静穏の日々

好きな音楽、テレビなどの趣味を気ままに。

平井堅のベストアルバムを借りてきて思ったこと。〜魅力的なCDパッケージと「カラフル」な音楽性

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最近 平井堅にハマってまして。つい何日か前にベストアルバム「歌バカ」二作を借りてきたんですけど、平井堅「裏 歌バカ」についてるブックレットの解説、これが面白すぎて読み出したら止まらない..。特に、久保田利伸、AI、秦基博三谷幸喜との製作秘話が興味深い。これを読むと、その曲を聴くのが何倍も楽しくなる。

そして、最後の解説に載ってるロッキングオンの方の文章、平井堅を「誰にでも分かることを、一見誰にでも出来そうだけど実は自分にしか出来ないやり方でやっている」と表現してるのがホントその通りだよなぁとえらく納得してしまった。あと、平井堅自身が自分で「相当コアな方じゃないと『全曲聴いてます』っていうの、ないんじゃないですかね」って言っちゃってるのもなかなか面白いw この自信のなさがとっても魅力的。
2005年の「歌バカ」の方では、「どこかほころびがあったり、歪んでたり、苦かったりするものが、本当のポップなんですよね」なんて語っており、これまた凄い名言。

で、ベストとかオリジナルアルバムとか借りて思ったけど、この人のCDのブックレットって、どれも解説が充実していて本当に素晴らしいと思う。何回も読み返したい、持っておきたいなってなるし、これぞ「解説書」というもののあるべき姿なんじゃないかな。来週リリースされる5年ぶりのアルバム「THE STILL LIFE」は予算的な都合で見送るけど、次にアルバム出るときには絶対に買いたい!と思った。

あと、ここ半年くらい色々と平井堅の曲を聴き続けて分かったけど、この人の作風ってホント「カラフル」なんだよね。どうやらシングルは前に出したものと被らないように計算して制作しているらしく、記念シングルだからこそマイナー系でいこうとか、アルバムの最初!とか、この部分!ってピンポイントで決めて収録するためにこれをシングルで出してみよう、とか、とにかくそういうのが凝ってるから、それがアルバムとしてまとまったものを聴いてみると、本当に、「カラフル」。
決して「シングルとオリジナル曲の集合体」とかそういうものではなく、もっと超越した完成度の高いものだなーと思う。全てが繋がって、輝いてる感じ。で、その巧みさっていうのが「歌バカ」以降からどんどん、年々 増してるように感じる。だからそういう意味で言ったら、こんなに面白いことやってる歌手はなかなかいないんじゃないかと。この面白さを納得して聴いてる人って世間的には案外 少ないと思うから、聴きながら「得した気分(*´ω`*)」とか思っちゃうのである。

そんな感じで、「THE STILL LIFE」にはとても期待してます。ということで、自分が応援する歌手に追加!これからも、次はどんな面白い曲が来るのかなーと楽しみに待っていよう。