携わったベテラン・木村ひさしさん(監督)や蒔田光治さん(トリック監修)などプレミアムな要素満載で、実質「TRICK」なんじゃないか…?というくらい小ネタが画面中にわんさかしてるようなシュールな世界観にあの松潤が入り込んで駄洒落で謎解きしたりとか(笑)、もうこんなん良すぎて、ドラマファンとしても嵐ファンとしてもちょっと震えた。深山は間違いなく松潤史に残る(?)ハマり役であり、新境地だった。近年最高のドラマ。…で、あと 最終回で主題歌がちょっと長めに流れる部分ではなんとサクラップまでオンエアされており、"ド、ドラマでサクラップーー!!?"ってなりました。つまり、2016年は 嵐ファン・ライフを再開させるには十分すぎる1年だったという訳です。

 

「DRIVE」  (2016)
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アルバム「Are You Happy?」 1曲目に収録。このアルバム リリースあたりの心境としてはとにかく"年内に「Daylight」がアルバム曲として聴けるなんて嬉しい!!"という感じで のんびりと楽しみたい気持ちだったけれど、如何せんこの頃は大学受験の勉強で忙しく、疲れる日々の中 移動中に聴いて 思いがけない瞬間にめちゃくちゃ励まされる…なんて思い出が詰まった、そんな1枚になった。

特に「DRIVE」は聴いてると 当時のことがとても鮮明に蘇ってくるし、シンプルに本当にカッコイイ曲で ストレス発散レベルが高すぎる。重低音の心地良さがたまらない。"季節外れの 打ち上げ花火   祝福してる"ってフレーズが何度 聴いても好き。

 

「Sugar」  (2017)
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アルバム『「untitled」』収録。Twitter × 本ブログにて毎年 開催の"ベストソング記事"にて 年間 TOP10・ランクイン曲として語らせて頂いた1曲。この曲に出会ってひたすら思ったのは "嵐っていつの間にかすっごい大人っぽくなったんだな…"ということ。いや、今になってこんな言い方をするのはちょっとおかしい気がするけど、なんだか今までにないような"大人セクシーさ"が曲全体に溢れてて、とにかく"新しい!"と感じて。するすると流れるように心地よくメロディアスな曲展開が続く様は さすがだなぁ!と表現せざるを得ないのだけど、なんだか5人の歌声からはもっとそういうこと以上のオーラを感じたんですよね。「Suger」、名曲ですよ。

 

「Find The Answer」  (2018)
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ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II」の主題歌となった昨年のシングル。'18年頭頃の心境はというと、「99.9」ファンとしてはとにかく"シーズン2やってくれるとか本当に楽しみ!!"とテンションが上がっており、しかも 記念すべき日曜劇場100作目の作品だと言うんだからもうスペシャルな要素満載で、実際そんな視聴者の期待に応えるような素晴らしい作品で。去年の冬は本当に楽しい3ヶ月を過ごせたなという想いでいっぱいで、去年1年間のことを振り返ってもやっぱりこれは幸先の良さを連れてきた1曲であり、ドラマだったなと強く感じます。

何が良いかって、歌詞がめちゃくちゃストーリーとリンクしてるんですよ。シーズン1では入りきらなかった深山の過去の話が 2の2話で描かれて、からの " 過去は変えられない  そう君は嘆くけれど  いま語り合う未来がそれを 彩ってくんだ "…は本当に泣けますって。

あとこのシングルで好きな要素は、カップリングの「Circle」「Bounce Beat」がカッケー!というのと、リアルタイムで盛り上がれた平昌五輪のテーマソング「白が舞う」にも深くハマった点。色々と思い出を作ることができた、大切な冬の1枚となりました。

 

「Endless Game」  (2013)
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「Endless Game」。これが、僕がリアルタイムで応援した約10年の中で最も熱く盛り上がった、個人的・嵐ハイライトの1曲である。とある家族の崩壊と再生を描いた衝撃のドラマ「家族ゲーム」の主題歌としてリリースされた楽曲であり、放映中の3ヶ月は本当にドラマ,主題歌 共に深く深くのめり込んだ。今までのどれとも被らないような不思議な感じが画面全体から溢れており、1つ1つの演出が独特で、櫻井くんが毎話 放つ様々な言動の数々や 描かれていく"困難"は、まるで頬を叩かれるように痛く残酷で、鮮烈で、何より怖かった。そしてそれらの雰囲気は 主題歌「Endless Game」にそのままそっくり反映されていてこれがまた少し不気味だった。正直、初めて櫻井くんのことを怖いと思った。

が、その分 ドラマから学ぶことのできるメッセージ性も強く、終わる頃には凄く心に残る作品となっており、この曲も好きな1曲となり。この、嵐というアイドルを通した" 感じたことのない感覚 "は、未だにしつこく振り返ってしまうくらいに濃い、大切な記憶になった。早い話が、超どハマりしたドラマでした!!!!ということですね。

 

「Bittersweet」  (2014)
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「Endless Game」が嵐ハイライトならこれはベスト2。とにかく曲が良いっ!!!!!!! メロディーの美しさ的にも、曲の展開のドラマチックさ的にも、アイドルとしてのキラキラ感的にも、全てのランクがピカイチと思えるくらい、ついつい聴いちゃうスルメ曲。これが嵐の15周年を彩った曲なんだな〜と思うと本当に納得できちゃう。嵐ポップスの金字塔とも呼ぶべき存在。まぁ、ヒットメイカーの100+さんが作詞・作曲ですものね、間違いないなって気しかしませんが…!!!!!!!

ドラマ「失恋ショコラティエ」の主題歌ということで、熱心に観てた訳ではないのだけどサントラ(作:Ken Arai) にはすっごいハマってて、一時期ずーっっと再生してて春には旅先でも聴いてて、主題歌と共にもう一種のお祭りみたいになってた'14年の春。でカップリングが ソチ五輪テーマソングの「Road to Glory」、サクラップがカッコイイ近未来サウンド「Sync」、相葉マナブでもBGMで使用される名曲「もっと、いまより」とかこのシングル ヤバい。只者ではない。エモい。

 

「Breathless」  (2013)
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あ、これもほぼ個人的ベスト1ですね。東野圭吾さんの原作が大好きで、映画化も本当に喜ばしくて、映画館に観に行くくらい1大イベントだった「プラチナデータ」の主題歌で。それで、まぁ肝心の映画は 内容があまりにも原作と違いすぎてなかなかショックを受けたまま帰宅することとなった苦い(?)思い出があるのですけど、そういうのも薄れるくらいにとにかく「Breathless」が好きだったし、心からカッコイイ!!と思う1曲だった。で 両A面である「Calling」にも同じくらいハマって、(「LOVE」の項でも書きましたが) なんかこの時あたりの嵐には"いつもと違う感じ"が漂ってて特に好きだったんだよなぁ。記憶 巻き戻してもう1回 2013年を感じたいってくらい。

特に印象的なのは、年末の紅白でこの曲が披露されて、そのパフォーマンスがカッコよすぎてしばらく呆然としてしまったこと。というか本当にパフォーマンスが終わった瞬間、会場全体の人が"嵐 凄いな…"と思っただろうな!っていうのが画面越しに伝わった瞬間があって、その瞬間がずっと忘れられないんですよね。さすがトップアイドル…という。

 

「Monster」  (2010)
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…と、まぁ個人的に思うカッコよかった瞬間の嵐をいくつか挙げて参りましたが、グループ的に絶対的に 重要なターニングポイントであった曲として挙げたいのはやっぱり「Monster」。これは本当に何度 聴いても"嵐ってカッコイイなぁ"というのをシンプルに鮮烈に感じさせてくれる1曲で、それは動かない事実だと思う。似た系列の曲だと無論「Truth」や「誰も知らない」なんかも捨てがたいけど、うーん、やっぱ、「Monster」の重要度はハンパない。なんかあの、よく過去の振り返り映像とかで流れるたびにもうカッコイイ。

そしてこの名曲を初めて聴いたのが、忘れもしない 「嵐にしやがれ」のPR特番「嵐伝」にて披露されたあの日の夜。途中の舞踏会みたいになる間奏のところで、間違いなく"ついに最高傑作曲キタ。"と思った。果たして、再び あそこまでの熱狂に包まれるほど素晴らしい嵐の名曲に出会えることはあるのだろうか…と思うけど、正直 今後 難しい感じもするし、改めて「Monster」は偉大だ、と感じる。

 

「Step and Go」  (2008)
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元々 好きな1曲ではあるけど 昨年あたりから急上昇。10年ほど前、最初こそ そこまで惹かれる要素が分からなかったものの、じわじわとハマっていき ハートを撃ち抜かれる感じ、これこそがイコール、嵐を応援歌し続けたい気持ちに繋がってるではないだろうか。何より良いのは、ラップが入ることで曲の展開がドラマチックになるこの高揚感。この喜びをいつも、しみじみと噛み締めるように味わいたくて思わず再生して振り返っちゃうのが必ず「Step and Go」なんですよね。

で、何が急上昇かというと、去年 PVを初めて見たんですけど……あんなカッコイイんですね!!!!!?この曲のPVって!!!! 正直ビックリ。なんか、良い意味でイメージと違ったというか。踊る5人をハイスピードカメラで映した姿が、あれほど美しいものとは。華麗に舞う5人の姿はまるでプロのフィギュアスケーター。なんだか、ダンサーとしての"匠"みたいなものを感じた。シンプルだが超名作PV。見たことがない方は是非 一度ご覧あれ。

 

PIKA★★NCHI DOUBLE」  (2004)
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そして、様々な振り返りを経て時は進み、再び今年の1月27日。活動休止が発表されて、まず初めに頭に浮かんで 思わず再生してしまったのが、5人の熱さがたくさん詰まった2004年の名曲「PIKA★★NCHI DOUBLE」だった。

いつもの仲間が 離れてくなんて

旅だってゆくなんて

それぞれの道に差す 光の波を超えてゆく

限られた愛と時間を 両手に抱きしめる

せめて今日だけは消えないで

解散や脱退はないと分かっていても、どうしてもこういった"別れ"を感じさせるフレーズたちが今の状況と重なってならない。聴きながらしみじみとして、少し泣けてきたり。

 

「感謝カンゲキ雨嵐」  (2000)
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それから今年2月1日。Mステにて名曲「感謝カンゲキ雨嵐」が披露された。なんていうのかな… 陳腐な言い方になってしまって他の表現が分からないけど、本当に見てて涙が止まらなくなって。自分でもビックリするくらい泣いてしまった。この5人にこれまで長らくお世話になってきたこととか、これから見れるのは限られた時間でしかないとか、色んな想いが瞬時に心の中で渦巻いたのかな。とにかく上手く言えないけど、あの日のパフォーマンス見ててボロボロ泣きました。つい2ヶ月ほど前のこととは思えないくらい、なんだか不思議な夜だった。

 

…ということで、以上、計80曲 語って参りました。お別れの日は決まってる訳ですが、兎にも角にも今年は20周年記念イヤーなんですからね。色んなことに今年1年 期待しつつ、ひとまず、本レビューは3ヶ月間という史上最長執筆期間だったんですが、こうして嵐について改めて深く深く考える時間が作れて良かったです。それではここまで読んで頂けた方、どうもありがとうございました。 (滝野)