静穏の日々

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#ベストソング2017 〜今年は最高!! 2017年 邦楽ハイライト🔥

さぁ、今年もこの記事を投稿する時期がやって参りましたね!!Twitterで10月〜年末にかけて恒例の「今年の音楽シーン総括」タグ・「#ベストソング20xx」。その中でも 個人的に大好きだった楽曲をアーティスト様の特徴と共に掘り下げて語らせて頂く”邦楽 総まとめ記事シリーズ”としては今回で3回目になります。

皆さんは今年、どんな年でしたか?

どんな音楽聴いてましたか?

個々に様々な想いがそれぞれあると思いますが、僕から言うと、今年は本当に”最高!!”でした。

涙が出るくらい大好きになれる音楽や、愛おしさ 素晴らしさに思わず胸がドキドキしてしまうような音楽に出会えるわ出会えるわのカオス状態。後の人生でも語りたい音楽遍歴の1ページがグッと増えた、忘れられない素晴らしい年になったと思います。そんな音楽たちに出会えた日々の記録は思い返せばまさに、スポーツ選手たちが活躍した オリンピックのハイライトのような形に等しい。ダイナミックで泣かされてカッコよくて熱盛 !!な楽曲揃いだった2017年邦楽。今一度 振り返っていきたいと思います!!

(注:今年の邦楽語りに関しては一度 6月の時点で「上半期編」としてしっかりまとめてしまっているため、本記事ではその「上半期」時点の話題を踏まえた上でも記事を書いていく予定です。なので、ご興味のある方は是非、↓こちらの方の記事も読んで頂けたら嬉しいです!!(特に女王蜂、Sing Like Talking平原綾香、ヤバT 等については「上半期編」のみでしか語れてないので…) )。


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桑田佳祐「オアシスと果樹園」

今年 自分の中でダントツNo.1であった激アツトピック、それは、大好きな桑田佳祐さんが30周年を迎え、アルバム「がらくた」をリリースしたことでありました…! もう、本っ当に待望の作品だった。。自分にとって人生最高の音楽だと思ったあの「MUSICMAN」を作り上げたあのお方が、ソロデビュー30年目にして繰り広げる新たな世界に、その瞬間に、ファンとして今こうして直面できるなんぞ……素晴らしすぎる瞬間であり、それだけで今年はもう夢見心地……という感じの年になり得たわけで。で、この「がらくた」が本当に凄くて、桑田さんがここ数年で挑戦してきた色鮮やかな様々なジャンルの楽曲たちが全て収められた上に、「簪 / かんざし」「ほととぎす [杜鵑草]」「春まだ遠く」など、美しき”和”の世界観に+味わったことのない感覚にして、確かな新境地を感じさせる楽曲群……桑田さんはやはりいつの時代も、聴き手を新たな感動へと誘う天才だなぁ…ということを再認識してしまうような、素晴らしい作品でした。

そんな中でも最も勢いを感じた、これぞ桑田節!!という曲は、やっぱり「オアシスと果樹園」だったな。もう、イントロから盛り上がりが凄くて、終始 気分が上がりっぱなし。NHK「SONGS」で披露されたの見た時もめちゃくちゃ良かった!! そしてなんといっても、歌詞の響きが本当に良い。今回このアルバムの中で一番好きな曲はなんだろうとじっくり考えた時に、最大の決め手となったのはそこ。出だしの歌詞の”遥か旅路へ国際航路は 上へ上へと雲を掻き分けて 光一閃 空に虹をかけた”ってもうそこから響きの良さが最強じゃないですか。文字通り上へ上へと雲を掻き分けるような盛り上がりを見せ、”こんな男が今も君を想う”とか”辿り着けないオアシスは陽炎みたい”とか、桑田さんらしさ満載のカッコよさが炸裂しまくりで。そしたラスト”新しい朝が来る  旅は続くのだろう”……これで〆る30年目の男クワタの粋な言葉よ。最高に痺れる。とにかく良い曲だし、語りだせばキリがない!!

個人的に今年は、桑田さんのファンになって3年目、初めて心を大きく動かされるイベントが盛りだくさんに満たされてた年で、本当に良い思い出がたくさん出来ました。偶然にも映画「茅ヶ崎物語」の公開時期と重なってたけど 実際に茅ヶ崎へサザン巡りの旅に行ってきてそこで見てきた素晴らしい風景の数々とか、Twitterで2年来の付き合いがある桑田ファンのフォロワーさんと初めてお会いし 一緒に「がらくた」のアー写で写ってる代々木の例の踏切を見てこれたこととか、色々な意味で今年2017年は、忘れられない大切な大切な、思い出の”桑田イヤー”となりました。👍
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さぁ来年は、サザン40周年。今夏 三ツ矢サイダーのCMで使われてたキャッチコピー「See you in 2018」からも分かる通り、既に盛り上がりは右肩上がり。楽しくなりそうだ〜♪!!

※その他「がらくた」についてや桑田愛 等々は↓こちらのレビューで悔いなく語っておりました。良かったらご覧下さい!!


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君が営るカフェテラスは Far away 星降る里
Oh…  切なくて  振り向くこともある
新しい朝が来る  旅は続くのだろう

 

竹原ピストル「例えばヒロ、お前がそうだったように」
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 「上半期編」でベストソング ダントツの第1位にランクインし、5月のアルバムレビュー(※)とベストソング記事 二段階に渡って魅力を語り尽くした、アルバム「PEACE OUT」収録の素晴らしい名曲。今年は本っ当に、竹原ピストルさんの虜になりまして。。Twitterでもずっと愛を呟いてたのでフォローして頂いてる方はお気づきかもしれませんが(笑)、本当に大好きな歌手に出会えたのです…。この出会いが大きすぎて、実質 今年最も感動させられたベストソングはこの曲だと言えるかも。真っ直ぐに思いが伝わってきて、ロックで、カッコよくて、時に詩人で、優しくて、キュン💕とさせられ、そして泣かされる……そんな音楽を作る竹原さんが語った、今は亡き友人”ヒロ”に捧ぐ、無念や怒りの気持ちが混じり合った言霊の数々、=「例えばヒロ、お前がそうだったように」。本当に本当に、心を揺さぶられたし、この曲を聴いたのをきっかけに、竹原さんの音楽にちゃんと触れてみたいって思ったのでした。今年のアルバム「PEACE OUT」から遡る流れで「youth」(2015)→「BEST BOUT」(2014)と聴いていったわけだけど、どの曲も本当に素晴らしくて、竹原さんなりの熱くて しっかり心を掴んで揺さぶってくれる言の葉の数々にひたすら励まされて、例え明日が辛くても、負けずに生きていこうと思えて…。そういう、大切な存在になり得たのでした。

昨年から今現在までまだまだ放映中の住友生命「1UP」のCMにて流れてるヒットナンバー「よー、そこの若いの」で『2017 57th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS』の主題歌賞を受賞されたり、「PEACE OUT」収録の「俺たちはまた旅に出た」が伊藤忠商事のCMソングとして印象的に流れてたり、5月放送のNHK「SONGS」で竹原さんが出演した際にSNSが大きな盛り上がりを見せてたこと、そして何より紅白歌合戦への出場が決定したこととか……色々思い出すとやっぱり、僕と同じように今年、竹原ピストルという1人の歌うたいに魅せられ、勇気づけられた人々がたくさんいて、って、そう思うと、改めて大きな存在だなぁと感じてしまいます。こんな素晴らしい出会いに、改めて感謝したい……。あぁ、大晦日が本当に楽しみ。竹原さん、これからもよろしくお願い致します。

※ ”アルバムレビュー”、↓こちらの記事のことでございます。良かったらご覧下さい!!


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目が眩むほど、真っ赤に真っ赤に
ちゃんと人間か?
例えばヒロ、お前がそうだったように

 

星野源「Family Song」

さっきと同じようなこと書くようだけど、これも実質ベストソング第1位です(笑)。星野源も個人的に ファンになって3年目になりますが、ここまで深い感動に誘われて、様々な事象が重なった上で大好きと思える曲に出会うのは、今回が初めてかもしれません…。

源さん曰く”60年代末から70年代初頭のソウルミュージック”を意識した”自分にとっての家族の歌”ということで、初聴き当初から、なんとなく初期の作風の感じも思い出させる シンプルで原点回帰的な仕上がりなんだな〜と思って、良い曲だなぁと しばらく口ずさんだりして楽しく聴いてたんだけれど、何故その後さらに この曲に強く心を惹かれたかというと、今年の夏の終わり 8月30日の深夜、ラジオ「星野源オールナイトニッポンにて、源さんと音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんと2人でシングル「Family Song」及び収録されている楽曲群の徹底解説をしてたんですよね。で これが本っっ当に面白くて、ド深夜にも関わらず全く眠くならずに気付いたら3時まで、興味深々で聴いていて。まず何が面白いって、最初から紹介していた”60年代末から70年代初頭のソウルミュージック”とはどういうものなのかを 今回の曲の細かな部分にまで焦点を当てて解説してて、例えば サビに入る前の「ダカダカダッ、ダダッ、ダダッ、ダダダッ」のキメ部分がジャクソン・シスターズ『Miracles』(1973) のリズムをそのままオマージュした ということを話し、それを踏まえつつもう1度「Family Song」をかけて聴き比べたりとか、バンドメンバーにアル・グリーンの『Let’s Stay Together』(1972) を意識させるような音作りを進めていったエピソードとか、とにかく何から何まで、聞いてて面白くて。音楽愛に満ち溢れた星野先生の音楽の授業。最高だったなぁ。。やっぱりこの方は天才だ!!と改めて強く思いましたよ。

そしてもう一つ そのラジオの中でお話されてたこととしては「Family Song」の曲自体に込めたメッセージ性についてなんだけれど、高橋さんの娘さんが↑このPVで 源さんが女性の格好をしていることに”なんで?”と疑問を抱いたらしく、高橋さんはそれに対し「男の子が女の子の格好をしてもいいし、女の子が男の子の格好をしてもいいんだよ」と受け答え、そのやり取りから高橋さんは ”まさか、3歳の子供が もしかしたらこれでLGBTの理解の入り口に立ったのだろうか”ということを考え衝撃を受けた  と話し、それを受けて 源さんが語った言葉が本当に素晴らしかったので、長くなりますが、引用させて頂きます。

いまやっぱり、あれは楽しいミュージックビデオを作りたいっていうのがまずあって。リズムが伝わるような、っていうのがあったんですけど。あれが面白いものとして受け入れられているのもあるし、なんか楽しいし、多幸感があるっていうのがいいと思うんですけど、格好については早く疑問がなくなればいいと思うんですよね。あれが普通になればいいのにとすごく思っていて。〜略〜

で、この『Family Song』もそれを声を大きくして訴えたいっていうことじゃないんですよね。「そういう風に、世界を変えていこう」じゃなくて、「もう、そうなんだって」っていうことを。で、それを前提に曲を作りたいなと思ったんですよ。これがスタンダードで、いまの時代の家族の歌だし、それを、「変えよう」っていう風に訴えていくんじゃなくて、それはもうすでにいろんな家族の形があって。〜略〜

血がつながっているからといって「家族」って思わなくても僕はいいと思っていて。本当に愛がある人を家族だと思えばいいと思うんですよね。だからそれも含めて、いまの価値観を内包した曲を作りたいなと思って。そうじゃないと、その時だけの曲になっちゃうので。ずーっとこの先、家族の歌にやっぱりしたいなと思うので。だから、そういうのも届いたっていうか。エッジをきかせているつもりは全然ないんですけど。エッジはなるべく削ぎ落としているんですけど(笑)。でも、そういうのにも引っかかってくれる……エッジをきかせたつもりはないんだけど、引っかかってくれるっていうのはすごくうれしいし、よかったなと思いました。改めて。

この話を聞いてて、凄く納得して、衝撃を受けて、この「Family Song」は本当に 色々な意味の込められた素晴らしい名曲なんだな、と強く思って、どうしてもこの話をラジオ聞いてた人以外にも広めたくて 誠に勝手ながら紹介させて頂いたんだけど……いやはや、源さん、本当素晴らしい人間だな、歌手だな〜って、、ほんと、そんな単純な感想しかまともに出てこない自分の思考がなんかじれったくて、、って、そうなるくらいにこの曲は名曲だと自分は思ったのです。

※ラジオの音声からの引用部分は、↓こちらのサイトから引用させて頂きました!!まさか あれを全て文字にし、話に登場した原曲の動画まで貼ってくれる凄い方がいらっしゃるとは、めちゃくちゃ衝撃です。まことに感謝致します…!!


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ただ幸せが 一日でも多く側にありますように    悲しみは次のあなたへの橋になりますように

遠い場所も 繋がっているよ

 

椎名林檎「人生は夢だらけ」

今月6日にリリースされたばかりの、約3年半ぶりとなる待望のセルフカバーアルバム「逆輸入」の第2弾「逆輸入〜航空局〜」。本っ当にですね、これは待望の作品だったのですよ!!とにかく近年の林檎さんの楽曲提供曲は本当に凄くて、前作の「逆輸入〜港湾局〜」がめちゃくちゃ素晴らしかっただけに ”逆輸入の2作目早く出してくれ〜!”ってずっと願ってて事あるごとにそれを言ったりなんかして。そしたら林檎さん、そんなファンの呟きを SNSエゴサーチによりちゃんと見ていらして、”お客様”の声にお応えしよう!ということで今回のセルフカバーのリリースを決定したのだそうです。ほんと胸熱じゃありません!?!?最高のファンサービスじゃないですか!!!!  もう本当に、年の終わりにとんでもない名盤を放ちましたね林檎さん。とにかく全体を通して迫力貫禄快楽度が凄まじくて、聴いてて心を愛撫されてるような感覚でした。ひっさびさに”ゾクゾクさせられる系林檎”が聴けて大満足!!

今回 本作のリードトラックとなっている「人生は夢だらけ」は 高畑充希さんに提供した かんぽ生命「人生は、夢だらけ。」のCMソングとして昨年3月~放映が始まった楽曲のセルフカバーであり、これも”林檎さんが歌ったらどんな感じになるんだろう?”ってずっとワクワクして待ってたけど、もう想像以上の素晴らしさでしたね。まず、夫・児玉裕一 監督の撮られたMV(↑)が相変わらず美しすぎて。1番終わりの「人生は夢だらけ〜!♪」で暗闇の背景が外れて林檎さんが明るい人混みの真ん中に放り出されるシーンの、弾けるような華やかさ、これが本当に愛おしいのです!!そして同じシーンで 児玉監督 お馴染みの 超オシャレな”画面いっぱいにタイトルバック!”テクが繰り出される!!
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そして、林檎さんがMVにて着用してらっしゃる緑色のコートは母から譲り受けた45年もののヴィンテージ、ネックレスは 4歳になる娘さんが針と糸を用いて手作りしたものということで、3世代に渡り家族の愛、母性を感じるエピソード、演出に心が温まる…。シンプルで明るくて、希望を感じる曲調、力強い歌詞には胸が踊るし、ずっと頭に残って思わず口ずさんでしまうし、ベストソングを1つ選ぶなら、確実にこの曲だな!と思った訳ですよ。これは、林檎さんの新たなる代表曲となるのではないでしょうか。

加えて 今年1年を今一度 振り返ってみると、3月はあのトータス松本さんとのコラボ曲「目抜き通り」が話題を呼び邦楽界全体を盛り上げ(←紅白でのお2人の歌唱 楽しみですね)、10月には明治「ザ・チョコレート」のCMソングとして以前 栗山千明さんに提供した楽曲「おいしい季節」のセルフカバーを配信リリース、そして個人的には、これまで未聴だった2002年のカバーアルバム「唄ひ手冥利〜其ノ壱〜」を聴き どハマりする(宇多田ヒカルさんとのコラボ曲「i won't last a day without you」には正直、去年の「二時間だけのバカンス」より涙腺をやられた)……と、様々なタイミングで確かに、段階的に、林檎さんの作る音楽を味わい尽くせた1年でしたね。鱈腹 味わい満腹 至福!という感じ。

あと この話題にも触れておきたい!今年10月28日 NHKで放送された特番「内村五輪宣言!~TOKYO2020開幕1000日前スペシャル~」に林檎さんが出演することになり、リオ五輪で大盛況となった 林檎作:ピチカート・ファイブ『東京は夜の七時』のアレンジを今回は『東京は夜の七時 NHK東京五輪1000日前スペシャル』と題して再び浮雲ボーカルで、特別ユニット「HUMAN ERROR」として披露されたのだけれど、横を踊るダンサーの1人が林檎さんで もう1人のダンサー”小雨”は何者なのか 本番までシークレットになってて、本番後に正体が明かされたんだけど、なんとその人、Perfumeや”恋ダンス”の振り付けでお馴染みの、あのMIKIKO先生だったのである!!!

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椎名林檎長岡亮介MIKIKO先生。凄くないですか!?この3ショット。「HUMAN ERROR」、ヤバイ。大注目すぎる。こんなに面白いことしてるのに、放送後も本人達が一切この話題に触れていないのも、なんだか謎めいててワクワクする。2020年の東京五輪でも是非 「HUMAN ERROR」にパフォーマンスを願いたいものですね。なんだか近年 活動の多彩さ華やかさがどんどん上昇している林檎さん、この間のインタビューでは ”20周年、宇多田ヒカル&aiko(含む同期98年組)と「We Are The World」しちゃいたい”なんて発言されてて超ビックリさせられるしで、もう最高ですわ。さて来年、どうなる!?  高まる!!👍


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それは人生  私の人生  誰の物でもない
奪われるものか  私は自由
この人生は夢だらけ


YUKIさよならバイスタンダー

2月にシングルとして発売され、3月にアルバム「まばたき」に収録された楽曲。YUKIさんも、今年本当にハマったアーティスト様の1人ですね。「WAVE」(2006)とか「FLY」(2014)とかアルバム借りて聴いて、そのポップでキュートでクールでダイナミックでダンサブルで 時に哲学的で耳に癒しを運んでくれて、命の鼓動が響いてる & 生きる希望を与えてくれる 自称”ミス・大丈夫”YUKIさんの名曲の数々にはめちゃくちゃ衝撃を受けて、特に「うれしくって抱きあうよ」(2010)収録の楽曲「ランデヴー」が好きすぎて、Twitterで「#ベストハマりソング2017」なんてタグを作って、「ランデヴー」を1位にランクインさせるためにその過程としてそこから今年ハマった曲70曲の感想を書き綴り始めるという、、それくらい「ランデヴー」とYUKIさんが好きになって。。

その流れで今年のアルバム「まばたき」も借りて聴いたら、これが尋常じゃないくらいの名盤で。。2005年リリースの名曲「ドラマチック」を彷彿とさせるようなドラマチックでダイナミックなロックチューン満載で、今年デビュー15周年だというこのメモリアルイヤーに相応しい、”YUKI史上最強 超ド級無敵ポップアルバム”の看板に偽りなしの仕上がりで、「こんにちはニューワールド」とか「私は誰だ」とか「バスガール」とか「2人だけの世界」とか「トワイライト」とか 兎にも角にも素晴らしい名曲が多すぎてベストソングが全然選べなくて、結果 本当に僅差でさよならバイスタンダーのランクインに落ち着いたわけです。

31thシングルでTVアニメ「3月のライオン」のオープニングテーマとなったこの曲(※秋クールからは最新32thシングル「フラッグを立てろ」)、個人的にまだアニメも実写映画もチェックできてないので、曲とストーリーがどのようにリンクしてるのか深くは分からないのではっきりとした事は言えないのですが、曲のテーマとして現時点で特に挙げられるのは、「例えボロボロになろうとも、強く生きていく。試練に打ち勝つ。」ということだと思うんですね。「涙なら冷蔵庫に置いてきたはずだ」とか「額から汗が流れて目に沁みて痛い」とか心に刺さるような直接的な”試練”の表現がなされてから、「こわくて、こわくてこわくて投げ出したくても  僕は僕に誓うよ」とそれに打ち勝とうとするサビ部分の流れに、心をぎゅっと掴まれ 引き込まれ、一方「川沿いを走る電車の音  うつむいて咲く向日葵の色 夕焼けがしましまのボーダーになる」とか「夜は明けた 大きな声で叫ぶよ」とか鮮やかな情景がはっきりと目に浮かぶような強烈な印象を残すフレーズは、まるでアニメーション映画を観ているような、新海誠 監督の「君の名は。」のような、ああいう世界観を思わず連想してしまう。つまりこの曲、メッセージ性要素としても美しさの要素としても、全てにおいて YUKIさんの歌手人生における集大成的ベスト・lyricsだと思うのです。先ほども書いたけど、まさに、デビュー15周年だというこのメモリアルイヤーに相応しい、そんな記念碑的名曲。いやはや、YUKIさんが好きになって最初にリアルタイムで出会う曲がこの曲って、贅沢すぎますわ…。今後の活動にも期待です!!


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夜は明けた 大きな声で叫ぶよ
慎ましさとか 孤独とか 空しさを
もっと知って愛されてゆくよ
こわくて、こわくてこわくて投げ出したくても  僕は僕に誓うよ


宇多田ヒカル「あなた」 

今月8日にリリースされたばかりの新曲で、林檎さんに同じく ”年の終わりにとんでもない名曲を放たれましたね!!”という感じで、ほんと昨年に引き続き、お二方の迫力にはいつもやられますわ…🎶。9日公開の映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」の主題歌 及びソニー「ノイキャン・ワイヤレス」CMソング として9月下旬からプロモーションが始まっており リリース前から歌が耳に入ってきてましたけど、素晴らしい名曲ですよこれは。。出だしから物凄く引き込まれて、Bメロの管楽器の音がグッ…と沁みて、サビでもうあぁ…最高…って感じで、もう全体的に演奏が素晴らしすぎるし、歌詞の、1人の人を一途に想う様を、心を掴んで離さないような、強い愛を感じさせる表現で歌われていて、例えば”晴れ渡る夜空の光が震えるほど 眩しいのはあなた”とか”戦争の始まりを知らせる放送も アクティヴィストの足音も届かない  この部屋にいたい もう少し”とか、凄すぎますって。鳥肌たちますわ。こんな歌詞は絶対 宇多田さんにしか書けない…!何より宇多田さんの、この美しい歌声を聴けることに究極の幸せを感じるというか。兎にも角にも名曲で、これからの季節 ヘビロテ必至ですね。

今年の宇多田さんは 1月リリースの「光 -Ray Of Hope MIX-」(Remixed by PUNPEE)」から始まって、昨年の「道」に引き続きサントリー「天然水」CMソングとなった「大空で抱きしめて」、ドラマ「ごめん、愛してる」の主題歌になり MVではコンテンポラリーダンスのパフォーマンスで魅せた「Forevermore」と、多彩な楽曲と活躍ぶりには驚かされ楽しまされてきたけれど、今回の「あなた」に関しては本当、さらに凄い魅力を感じる。正直、活動再開後の楽曲で1番好き。初めて聴いた時からメロディが頭から離れなくて、思わず口ずさみたくなる・鼻歌で歌いたくなる、キャッチーさと美しさの融合というか。ごく自然に「あな〜た〜の〜〜いない〜せ〜か〜い〜じゃ〜♪」って歌ってしまうし、バラード(←端的にそう表現してしまっていいものなのか分からないけど) なのにこのポップな感じはなんなのだろう…という、そう、これぞ 国民的ヒットソングメイカーな音楽家宇多田ヒカル様の巧みな技の見せ所な訳で。つまりはこの曲を聴きながら自分の中で、”最強の宇多田ヒカル、完全復活。”なんてことを何度も感じては今年の活躍ぶりを改めて振り返ってしまうんですよね。

そんな宇多田さん、来年には林檎さん aikoさんら98年デビュー組と共に20周年の節目を迎えるということで、なんとまた新たにアルバムのリリースを予定、& コンサートツアーも準備中らしく、めちゃくちゃワクワクしますね!!!来年はきっと、今年以上に楽しくなりそうな予感…。。!!!


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終わりのない悲しみを甘受し
Darling 旅を続けよう
あなた以外帰る場所は
天上天下 どこにもない

 

SEKAI NO OWARI「RAIN」

映画「メアリと魔女の花」の主題歌として話題となったヒットナンバーで、個人的には今回初めてちゃんとSEKAI NO OWARIの楽曲に触れてみたのですが、、この曲は凄い。尋常じゃないくらいに名曲。この↑上がってた動画で初めて聴いて、とにかくビックリした。めったに聴けないような、というか聴いたことのないくらいに澄み渡った、美しく吸い込まれるような雰囲気、後半部分の怒涛の盛り上がり…もう心を揺さぶられまくりで。”深瀬さんの歌声ってこんなに素晴らしかったんだ…” ”そもそもセカオワが作る音楽って、どういう系統のものだと言い表せるんだろうか…” ”枠に縛られなさすぎて凄い……”なんてことを考えながら ほとんど前情報ナシでCDを借りに行ってブックレットを開いて、クレジットに小林武史の名前があるのを見て、とても納得。手がけた楽曲全てがドラマチックで 心が沸き立つような音楽を作り上げる名プロデューサー・コバタケさん×SEKAI NO OWARI…考えれば考えるほど、凄いコラボ。天才的。

コラボといえば今年のセカオワは、小沢健二との楽曲「フクロウの声が聞こえる」とか、DNCEとの楽曲「Hollow」とか とにかく色とりどり、多彩な活動をされてて、これまでニワカだった自分にもセカオワの魅力というものがはっきりと伝わってきて、とても良かったですね。次のアルバム出す時に今年の名曲たちは収録されるのかな。今から期待です!!


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虹が架かる空には雨が降ってたんだ
忘れないよ  こんな雨の日に
空を見上げてきたこと

 

ケツメイシ「はじまりの予感」

 昨年の「さらば涙」に次ぐDHCのCMタイアップソングとして今夏、全国ツアー中にも関わらずケツメイシさんがリリースした大サービス的シングル「はじまりの予感」。ジャケ写がもろにファンモンでしょ!っていう構図のアートワークに アンタッチャブルの柴田さんを起用するという人選チョイスが話題を呼びました。(近年ではツアー内のコントに出演したりと 色々とケツメイシと縁がある柴田さんだけど、そういうのを知らない人が見たら”え!?なんでこの人!?”って感じだと思うんですが💧)。
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それはさておき、今回のこの曲、全てが本当に素晴らしかった。まずタイトルが「はじまりの予感」って、14年前に出てるシングル「はじまりの合図」がすぐに思い浮かんで、もしやあの曲の進化系なの!?とか初聴きする前からテンション上がったし、夏 真っ只中!ってタイミングで新曲出る時の高揚感ってやっぱりハンパじゃないものだし、なにより歌詞とメロが良すぎるんですよ。恋の一目惚れの感覚を表現した楽曲ってことで、目が覚めたら 心 晴れやか またあそこで君に会えたら もうすっかり 気持ちは上の空 こんなときめき 他にあるだろうか”ってこの出だしからシンプルで真っ直ぐな表現にグッとくるし、上へ上へと舞い上がるようなサウンドが心地よすぎて夢見心地。で、初めて聴いた時からもうヤバイな…って感じで、近年はしばらくケツメイシのシングルは配信で購入させて頂いてたんだけど、今回はもうCDでゲットするしかないな、ってなって、買ってきましたよ。

この曲、もう本当に (個人的に)こんなケツメイシが聴きたかった!っていう感動が凄くて リリース当初 ”これ「さくら」以来の国民的ヒット飛ばしちゃうんじゃ!?”ってそれくらいにキュンとさせられては1人興奮してたけれど、なんか、そこまで曲自体がファン以外の人々の元で話題になってた感じはそんなにしないんだよな〜〜と。故になんとしてもこの曲の魅力を継続してお伝えしていきたいんですよねぇ。

ちなみに今年行われた全国ツアーのタイトルは『ケツメイシ KTM TOUR 2017 幻の六本木大サーカス団「ハッキリ言ってパーティーです!!」』ということで タイトル通りサーカスがテーマの公演となっており、僕はその模様が収録されたDVD「ケツの穴...もうひろがらへん」を購入して見たんですけど、ほんとに素晴らしいですね。コミカルなポップソング、下ネタ的演出、コント、実際のサーカス団のパフォーマンスとか、からの突然 落ち着いた雰囲気で静かに深く引きつける楽曲、名曲たちの歌唱で→これは泣く…、かと思えば再び賑やかな雰囲気でディスコナンバー等で会場を盛り上げラストは絶頂のテンションへ……と、もう緩急エンタメ要素満載。人を引きつけるためのあらゆる種類のパフォーマンスが1つの公演にぎゅっと詰め込まれているというか、その4人の姿に老若男女が虜になっていたというか、ケツメイシっていよいよ、行き着くべきポップスターの高みの定位置にまで君臨していたんだなぁ…ということを凄く感じたんですよね。今後ケツメイシはどう進化をしていくのか、より一層 期待!!

※シングル購入時に書いたレビューが↓こちらです。良かったらご覧下さい!!


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久しぶりなんだ  こんな風な気持ち
出会えた奇跡は  はじまりの予感
ただ君が 輝いて見えた

 

ASKA「と、いう話さ」

今年2月に発売されたアルバム「Too many people」収録の楽曲。今年(というか昨年から)、ASKAさんは色々なことがあり、様々な状況におかれる中で YouTubeを通して次々に新曲を発表、アルバムがリリースされて以降も収録曲の中から新たに動画をアップし続け、10月には今年2作目のアルバム「Black&White」を発売、と、その活動ぶりには これまでどちらかと言えば無知だった僕も気になり始めてて、自分の周囲でも実際聴いたり言及されてる方が多かったので これは聴かなきゃ ということで「Too many people」をレンタルしてきた次第で。

で、事前情報ほぼゼロで聴いてみたんですが、そしたらこのアルバム、とにかく”凄い…” ”深い…” ”名曲だ…”の連続だったんですよね。ちょっと個人的に、こういうデリケートな話題を自分の言葉で文にするのって不得意なのでアレなんですけど💧、とにかく名曲だらけのアルバムだこれは!、と思って。それで聴いてたら、8曲目の「と、いう話さ」でビックリしちゃって!。なんか、この曲だけ雰囲気 違わないか?と。なんだか本気でカッコイイ、心揺さぶられるロックで。もうイントロから ギターの音と マイナーコードなピアノの、ダイナミックでちょっぴりダークなサウンドにやられまくって。なんだろう、ほとんどカッコイイ!しかいうことがないですね(笑)。自分の知らない”ASKA”がそこにいたというか。曲の世界観に引き込まれすぎて、5分半があっという間。故に これは余裕のベストソングTOP 10入りであったと言いますか、ここまでカッコイイ曲は、滅多に聴けるようなもんじゃないでしょうと。いやはや、今後もう少し ASKAさんについて知っていきたいものですなぁ。


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海で溺れて 砂漠で乾いて
都会のジャングルで叫ぶ
見えないくせに存在している
愛だとか罪だとか 
どんな大きな鳥にだって
想像よりは高くは飛べない

空しい野望  美しい野望  それを包む愛情
と、いう話さ

 

⑩嵐「Sugar」
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最新アルバム『「untitled」』収録。昨年のアルバム「Are You Happy?」が”嵐らしさ”全開でバラエティー豊かなポップアルバムときて 今年のアルバムの作風はどうなるんだろう…と期待してたら、まさかのタイトルが「untitled」=無題・初のユニット曲を収録・そして10分以上に及ぶ組曲を収録 という、意外性を含んだ要素が三拍子揃った内容であることが発表されて 事前情報 聞いた時点でもう既に楽しんでましたけど、実際聴いてみて、ほんと面白いアルバムでしたね〜。毎年毎年よくこんなに、違うコンセプトのアルバムをリリースするよなぁって、いつもながら嵐の楽曲における力の入り具合には感心してしまいます。 今年のシングル「I'll be there」 「つなぐ」は個人的に今まであまり好きな曲ではなかったんだけど、アルバムの流れで聴いたら凄く曲が映えていて(=アルバム映えしてて)ハマり度が上がってきていることに加え、20周年のタイミングで出せば良かったのでは!?というくらいメモリアル感満載の感動的な組曲「Song for you」や、同じくメモリアル感が強い ダイナミックで名フレーズが集結している名曲「彼方へ」、今までのカッコイイ系シングル曲を全て融合させたような、サクラップ(櫻井くんのラップ)も絶好調のリードトラック『「未完」』、10年前の「ファイトソング」を彷彿とさせるような 5人の仲の良さを再認識させられるボーナストラック「カンパイ・ソング」など聴けば聴くほど良さが伝わってくる1作だと感じ、本来は上で挙げた辺りの楽曲をベストソングに選ぶところなんですけど、1つ 特別ズバ抜けてハマりまくってる1曲がありまして、それをどうしても選びたかった訳でして。その曲というのが、4曲目に収録されている楽曲・「Sugar」。この曲、中毒性が高すぎる。同系統の曲は比較的 近年のアルバムでもよく聴くポジションな雰囲気で、”あぁなるほどね…”と思って聴いてたら、やられた。Aメロ→Bメロ→サビ→2番→Cメロ→ラスサビ、全てちょっと特殊なエッセンスを含んだメロディに引き付けられて、流れるように引き込まれて、曲終わるのが本当に一瞬のように感じる。正直 嵐の曲って完全に”サクラップが入っててこそカッコよさ・セクシーさが演出される嵐”って認識だったのに、それはこの曲を以て見事に覆された。サクラップがなくても、5人とも超カッコイイ。セクシー。正直ほんと、今まで申し訳なかったです(笑)。この曲に関しては是非、嵐を聴かない人にもオススメしたいですね。

ずっと変わらず仲が良く、変わらず多方面で活躍し続けている5人を見てるとあまり実感がないですが、嵐さんもそろそろ20周年のステージが見えてきているんですよね。最近 過去のアルバムたちを繰り返し聴いてて、その”積まれてきたもの”を振り返るたびに、”あぁ、嵐って良いグループだなぁ”と実感してしまう今日この頃。今後の活躍ぶりも楽しみ!


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明日のことなんて Forget now
そう 分かってるのは
もうすぐ今日が終わるってことだけさ
「いつかは2人も 星屑になるの」
そんな駆け引きは 月と太陽に預けて
ただ僕を見つめて

 

tofubeats「WHAT YOU GOT」

「上半期編」でベストソング第4位にランクイン、アルバム「FANTASY CLUB」のリードトラック。今年5月頃 tofubeatsさんの魅力に気づいてからというもの、日常生活の中でこのお方の音楽は本当に欠かせないものになって、もはやトーフさんは僕の生活の一部になってましたね。ポジティブになれる音楽の宝庫「POSITIVE」や、それに同じく名アーティスト達とのコラボが楽しい「First Album」など どの曲もヘビロテが止まらず ひたすらトーフさんの音楽に浸っていましたが、やはり今年のこの曲「WHAT YOU GOT」の魅力はダントツ。繰り返し書いてますけど、本当に改めて ”ほとんど同じフレーズしか繰り返さないのに少しずつ何かを変えて盛り上げてって、ラストで絶頂のテンションに持っていく”っていうのが上手すぎる!と。その一言に尽きるのです。最強のトラックメイカーですよね。6分越えの長い曲にも関わらず、長さを全く感じさせないエンタメ性。そして、相変わらず”音楽の力で元気を出していこう”というのが伝わってくるトーフさんの音楽精神には、なんだかもう眩しすぎて やられる。その光に、いつまでも ついて行きたいのです。

最高の現代音楽、ここに極まれり。

 

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些細な愛で 感じたいの
感情はちょっと不安定
振りまいてよ your love
もっとDJ 踊れるやつちょうだい all night
フロア最前でもっとshow me what you got 

 

Perfume「Everyday」

今夏、今年2枚目となるシングル「If you wanna」をリリースしたPerfumeですが、なんだかこのシングル、いつもと違う感じがして、まだワクワクが止まらない状態なんですよね。”攻めてる姿勢”系な楽曲ことは間違いないんだけど、曲がどう聴いても 今までのPerfumeにはなかったような特別な、”攻めトラック”な雰囲気。これはヤスタカさん思いきったなぁ…と初聴き時から驚きの連続でした。正直 (あくまで個人の意見ですけど) 今年、「TOKYO GIRL」なんかは明らかに”THE・Perfume”という感じの 現在のイメージそのまま、シンプル、的な曲だと感じててあまりハマってなかったんですけど、今回のシングルは何かが違うぞ、面白いぞ、という感動が凄かったんです。で、この気持ちを早く言いたかったんですけど いまいちそれを発信するタイミングがなくてですね、、やっと言えました(笑)。

それで、その「If you wanna」のカップリング曲として収録された楽曲「Everyday」は パナソニックとのコラボによるPV「AWA DANCE」のイメージソングとしてYouTubeにて公開されてましたが、いやはや中毒性が凄いですよねこの曲は。Bメロの”You make me happy everyday”…の流れで一気に引き込まれて、”It’s so happy”!!でキュン💕として、そしてHour…”(アッワ~アッワ♪=泡泡?)でテンション上がりまくり。なんか今更な感じだけど、ようやく自分 EDMのノリについていけた気がします(笑)。 あと”泡ダンス”最高ですよね!昨年大ヒットの星野源恋ダンス”に続き、MIKIKO先生の新境地。シングル曲・カップリング曲も存分に楽しめた今年の1枚、良かったです!


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あぁ足りないものなんて
ないのに  そうないのに
見失いそうになるから
I will always be with you  沿うメロディー
共に  すい込むように
みんなで笑い合えるように

 

平井堅「ノンフィクション」

いや〜、今年の平井堅は良かったですねぇ。今年リリースされた作品、目玉はなんといっても 7月リリースのベストアルバム「Ken Hirai Singles Best Collection 歌バカ2」。上半期から”楽しみだ楽しみだ”と繰り返し言っていた僕ですが、無事 入手。CD購入としては、初 ・平井堅でした👍。個人的には昨年から平井堅にハマり色々 過去作を聴いて好きなアルバムも増えて、今年はもう完全なる”ファン”と言ってもいいくらいの段階にまで来てたので、今回のベストはほんと、タイミング的にもちょうど良かったですね。f:id:fuurintakino:20171218012858j:image

で 自分が購入したものは、シングルは '06年の「バイマイメロディー」から今年の最新曲までが収められてる仕様で 今回も「歌バカ」シリーズお馴染みのブックレット内インタビューが載っててじっくり読んだんですけど、そこには 辛いことがあったり嬉しいことがあったりしながらも試行錯誤し様々なジャンルの曲に挑戦してきた記録が綴られてて、ひたすら胸が熱くなりましたね。最新曲「ノンフィクション」は ”今年 大切な友人を亡くしてしまい、その思いを書いた楽曲”ということで歌番組 等を通して耳に入れてましたけど、今一度そのブックレットにおいてそれを語られてるのを読んで、本当に 胸に迫るものがあり…。(※以下 引用させて頂きます)

いっそそっち側に行った方が楽かなぁとも思ったけど(そんな勇気もないけどさ)、もうちょっと苦しもうと思います。

悲しみはキライですか?というフレーズがあるのですが、まさに、悲しみを愛でよう、もちろん愛でる事なんて出来ないけど、悲しみを悲しもうと思います。生きてないと出来ない事ですからね。

平井さんがこの曲を発表したことの意味、花束を片手にこの曲を歌唱する平井さんの想い……胸が苦しくなります。

(すみません) 話を元に戻しますが、「歌バカ 2」、中でもリリース前から僕が期待していたのが、平井さんが今回 ”シングル曲だけでアーティスト性を完結されてしまうベストアルバムにはしたくない”と感じ 豪華作家陣に制作を依頼した Special Disc「歌バカだけに。」であり念願叶って聴けたのですが、どの曲もめちゃくちゃ良くてですね………!!  tofubeatsさんプロデュースで 「TOYO TIRES」 CMソングとなった超カッコイイ「READY FOR YOUR LOVE」草野正宗さんプロデュースで 近年のスピッツ要素と平井堅要素を見事に融合させたような ちょっとヒンヤリとしたポップソング「ブランケット」、個人的に最近気になり出してる古内東子さんプロデュースの「Dance with you」、オシャンティーな和製ジャズの王様・横山剣さんプロデュース「やってらんないぜ」、ちょっとコミカルで変態的な平井堅を見事に抽出させた 石野卓球さんプロデュース「Don’t感・Don’t恋」 (←”恋人と書いたはずが変人”ってフレーズでめっちゃ笑うww)、THE・”才能と才能のぶつかり合い”的・天才的楽曲となった 中田ヤスタカさんプロデュース「ネガティブボーイ」etc.. どれもほんと良かったんです!!! それで、故に今回の記事におけるベストソング1曲を選ぶのはとても難しくてかなり迷ったんですけど、総合的に見て強い意味合いがあるものとしてはやはり「ノンフィクション」でしょう、ということで選ばせて頂きました。なので、ついでにこの場を借りて言わせてください。

歌バカだけに。」は良いぞ。


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みすぼらしくていいから
欲まみれでもいいから
僕はあなたの あなたの 本当を知りたいから
響き消える笑い声  一人歩く帰り道
僕はあなたに  あなたに  ただ 会いたいだけ

 

⑭高橋優「ルポルタージュ

ドラマ「オトナ高校」の主題歌として先月リリースされたばかりの最新シングル。このドラマが本当に面白くてですね、、コミカルかつシュールな名作ドラマが誕生する枠として定評のあるテレ朝”ナイトドラマ枠”に今年10月から土曜バージョンが新設され その記念すべき第1作となる作品なんですが、もう凄すぎた、このドラマは。まず根本的な設定が”性体験がない30歳以上の男女が入学させられる「オトナ高校」が舞台。童貞・ 処女を卒業したら即卒業。” て。斬新すぎるでしょ。ほんと、観てる間ずっと笑ってました(笑)。
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で、そんなドラマのエンディングで流れるのが高橋優さんの新曲ルポルタージュなのですが、もうイントロのギターの入りからカッコよすぎて鳥肌がMAX。そして出だしの歌詞が”「このストーリーはフィクションです。実際の団体や人物と関係ないです。」と 今日の失敗や腹立ったエピソードにそういった言葉を貼り付けて眠る”って、ドラマのエンディングで流れることをしっかり計算して書かれたような詩の入り方には初めて聴いた時から痺れましたね。サビの”誰もが皆 顔で笑い 心で泣いて 目に見えぬ血を流しながら 戦っている 戦っている 言い知れぬとても大きな存在に ”という歌詞も、 一見コミカルなようで セクシャルマイノリティや性機能障害など重大な社会問題に深く切り込んでいるドラマの内容とリンクしてるようで心を揺さぶられる…!!(と同時に曲の盛り上がりにグッと引き付けられて一緒に歌いたくなる…!)  MVにはドラマで主演を務めた三浦春馬が出演し なんとコーラスも担当しており、実際にCD借りたら、クレジットにしっかり”Chorus 三浦春馬”の文字があってビックリ。まさに「オトナ高校」全力タイアップな1曲。正直 今まで個人的に高橋優さんの音楽とても気になってたんですけど なかなかハマれる機会がなくて、それで今回、これはもうハマりましたね〜。やっぱり、ドラマを観てると得られるものが多い、というのはなんとなくいつも自分が主張したがる持論です(笑)。

ルポルタージュ」、カップリングには 「アクサ」CMソングとして放映中の楽曲羅針盤が収められており、こちらも素晴らしい名曲。”神に選ばれた正真正銘の才能なんかなくてもいい  君が選び抜いた今日が一番美しい ”という歌詞には現在 心を凄く救われています…。この曲と両A面のシングルで良かったのでは?というくらい高橋さんの魅力が強く伝わってきます。ちょっと今後、しっかりアルバム等々 追ってみるつもりです!


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秋が過ぎて冬が過ぎて
ここで諦めてたまるかと
踏みとどまり踏み出し続けて
大切な人の笑顔に会える日まで
君がいる限りこの世界は美しい

 

スピッツ「ヘビーメロウ」

今年は、スピッツには本当に深くハマりましたね!!昨年アルバム「醒めない」を聴いて大いに感動し、愛聴していた流れで他のアルバムも聴いてみて、ついに 本格的に愛し続けたいミュージシャンとなりました。一つアルバムにハマると、そこから一気にどんどんスピッツの全てにハマっていくんですよね、ほんと。「とげまる」、「さざなみCD」、「小さな生き物」、「三日月ロック」、「Crispy!」、「おるたな」etc..…どのアルバムも本当に大切に思えて、哲学的で心を揺さぶるような歌詞に癒され、そして胸踊るようなロックでポップでキュートな名曲の数々にときめき、そこに”人生の喜び”を感じて。ちょうど結成30周年を迎えるというこの節目の年にこうして深くスピッツの魅力を味わい尽くすことが出来て、幸福な1年でしたね。
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そんな中 今年7月にベストアルバム「CYCLE HIT 1991-2017 Spitz Complete Single Collection -30th Anniversary BOX-」がリリースされ、きっと一生モノのCDだと思うし これは所持しておきたい!!と、思いきって購入。そこには3曲の最新曲が収録されていて、めざましテレビ2017年テーマソングとなった「ヘビーメロウ」、映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」主題歌となった「歌ウサギ」、結成当初のビートパンク路線を想定して作曲された 興奮と感動の1曲「1987→」…3曲とも本当に素晴らしい名曲で ベストソングを選ぶのもなかなかに難しい状況だったんですが、最も愛が深まったのはこの曲かなということで「ヘビーメロウ」にさせて頂きました…!もう本当に、歌詞が特に素晴らしすぎですね。サビの歌詞の始めが”君になりたい”というのもスピッツらしい不思議なキャッチーさを感じるし、”OKな勘違い 続けたらついに真実 ”ってフレーズとかめちゃくちゃ好き。もはや全てが愛しくて、聴いてて泣きそうになってきて、歌いたくてしょうがなくなってきて…まさに”テレパシーみたい ゴメンもサンキューもすっとばして  信じていいかい?泣いてもいいかい?”って、歌詞通りの気持ちになる。スピッツをもっと信じてもいいかい?大好きで泣いてもいいかい?というように。確実に、結成30周年に相応しい最高の名曲だと思うのです。このメロディを、歌声をずっと聴いていたい…!!!!


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夜は明けたぜ 鳥も鳴いたぜ  期待裏切る なんちゃってファンキーなリズムに乗って 命灯せ

 

⑯TUBE「Shiny morning」

今年は色々な音楽に広くハマりましたが、中でも最もハマったロックバンドは、ダントツでTUBEでした!!本当に、個人的に今年は怒涛の”TUBEイヤー”でもありました。初夏にベストアルバムと「Your TUBE + My TUBE」を借りて、前田さんの書く詩も熱い歌声も、春畑さんの作る”気分が高揚して泣ける”メロディもカッコイイギターも、もう全部に胸が踊り、大好きになり、CDかけて流しまくってたし、歌いまくったし、最高の夏でしたね。まさか今になってこんなにTUBEにハマるとは予想外だったのですが、本当に自分の中で大きな存在となりました。

そんな訳で今年リリースされたミニアルバム「sunny day」も愛聴していたのですが、良いですね〜!ディスコグラフィ見て思ったんですけど、TUBEってどの時代になっても必ず 最高に盛り上がれるCDをコンスタントにリリースし続けてるですよね。今年のアルバムからもほんとに素晴らしき熱さとファンへの愛情みたいなものがガッと伝わってきて、来年もこんな楽しい音楽が聴けるのかな!と思うと心の底から気分が上がる!!というか、もうTUBEという存在に感謝しかないですね〜〜。

で 一昨年の「SUMMER TIME」に引き続きクノール カップスープのCMソングとなった今年のリードトラック「Shiny morning」ですが、メチャ良い曲ですね!ほんと クノール×TUBE 名曲・新曲シリーズ、ずっと続いてほしいなぁ。笑   この、キャッチーで輝かしくて希望を感じる系のTUBE、永遠に聴いていられますわ。もちろんロックな曲もバラードな曲も本当にカッコイイんですけど、近年のこういう感じもめちゃくちゃ好きなんですよね〜!!(←というか全部大好き)。バイト先の有線でこの曲が流れると、ほんと、元気が出ます。TUBEの新たなる代表曲ですね、「Shiny morning」。来年以降にも期待です!!

 
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上手くいかない時だって
青空の声にみちびかれ
汗かいたって べそかいたって
キミと歩き続ける 歩き続ける

 

Base Ball Bear「Darling」
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突然のメンバー脱退から月日が流れ今年4月、3人体制となってリリースされた 不安を何もかも吹っ飛ばす威力の名盤「光源」。「上半期編」では「すべては君のせいで」ベストソング6位にランクインし色々語らせて頂きましたが、改めてこのアルバムをじっくり聴いてみて感じたのはやはり、最後に入ってる楽曲「Darling」が本当に名曲だな!!ということで。ほんと、ずっと”一途に1人の女性を想う姿”や”甘酸っぱい青春”というものを真っ直ぐに描き続けてきたベボベが放った今年のこの曲はまさに、全ての最高傑作的楽曲なんじゃないでしょうか。
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もうまず、↑この歌詞の配列が絶妙なんですよね。”君”と過ごした日々を回想して記憶の彼方へと落ちていく前半部分の歌詞(配列:)と、全てを踏まえて糧に、”大人”になっていく、未来へと突き進む姿を描いた後半部分(配列:)の歌詞が、ブックレットの文字においても表現されてる気がして痺れるし、それと この曲はこの全体の歌詞を二度繰り返す構成になってますが、1周目と2周目とで耳元で囁かれる”余白と”の部分がちょっと強くなってるのもグッと引き込まれるし、2回目の”Darling”から曲の勢いが増すのとか大好きだし、間奏部分で響き渡るドラムの音がドラマチックすぎて鳥肌 &泣きそうになります。。ラスト ギターのメロディでフェードアウトするのも良い。聴けば聴くほどこだわり要素満載なことが分かって最高!!

そんな訳で来年以降のベボベにも期待ですが、今はこの曲の深みにどっぷりとハマっていたい気分です。👍

  

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Darling  強い光  時の女神
マテリアルな僕を琥珀色のリボンで撫でてゆく あの日のように  一秒で

 

Awesome City Club「ASAYAKE」

今年2月 ”Awesome City Tracks”シリーズ最終章としてのアルバム「Awesome City Tracks 4」のリリースを経て 8月、それらの”Tracks”たちから選りすぐりの名曲をまとめ上げたベストアルバム「Awesome City Club BEST」をリリースした新進気鋭のシティーポップバンド・ACC(Awesome City Club)ですが、最近はだいぶ、自分の周りにもACCを聴いてくれる方が増えてきて、約2年来応援&オススメをし続けている私としましては非常に喜ばしいですねぇ。(←お前何者だよって感じもしますがw)。  「上半期編」時点から 次にACCがリリースするCDってどうなるんだろう?と色々考えていた筆者でしたが、まさかベストアルバムだとは、全く以て予想外でしたね。最初はそりゃ”このタイミングでベストアルバムって何か違う気がする…”なんて思いましたけど、実際CD聴いてみたら、あっ、凄く良いじゃないか!!?と感動しまして。ACCがこれまでに作り続けてきたあらゆる要素の音楽が良い具合に収まってて、”これさえ聴いときゃ完璧!!”っていう1枚になってるんですよね。曲順なんかとっても良い感じで、今年のアルバムの楽曲「青春の胸騒ぎ」が2曲目に収まってるっていうのが絶妙だし、「Vampire」 「pray」 「アウトサイダーetc… どれも素晴らしい名曲…!という訳で初めてACCを聴く方にも是非オススメしたい仕上がりになってるのですが、中でも今作唯一の新曲となっている1曲目のリードトラック「ASAYAKE」は より注目度が高めですね。相変わらず芸術性が高くお洒落でキラキラした世界観には心を奪われるところで、かつ この曲に関しては、もはや”シティーポップのバンド”というイメージから大きく枠を越えて、自由な道へと踏み出す姿から、無限の可能性を感じます。そんなAwesome City Club、来年には初となる映画主題歌・「Magnet」のリリースを控えておりますが、果たしてどんな楽曲になっているのか、とても楽しみ。今後もACCの活躍については、このベストソング記事で必ず言及していこうと思いますので、どうぞよろしくです。

 

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歌おう  朝焼けのメロディー
闇を越えてアナタと共に
涙  追い越し僕らは 行こう  未来に花束を
笑おう  歌おう  遊べ

 

ゲスの極み乙女。「シアワセ林檎」

去年ほぼ丸1年から今年にかけて様々な風に報道され攻撃された果てに活動を自粛、しつつもずっと感情内に秘めていた事を全て音楽にする と、5月にアルバム達磨林檎という形で発信し活動再開を果たした川谷絵音さん 及びゲスの極み乙女。でしたが、改めてこのアルバムを聴いたり 最近の活動ぶりを見ていたりすると、本当に凄いな方だなぁと思って。色んな事を感じ、悩み苦しんだ体験を経つつも自分の音楽を発信していくパワーは誰にも負けない、その想い というか、そういうこの方の熱さに、今年僕は、非常に心を動かされたんですよね。例えば「いけないダンスダンスダンス」の”よくわからないで生きてるけど、わかったような道を進む   大人になるって何かわからないけど、気付いたら勝手に大人って身分になる   結局わからないまま死ぬくらいならもうちょっとマシな人生にしたい”って部分を聴いて、その曝け出された”弱さ”を目の当たりにして、そうか、そういう風に感じてたんだ、って凄く納得したし、それは発信しなければ伝わらなかったことだし、音楽に身を任せるという手法を選んだ川谷さんの決断は、改めて素晴らしいと思いました。それに、色んな事象は全部抜きにしても、この人たちの音楽の芸術性はとんでもないものなんだな、というのをつくづく思いましたね。ちょっと震えましたよ、「達磨林檎」聴いて。1曲目の「シアワセ林檎」を除く以降の全ての曲が、最後の最後まで陰鬱なムードに満たされた救いようのない感じ。凄いですよね。極限の精神状態であったにしても、ここまで洗練された音楽が作り得る川谷さん、及びゲス極のカリスマ性。

そして、そんなアルバム「達磨林檎」を経て10月、彼らがリリースしたのはなんと、直接 ”文春(あなた)には負けない”ことを表明する楽曲。いやはや、もう、とことんやられますね。凄い。(語彙力)。あと、個人的に知識不足なので詳しくは書けないんですけど、今年はindigo la Endとしての活動やDADARAYのプロデュースも素晴らしいものだったんですよね。あと、「あなたには負けない-EP」のカップリングとしてリリースされてる「私以外私じゃないの (Remix by PARKGOLF)」、アレめちゃくちゃカッコよくないですか!??? 一時期 朝のラジオつけてるとよくかかってたんですけど、もうテンション上がりまくりでした。この曲、去年 例の報道がされてる時に 音楽は関係ないというのに勝手に流されてて歌詞とか取り上げて不倫に結びつけたりするマスコミのあのやり方がすっごく苦手だったので、今回のミックス聴いて完全にマイナスなイメージが吹っ飛びまして、良かったですほんと。 …そんなこんなで今年のゲス極は良いな〜と思う曲がたくさんあったのでベストソングはどうしようかなと迷ったのですが、何かと暮らし辛いこのご時世、やっぱり「シアワセ林檎」で川谷さんが語る、↓下で引用させて頂いてるこのフレーズが、全ての結論だと思うんですよね。


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世界平和のためでもそうじゃなくても
悲しさの先に生まれる幸せを肴に
話でもしてみませんか?
きっと楽しいからさ

 

 ↓以下は、まだ聴き込みが足りてない、または”「上半期編」で一度深く語っている”ナドの理由で あまりコメントを掘り下げられない楽曲群。どれも素晴らしい名曲でした…!!一挙にどうぞ。↓

 

Mr.Children「himawari」

ついにようやく、先月あたりからミスチルにハマり始めてます。色々アルバム聴いてからこれ聴くと本当に”THE・王道バラード”感が凄くて、このMVの凄まじい完成度含め、デビュー25周年の年に相応しい 記念碑的名曲であったと思う。来年アルバム期待してます…!

 

㉑米津玄師「春雷」

今年目覚ましい活躍をされていて多くの場所で話題にされていた米津玄師さんですが、これまで無知だった個人的にはラジオで偶然「ピースサイン」を聴いて好きだったのをきっかけに米津さんのことがしばらく気になってて、年内にどうしてもちゃんと聴いておかなきゃなと思い、借りてきました!最新アルバム「BOOTLEG」。いや〜カッコイイ。洋楽のビルボード最新ヒットチャートに入っててもおかしくないような、スター性・才能放つ音楽。速攻でハマりますわこんなん。今までこの魅力に気づいていなかったことに激しく後悔…! で、特に8曲目収録の↑この「春雷」の中毒性が凄まじくて。知識不足であるが故  今は一応 ”省コメント枠”だけど、しばらく時間おいて来年ベストソング[改訂版] 作り直したら確実にトップ10 入りモノだし、その際はちゃんと感想を語っていきたいと思います。同アルバムの曲だと、「かいじゅうのマーチ」もめっちゃくちゃ好きです。

 

クリープハイプ「イト」

この曲はほんと今年ハマりましたね〜! 「上半期編」ベストソング9位にランクイン、映画「帝一の國」主題歌となったポップなヒットナンバー。iTunesで購入しヘビロテを始めてからというもの、家ではよく尾崎世界観さんの声マネの研究をしながら口ずさんでました(笑)。ギターの音とサビのメロがとにかく良すぎて鳥肌モノ。そして↑このMVが何回見ても最高すぎる。個人的「MUSIC VIDEO AWARD 2017 / BEST VIDEO OF THE YEAR」受賞!ですよこれは。

 

安室奈美恵「Showtime」

ドラマ「監獄のお姫さま」主題歌として今月19日までオンエアされていた、ベストアルバム「Finally」収録の楽曲。クドカン(宮藤官九郎)の大ファンである自分は見事にドラマにこのドラマにハマってしまい、そりゃ当然 主題歌も好きになるでしょ!という流れで「Showtime」聴きたさにベストを借りてきて、無事 マイ音楽プレーヤーに収まりました。カッコイイ曲ですよねぇ……ドラマの世界観とも相まって、出だしからテンション上がりっぱなし。来年9月に引退することを発表している安室ちゃんですが、今現在も新曲・タイアップラッシュ等 活躍ぶりが凄くて、まさに”これが No.1  運命の It's Showtime”という感じ。ラスト1年、ここからハマっていけたら👍。

 

㉔スカート「視界良好」

今年1月クールに放送されていた「山田孝之のカンヌ映画祭」でエンディング曲を歌っていたのでその存在を知り、Twitterのフォロワーさんが今年のアルバム「20/20」をオススメされていたのをきっかけにハマった、今大注目のソロミュージシャン・スカートこと澤部渡さん。アルバムを実際に聴いてみたら、ロック系の曲やバラード系の曲ナド色々と多彩なジャンルの楽曲を制作されてる方で、そのどれもがキャッチーで心地よくて。で、この方の音楽の良さを正確に言い表すならどんな言葉がいいだろう…としばらく考えたりしつつ「20/20」の特設サイト( https://twentytwenty.ponycanyon.co.jp/#firstPage )を覗いてみたら、”ポップでいて捻りのある最高のメロディと、どこか浮遊感を持つ情景を想起さす歌詞、絶妙なアレンジ、そして高揚し、ダイナミックにグルーヴするバンドサウンド。まさにオルタナティブでポップ!” との紹介文が。はい、、まさにこれです。引用スミマセン(笑)。星野源サカナクションあたりが好きな人は絶対ハマると思うんですよね〜。僕からもオススメさせて頂きます。

 

ウルフルズ「バカヤロー」

「上半期編」ベストソング8位にランクインし、レビュー二段階に渡り深く語らせて頂いた、アルバム「人生」収録の楽曲。”夢なんかクソくらえ” ”明日とかふざけんな” ”いつか誰よりも笑う” ”人生のバカヤロー” ”寝転がって目を閉じた 道はここから”…1つ1つのフレーズが心に刺さって、泣けて泣けて仕方が無くて、最後には”明日も頑張ろう”と思える、最高の名曲でした。デビュー25周年、おめでとうございました!!

 

㉖DAOKO × 岡村靖幸ステップアップLOVE

刺激的コラボソング。なんかもう、カッコよすぎですか…!?  曲やお2人の魅力もさることながら、やはり児玉裕一 監督の撮られるMVがビリビリきます。確実に今年、強い話題性を放っていた(放っている)ヒットナンバーでしょう。動画コメント欄にある「2017 IS DAOKO'S YEAR」の書き込みにめちゃくちゃ納得!!

 

SHISHAMO「明日も」

ある日の疲れた帰り道、歩きながらradiko聴いてたら偶然この曲がかかって、とっても元気づけられた。真っ直ぐで前向きになれるような歌詞が凄く沁みますね…。紅白初出場おめでとうございます。歌唱 楽しみです。

 

コブクロ「心」

Twitterのフォロワーさんのオススメにより聴いてみて感動した1曲。今年コブクロにもハマってて色々聴いてたのですが、この曲は盲点でしたね。ラストのフレーズ ”心が生きているなら  誰も一人じゃない”がグッときます…。(泣) 

 

サカナクション「SORATO」

'09年の楽曲「Ame (B)」を → 新たにライブバージョンとして誕生した'14年の楽曲「Ame(B)-SAKANATRIBE×ATM version-」の → パワーアップバージョンで 「au×HAKUTO MOON CHALLENGE」イメージソングとして制作された昨年の楽曲「moon」に → 今年ついに歌詞がつき誕生した最終形態「SORATO」。(←所々はあくまで独自の解釈ですが、ややこしいw)。今年がデビュー10周年の記念年であるにも関わらずフルで正式に公開された楽曲はこの曲のみになっていたけど、胸熱な瞬間はたくさんあって、特に5月9日 デビュー記念日の日にAbemaTVで独占生中継された「10周年ライブ」は見ながら本気で泣きました。サカナのファンで本当に良かったと心から思いましたね…! で、ずっと待ち続けているアルバムについてですが、もう制作に苦戦されてるのは 重々 認識してるし、もはや”頑張って下さい、待ってます”としか言えない! この間 発表された、3月公開の映画「曇天に笑う」主題歌としてリリースを控えている新曲「陽炎」、これは新しいアルバムのリード曲ってことでいいんですよね!??(←期待の眼差し)  兎にも角にも、来年が楽しみ!!

 

【おまけ/SPOT LIGHT】

藤井隆カサノバとエンジェル」

音楽の情報に加えてちょっと面白かったことを紹介しカルチャーを感じる「SPOT LIGHT」のコーナー。今年は、9月にリリースされた藤井隆さんの最新アルバム「light showers」についてピックアップしたいと思います。

9月の上旬、YouTubeにて偶然 再生した1本の動画。それは藤井隆さんのニューアルバム「light showers」のプロモーションだったのですが、これは驚きましたね〜。アルバムに収録されている10曲を1曲ずつCM仕立てで流しているこの動画、なんと どれもガッツリ90年代風な仕上がり。そして、本当に放送されていたようにしか見えない完成度。あまりにもリアルすぎて、ちょっと前にタイムスリップしたかのような感覚。CMマニアで 過去のCMをネットで探して見たりするのが好きな僕にとっては本当に、ヨダレモノの映像だった訳で。
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↑例えば、現在キー局ではあまり見かけなくなった、CM入る前の、青いバックに ご覧のスポンサーでお送りしました”から始まり…
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↑なんとなく”J-PHONE”を彷彿とさせる、ちょっと懐かしい雰囲気の携帯のCM…
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↑満面の笑みでカメラのシャッターを押し、柱の周りをクルクル回る藤井さん…ww (一見シュールに見えるけど、90年代なら存在し得た感じの雰囲気) 
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 ↑よく分からないけど女性が泣きまくってるシーンばかりが印象的な映画の宣伝CM… (※実際にサイトも作られてる凝りっぷり! → http://mabataki-movie.com )
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↑”ボクに近づくな。音楽に近づけ。” www ちょっとやりすぎな感じもするけど、でも普通にありそうだった感じのキャッチコピー。
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↑目薬のCM、カメラ目線で「これからはこれ!」……ありそう…www…なんかもうここまでくると、岡崎体育の「ミュージックビデオあるある」ならぬ「90年代〜CM全般あるある」になってますよねww
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↑で、CM明け、夜景を背景に画面に大きくゴシック体、ピコピコ鳴ってる電子音と共に始まる夜のニュース番組…
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↑そして、止めるのがかなり難しい 動画ラスト0.1秒のこの演出……完璧。

…と、素晴らしい完成度の映像になってますが、それでいて曲も90年代風な、バブル期〜バブル崩壊後のちょっとキラキラした感じが微量 残ってる雰囲気のディスコチューンでめちゃくちゃ心地よくて、誰が作ってるんだろう?と紹介文を見たら、宇多田ヒカルサカナクションなどのプロデュースを手がけている冨田謙さん、今年 赤城乳業のCMで「なぜか上だけ~♪」と替え歌も作られていた(笑)名曲「う、ふ、ふ、ふ、」で有名な80年代のヒットメイカEPOさん、先ほど上で紹介させて頂いたスカートの澤部渡さん、そして90年代から活躍するポップ ロックバンド・NONA REEVES西寺郷太さんetc… 絶妙にオシャレで興味を惹かれるプロデューサー群。どの曲も初めて聴いた瞬間から中毒性・ハマり度が尋常じゃなくて即CD入手モノでしたが、中でも西寺さんプロデュースのカサノバとエンジェル」がとんでもなくカッコよくて大好物です。イントロの重低音 聴こえた瞬間からもうテンションがMAX!!で、なんだろう、西寺さんの作り出す最強に美しダンサブルな世界観って本当に天才としか言いようがないですよね。ずっとノり続けていたい神のリズム。実質この曲、今年ハマった曲ランキングTOP5には入ります。という訳でプロモCMとアルバムの楽曲 総じて、本当に良い出会いだったなぁ…。


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饒舌なその瞳  情熱が煩悩に酔い
上がり下がるため息混じり
小説よりフィクショナル
オーケストラより優雅
神々に導かれた巡り会いさ

 

 

と、いうことで、今年 僕が大好きになった30の楽曲とアーティスト様を紹介してまいりました。本当に、最高の1年でした。この一言に尽きます。

では、来年も素晴らしい音楽にたくさん出会えることを願って。良いお年を。