静穏の日々

好きな音楽、テレビなどの趣味を気ままに。

#ベストソング2016 ~今年 好きだった音楽を振り返る。

Twitterで年末恒例の「今年の音楽シーン総括」タグ、「#ベストソング20xx」。
今年2016年は語りたいことが多すぎたので、記事に致しました!レビューというよりはただひたすら愛を語ってるだけ、みたいな感じになりますが、よかったらお読み下さい♪

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宇多田ヒカル「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎

今年の音楽ニュースのトピックとして最もビックだったものはやはり「宇多田ヒカルの復活」であり、そんな彼女が椎名林檎と14年ぶりとなる共演を果たしたことであろう。
個人的には今年1月に宇多田ヒカルという人の音楽に初めてちゃんと触れてハマり、過去5作のアルバム+ベストアルバムを聴きまくっていた矢先に4月「宇多田ヒカルが6年ぶりに活動復活」というニュースを聞き、「マジか、めっちゃタイムリーじゃん!!応援するしかない!!」と一人盛り上がり、配信曲で朝ドラ主題歌であった「花束を君に」とNEWS ZEROのテーマソング「真夏の通り雨」を早速購入、変化球かな?、いいぞこれ...なんて思いつつ繰り返し聴いていた矢先、夏に「9月に8年ぶりとなるアルバム発売」のニュースを聞き......ということで、まさに「THE・宇多田ヒカルの年」と言っても過言ではないイメージの2016年となった。

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そしてアルバム「Fantôme」は僕が人生で初めて購入したアルバムCDとなり、「母の死」を語った楽曲の力強いメッセージに心を動かされ感動し(←そこのところはあまりうまく言い表せないし軽々しく言えないが)、とても思い入れのあるものとなった。
そんなアルバムに収録された一曲が、「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」。もうね、大好きな林檎さんとあの宇多田ヒカルがコラボするってニュース聞いた時ね、嬉しすぎて昇天しましたよ(笑)。もうわけがわかんなかった。この2人がどんなデビューを果たしどんな風に仲良くなって、これまでどんな歌手生活を送ってきたかっていうのは、音楽ライターの宇野維正さんが執筆した大ヒット本「1998年の宇多田ヒカル」を読んでたので理解してて、宇野さんの「ずっと応援してきたファン目線」での丁寧な研究ぶりで興味を持って、この2人が再びコラボする時が来たならば全国の音楽ファンはどんなに嬉しいかっていうのが事前に分かってたわけですよ。その矢先でのコラボだから、もう歓喜で包まれた伝説の楽曲となったというか、その事実だけでもう完結していたというか。美しく響く2人の声と次第に盛り上がる演奏の音、素晴らしい曲です。

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「お伽話の続きなんて誰も聞きたくない
優しい日常愛してる
けれど スリルが私を求める」


②嵐「Daylight」
4月クールのTBS日曜劇場「99.9 -刑事専門弁護士-」の主題歌となった「Daylight」、今年好きだった曲2位にランクイン。いやーほんと、久々に嵐にハマった。

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自分とてもミーハーでして、ドラマが面白いと主題歌も好きになるパターンが多かったりするのですが、今回もそういう経緯でして。「99.9」が本当に面白くて、主題歌のCDとか、久しぶりにちゃんと借りて聴いてみようと思って。
小学生~中学2年の時くらいまで嵐にハマってて、それ以来あまり聴いていなかったのでかなり時間 開いてたんだけど。で今回 思ったのは、「しばらく聞かないうちに、この方たち、大人になったな~」ということ。(正確には 大人っぽい凛とした雰囲気が楽曲から感じられるようになったこと)。

この曲には2012年の「Face Down」以来4年ぶりとなるシングル曲のサクラップが入るんだけど、どこか2004年の「PIKA★★NCHI DOUBLE」の頃のような雰囲気の「原点回帰的要素」があったり、2009年の「Believe」の頃の勢いもあったりと、これまでのシングルの集大成のようなものが感じられたんだよね。曲の後半の盛り上がりも良くて、ドラマで描かれた「冤罪事件(悲しい現実)に立ち向かう」というテーマにも沿ってて、凄く良い曲だなぁと思いました。

プラス、両A面のシングル曲として収録された「I seek」もめちゃくちゃ良い曲で、かなりハマって。今年は山下達郎×竹内まりやが楽曲提供の「復活LOVE」とか、リオ五輪のテーマソングとなった50枚目シングル「Power of the Paradise」とか、15枚目となるアルバムのリリースとか、色々とトピックが多く、嵐には久々に特別な想いを感じる年だったな。これからも「全員仲が良いグループ」として頑張っていってほしいなぁと切実に思う...。

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「誰か泣いてる
痛み抱いてる
道がいまは開いてる
“believe in myself”
未来へ誓って
過去が未来を照らしてく」


スピッツ「こんにちは」
スピッツ 3年ぶりのアルバム「醒めない」が大きな話題を呼び大ヒット。とにかく周りで聴いてる人の評判が良かったので、自分も聴いてみようかなーってなってCDを借りてみたんだけど、これがスッゴい良くてビックリ。

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正直 今までスピッツはちゃんと興味を持ったことがなかったんだけど、このアルバムはめちゃくちゃ良いな!と思った。しっとり聴かせる系アリ、カッコよく盛り上げる系アリ、泣ける系アリ、どれもこれもジャンルに富んでて、もう本当に良すぎて、ベストソングを一つ選ぶのが大変だった(^^;
そんなこんなで最終的に選んだのは、一番最後に収録された楽曲「こんにちは」。全部で2分20秒という短い曲だけど、その間に「暗い日常のなかで見つけた希望の光」「生きる喜び」「確かな幸せを噛み締める」というテーマがギュッと詰まってて感動。今後も聴き続けていきたい一曲ですね。

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「心に生えた足でどこまでも
歩いて行けるんだと気がついて
こんな日のために僕は歩いてる
おもろくて脆い星の背中を」


ケツメイシ「カラーバリエーション」

今年はケツメイシ、デビュー15周年の年!!ということで、ダブルA面、トリプルA面などで収録されたCDなどが立て続けにリリースされシングルの楽曲がこの1年で計6曲にも及び(!)、プラス、超待望の10枚目アルバム「KETSUNOPOLIS 10」もリリースされ、日産スタジアムにて15周年ライブも行われるという、これまでの活動のなかでも異例中の異例である「大サービス年」となりました。 ほんと勢いが良すぎて、来年はCDを1つも出さなくなっちゃうんじゃないか??と心配になるくらい(゜_゜)。ファンとしては嬉しい悲鳴を上げてしまう2016年だった。

そんな沢山リリースされた楽曲のなかで僕が選んだのは、テレビ朝日金曜ナイトドラマ「グ・ラ・メ!~ 総理の料理番~」の主題歌となった「カラーバリエーション」です。この曲、久しぶりに色々と凝った要素が詰まった「巧みなケツメイシ」が聴ける一曲だなーと思って凄くハマった。ドラマの方では、この曲を剛力彩芽さん率いる豪華俳優陣が踊るってシーンがあるんだけど、それには凄く感動したな。

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あと余談だけど、この曲が収録されたシングル「ヤシの木のように/カラーバリエーション/君との夏」のCDジャケットが、海の背景のなかに女性のお尻(ケツメイシだけにケツ?)が隠れてるっていう凄い凝ったものになってるのね。

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で、「面白い素敵なジャケットで気に入ったのでアイコンにさせていただきます!」ってTwitterで呟いたら、なんと、そのツイートにお尻のモデルの方から「ありがとうございます」って返信がきて!めっちゃビックリした。なんとも嬉しい体験だった...。
そういうこともあって、「カラーバリエーション」は思い入れのある楽曲と呼べるものになったな。「僕らはコピーじゃなく 唯一のオリジナル」という歌詞から分かるテーマ、「一人一人の人間を尊重していこう」というメッセージ...素晴らしい。これからのケツメイシにも期待していきたい。

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「誰にもすぐ付けないで白黒
見つけて 眠った色に魅力を
磨けばそれは光帯びてく
心通えば虹も伸びてく」


サカナクション「多分、風。」

ついに来た!!「新宝島」以来 約1年ぶりとなるサカナクションのニューシングル。この曲は春の「ANESSA」のCMソングになっており、夏にシングル発売が決定してましたが、「本当に完璧だと思えるものを皆さんにお届けしたい」と異例の発売延期を発表。そして熟成を重ねに重ねた結果 10月末のリリースとなった、本当に待望の一曲!
完成時 山口一郎さんは、「やっと完成させることができました。1年以上、この楽曲のアレンジや歌詞を考え続けてきました。本当、この曲のためのバンドなんじゃないか、と思いました(笑)」とコメント。本当に、リアルタイムでここまで制作過程を知ってて、完成するのを待ってから聴ける曲なんて初めてなので、心から感動してしまう。確実に今までのサカナクションの曲のなかで一番手が込んでるし、最高傑作と言ってもいいくらい素晴らしい。曲調はイモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」をイメージしたということで、←細野晴臣プロデュースの曲=でYMOとの共通点も挙げられる、現代にて再現された80年代テクノが瑞々しく耳に響く。タイトルは勿論、サビの歌詞にある「やや」「熱い視線」という少し矛盾した表現から伝わる、ドキドキと胸の鼓動が早まるような恋心を表しているあたりも秀逸。

年々確かな進化を遂げているサカナクションは来年でデビュー10周年!。これからもついていきますよー!よろしくお願いします!!と言いたい。
3月に出る予定のアルバムも楽しみですね!

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「風走らせたあの子に やや熱い視線
焦らせたこの季節に連れてかれたら」


星野源「恋」

先程ドラマとダンスのことについて触れたけど、それが今年最もメジャーな部分で話題を呼んだのがこれだね。ガッキーこと新垣結衣さんの「恋ダンス」!

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あまりの可愛さにネットでバズりまくり。TBS公式YouTubeがダンス動画をアップ→再生回数上々、という一大ムーブメントに。いやぁ、こう言っちゃなんだけど、ドラマの制作陣はほんとうまいこと考えたものだね。今 人気絶頂の歌手・星野源を主題歌にエンディングをガッキーに踊らせるって。テレビ×音楽の相乗効果。もう売れる予感しかしないじゃないか...!(>_<;)

まぁそれは置いといて。これはTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」主題歌となった、「SUN」以来1年半ぶりのシングル。昨年末のアルバム「YELLOW DANCER」で煮詰めた「イエローミュージック」の世界観を見事にパーン!と華やかに放ったものだと思う。中国の音楽っぽい独特のイントロから次第に盛り上がるこの感じ、人を惹き付ける要素満載。やっぱ星野源って凄い人だなぁと改めて思いました。

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「恋をしたの貴方の
指の混ざり 頬の香り
夫婦を超えてゆけ
二人を超えてゆけ
一人を超えてゆけ」


水曜日のカンパネラ「雪男イエティ」
今年水カンは、待望のメジャーデビューアルバム「UMA」を発表。これがまた癖の強い楽曲揃いの作品で。後からハマりだす曲が多かったのですが、結果的に一番好きだったのは「雪男イエティ」かな。

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てことでコムアイがスマスマでこの曲を歌った時の画像をペタリ。今年の音楽ニュースのトピックで最も大きなものといえば、言うまでもなく「SMAP解散」のことだろうな。12月31日には解散...信じられないようなことだけど、ついに起きてしまう出来事。そんな中 放送されたスマスマの映像は貴重だった。ちょうどこのパフォーマンスの時テレビ付けてたんだけど、とても衝撃的で。このセット凄い、皆カッコいい!って感動して。もう5人のこんな姿、一生見れなくなっちゃうのかな...って思うと寂しくて。来年以降もきっとこの曲を再生するたびに、SMAPの5人が歌った姿を思い出すであろう。 そんな訳で、思い入れのある一曲となりました。

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「南風 Do Yeah
カリフォルニアドリーミン
いなせなロコモーション
そんな俺はイエティー


平井堅「驚異の凡才」
最初の方で、今年は「THE・宇多田ヒカルの年」と言ったけど、個人的には同時に「THE・平井堅の年」であったことも書いておきたい。今年はほんと、ずっと平井堅 聴いてたなぁと。自分でもビックリするくらいの驚異の再生頻度...てか毎日かかさず聴いてたかも。1月にアルバム「FAKIN' POP」を借りてハマって、ベスト借りてきてさらにハマってずっと聴いてて、裏ベストの方にも同時にハマって、で、5年前のアルバム「JAPANESE SINGER」にはもう「一生忘れない人生の名盤」と呼べるくらいハマって、そんななか今年の最新アルバム「THE STILL LIFE」がリリースされて、それにもめちゃくちゃハマって...全体的に、平井堅にハマりまくってた。

(↓...という感じのことは確かこちらの記事で語ってたはず。) で、ニューアルバム「THE STILL LIFE」から「驚異の凡才」がランクイン。

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このアルバム、最初 聴いた時、正直「癖が強すぎて全然好きじゃないなー」と思ったんですよ。なのに、後からジワジワとハマりだして、だんだん聴かずにはいられなくなって。自分でも驚いた。なんだろう、この不思議な中毒性。彼は、そういうことを完全に計算して創っているのだろうか。インタビューで「僕はヒット曲が創りたいんです」とも語ってたし……恐るべし、平井堅
で、というような感想を抱く代表となったのがこの曲、「驚異の凡才」です。これ、歌詞カードがほとんど伏せられてて何を言っているのか分からない部分が沢山ある、というナゾだらけの1曲なのですが、モヤモヤしつつも不思議な魅力を感じて、ワクワクが止まらない。中毒性バツグンです。
自分CDはあまり買わない主義(どちらかと言えばレンタル)だけど、本気でこの人のアルバムにならいくらでもお金使ってもいいなと思った。それくらいに魅力が凄い。5年後かいつだか分からないけど、次のアルバムを出すときがめちゃくちゃ楽しみです。

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「そこのけそこのけスマホ
履歴で歴然僕歴史
並んで満たすよ経験値
あなたの勝ちですか?」


椎名林檎「ジユーダム」
今年の林檎さんのベストソングは夏の終わりに配信された楽曲「ジユーダム」なんだけど、その前に一言。いやー!今年の林檎さんはスゴかった!!CDのリリースは一枚もなかったものの、ファンが今までで一番驚いて、楽しめて、さらに好きになれたという、そんな活動をしていた1年だったと思うのです。まず一番 衝撃的だったのは、先に述べた通り、宇多田ヒカルとのコラボ。そして、もう一つは リオ五輪閉会式にて音楽を担当していたこと!アルバム「日出処」に収録されている曲「ちちんぷいぷい」等のファン人気曲を全世界に発信したんですよ。

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こんな嬉しいことってありますかね??日本中どころか世界中の人たちが林檎さんのアルバム曲を聴くことになるって。素晴らしすぎる...!
そしてリオパラリンピック閉会式では、ピチカートファイブの楽曲「東京は夜の七時」を「~リオは朝の七時」と付け足して改題し、希望が沸くような歌詞に書き換えて 元・東京事変浮雲が披露。こちらも、ピチカートファイブのファンでもある僕としては死ぬほど嬉しかった。

そして極めつけは!そんな中リリースされた配信楽曲「ジユーダム」にてなんと、演者として東京事変の5人が復活していたこと!!

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もうさ、事変 正式に活動再開ってことでよくないですか??ダメなんですかね??これについては今回 林檎さんは一切コメントしておらず、謎はベールに包まれたまま。まぁ、そういうところがカッコいいから良いんですけどね。
NHK「ガッテン!」のテーマソングとなった本作は、人々を優しく勇気づけるような直球応援ソング。ピッタリ3分間で終了するため、新たに「幸福的三分間」とでも読んでみたいと思います。とりあえず今は、アルバムの発表をする時が楽しみすぎますね。嗚呼、幸せ。

(↓ジャケットにはバッチリ東京事変のマークが入っている。)
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「ありがとう
果てしのない此の世に宙ぶらりん
酸いも甘いも全部知り尽くしたい
嗚呼一層 愛し愛されて食べて飲んで
気持ちいい美味しいトンチ
生きてりゃもう御の字」


桑田佳祐「ヨシ子さん」

やっぱり今年2016年の音楽を語るなら、この曲は欠かせないでしょ。色んな意味で邦楽史に残る名曲となった、「ヨシ子さん」。
今年2月に桑田さんはめでたく還暦を迎えそれを祝うプロジェクトが展開(これはかなり盛り上がった!)、そのままの方向でソロ活動に入り。4月頃からニューシングルに収録予定の曲が次々と発表、その後A面になる予定の曲が「ヨシ子さん」という題名になることが決定し、そして少しずつ曲の詳細が明らかになっていき...この一連のプロモーション、とてもワクワクしたな。(Twitterでは「ヨシ子さん川柳」なんてのが現れたり。)
歌番組での披露が始まるとジワジワと話題性も広がっていき、歌詞は色々な要素で溢れてて、民族的な独特のメロディとフレーズ「チキドンチキドン」、と、それだけでも凄まじいインパクトなのに、加えて、どぎついセット、訳の分からぬ派手なダンサーたち...一生忘れないくらいの強い印象を残したと言っても過言ではないくらい、ヤバかった。かなり限られた期間ではあったけど、日本中が「桑田佳祐」という人物に改めて興味を持った、そんな初夏だったと思う。ていうかほんと、いつもいつもこのお方は偉いことやりよるわ~。

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ちなみに僕は桑田さんのCDをリアルタイムで買うのが初めてだったということで、凄く良い思い出になった。「大河の一滴」「愛のプレリュード」「百万本の赤い薔薇」も収録され、プラス 熊本 女川ライブの音源まで入って、大満足のシングルCDとなった。今年は映画「金メダル男」主題歌の「君への手紙」までリリースされてるし、久々に「桑田佳祐」をたっぷりと堪能できた良い年でした。
来年はソロデビュー30周年!!!期待ですね。

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「真夏の太陽 スゲェ High!!
最近はエロが足んねぇ Why
笑ってもっとベイビー Smile!!
ニッポンの男達よ ヤッちゃえ ほい」


くるり琥珀色の街、上海蟹の朝」

くるりは今年、デビュー20周年! この記念すべき年に発売されたのは、ベストアルバムの発表に先立ってリリースされたEP「琥珀色の街、上海蟹の朝」で、こちらはその表題曲。これ最初聴いて凄いビックリしたんだけど、サビまではラップで構成されてるのね。バンドの曲でラップが入るってあんまり聴いたことないからめちゃくちゃ新鮮っていうか、どう考えても新境地すぎる。(今年はラップがブームの年でもあったわけだし、流行にも見事に乗っかってるんだよね。)
スローでお洒落なメロディに乗せて放つ、疲弊した心を解きほぐしていく魔法のラップ詞、だんだんと盛り上がる曲調。そしてサビで「上海蟹を食べる」というテーマを提示して、よりハッピーでクールな結論(?)に持っていくという。「なんだこれ!?」感が凄い。中毒性が非常に高く、聴かずにはいられない楽曲。個人的に、くるりには2年前の「THE PIER」くらいから「誰にも真似できないような凄いことを常にやってるバンド」って認識になって割と毎年注目してたんだけど、ついに来たな、最高傑作!!と思いました。これからも楽しみです。

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「ずっと泣いてた 君はプレデター
決死の思いで 起こしたクーデター
もういいよ そういうの
君はもう ひとりじゃないから」


Awesome City Club「Vampire」

3年前に結成された、「現代のシティポップ」として話題沸騰中のバンド、 Awesome City Club。僕はある日 深夜ラジオを付けてたら、偶然この曲が流れてきて...っていうのがきっかけで出会いました。ボーッと夜中にラジオつけてて、この曲が流れてくるのを聴いて「どこかのアイドルの曲なのかな~。いい感じの曲だな。あとでググろう。」って思って、歌手名を「王様シティークラブ」、曲名を「バンパイア」と聞き取ってスマホにメモして。で、後で検索したら↑上のPVが出てきて、「あ、Awesomeか。」ってなって。(こんな曖昧なワードでもバッチリ求めてる検索結果が出るGoogle先生、恐るべし。)
で、その時に、この人たちバンドなのか!ってことに気づいて興味を持った訳です。バンドでこのサウンドを作り出すってなかなか珍しいんじゃない?よく分からないけど。でもこういう若手バンドって自分応援したことないし、今から応援してたら売れた時に絶対嬉しいよね。とか思って、そんな経緯でアルバムもちゃんと借りて聴き始めました。

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これが凄く良かった。曲の展開とか演奏にキレがある反面、のんびり落ち着くというか。特にこの曲はなんか好きだな~。ボーカルは男性の方と女性の方二人いて、それもなかなか珍しいんだけど、一つ一つの曲の雰囲気を男女で見事に表現を使い分けてて面白いなぁ、と。売れてほしいバンドです。

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「神さまお願い 夜をください
輝く太陽と引き換えますから
夜更かしが趣味のシンデレラは
眠らない 眠れないよ」


NICO Touches the Walls「ブキウギルティ」
春頃に聴いたアルバム「勇気も愛もないなんて」がとても良かったので、その中でも一番気に入った、5曲目に収録の「ブキウギルティ」がランクイン。この件に関しては、聴き始めのより新鮮だった時に書いた↓こちらのレビューが一番正確だと思うので、良かったらお読みください...!

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昼夜逆転じゃん? 目が冴えて
眠れない夜渦巻く変身願望
寄せちゃ返す波かしら
基本はあくまでウェイクアップ
嗚呼 こんな歌にするまでもないようなこと
歌にするくらい 罪深い俺の
断ち切らんない煩悩」



↓以下は、テレビやラジオで聴いて一時期ハマったものの、感想がうまく書けない楽曲群。
女王蜂に関してはちゃんと配信されてるものを購入して、ときどき愛聴しております。マッキーは特にCDを借りてもいないんだけど、とても魅力的に思えて、この曲だけはどうしてもベストソングに入れたかった!のです。↓

秦基博「スミレ」


⑮女王蜂「金星」


家入レオ「僕たちの未来」


槇原敬之「理由」



【おまけ】
岡崎体育「Voice Of Heart」
今年 最も注目を集めた男性アーティストと言えば、この人でしょうね。岡崎体育さん。
3月に、ミュージックビデオあるあるを歌ったミュージックビデオ「MUSIC VIDEO」 (ややこしいw) を公開し大きな話題を呼び、6月にメジャーデビューアルバム「BASIN TECHNO」をリリース。流行に疎めな僕でも今回はそれなりに興味を抱いていたので、CDを借りて聴いてみました。

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YouTubeにミュージックビデオとして既に公開されてるものが多かったので「映像ありきかな~」なんてのもあったのだけど、その前にどうも曲のクオリティが高いなと思って。こんなふざけたことをやっておきながら スマートにカッコいい曲を作って歌っちゃうあたり、流石だなぁと。
そんな中でも初めて聴く曲で気になったのが、「Voice Of Heart」です。この曲はなんと途中で歌詞を忘れてしまい、次第に「歌うこと」よりも「バイトの冷凍食品のこと」だの「鼻の下がヒリヒリすること」だの細かいことを色々気にし始めちゃって心の声が漏れまくる、という衝撃の展開が用意されてる楽曲。凄い面白いな~と思ってしばらく聴いてたのですが、さらにビックリなのは、なんと10月のMステ初出場でこの曲を歌うことになったということで。正直「マジかよ!?」と叫んでしまった。

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うん。恐らくほとんどの人がご存じの通り、「歌詞を忘れてしまう」というパフォーマンスをやりきった岡崎体育でございます。素晴らしかった。「いいぞ、もっとやれ。」としか言えない。今後が(いい意味で)心配になる歌手ですね。

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「けいいちくん、ゆうこちゃんにもちょっと、望遠鏡 覗かしたって~?
けいいちくん、ゆうこちゃんにもちょっと、望遠鏡 覗かしたって~?
けいいちくん、ゆうこちゃんにもちょっと、望遠鏡 覗かしたって~?.........」
(↑無限エコー...)


ということで、2016年は色々と賑やかな、大変楽しい年でした。

※ほかにもPerfume「Miracle Worker」、aiko「冷凍便」、パスピエ「ヨアケマエ」など好きな曲も沢山ありましたが、一枚の画像に収まるように選びたかったため、割愛させていただきました。

2017年も素敵な音楽にたくさん出会えますように!! では、この辺で。